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IT用語の基礎知識 

※文中の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標、登録商標、商品名である。 TMマークやRマークは記していない。(IT関連のアルファベット&略語はこちら


 ア行



アイコン icon
 正式名称はアイコニック・インターフェイス(iconic interface)。各種ソフトウェアを起動する際にクリックする絵(図)柄のこと。かつてはコマンドラインと呼ばれる、そのソフト独自の文字列をキーボードから入力する必要があった。このアイコンのように操作の際、視覚的な面から固有の情報が得られるものをGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェイス)と呼ばれる。

アクセス access 
 ある目的物に対して接続したり,読み込みや書き込みを行うこと。プロバイダの電話番号は「アクセスポイント」などという。

アドレス address
 ネットワークの場合,文字通り通信者の存在場所(住所)を示すもの。世界中に同じ物は1つとして存在しない。

アプリケーション  application
 普通はソフトウェアのことを示す。1つの目的(例えば仕事)のために使用されるソフトウェアをいう。

圧縮と解凍(展開)
 圧縮は,アプリケーションを使って作成した大容量のデータ等をアーカイバと呼ばれるソフトを利用してコンパクトにすること。この反対を解凍または展開という。圧縮の原理は,例えばab+ac+adという式をa(b+c+d)のように短く記述できるように,連続する文字や高頻度で出現する文字を極力短くすることでコンパクト化を達成している。データなどをネットで送信するときには,あらかじめ圧縮して余分な送受信の時間をカットすることがエチケットとなっている。

イラストレーター Illustrator
 米国アドビシステム社が発売している画像ソフト。出版関係者を中心に愛用者が多い。

インストール install
 ソフトウェアやOS(基本ソフト)などを組み込むこと。

インターネット internet
 世界中のコンピュータネットワークをつなげて地球単位のネットワークにしたもの。当初は軍事目的で発展し,次いで大学などの研究機関が相次いで構築を行った。似たような物にパソコン通信があるが,加入している会員同志のLANに近いもので,規模は比較にならないほどインターネットの方が大きい。

インターフェース interface
 パソコン本体とマウス・キーボードなど入出力デバイスを接続するための接点のこと。さまざまな仕様や形があるため不便この上ない。そのため最近ではUSBなどを中心に標準化に向かいつつある。

インポート/エクスポート import/export
 直訳の輸入と輸出のように,今使用しているアプリケーションに外部からのデータを取り入れることをインポートといい,反対に他のアプリケーションが使用できるようにデータを排出することをエクスポートという。 

一太郎
 螢献礇好肇轡好謄犲劼発売している日本語ワードプロセッサーソフト。ATOK(エイトック)という優れた日本語変換を搭載しており,マイクロソフト社のワードが普及しても一太郎には根強いファンが多い。

ウインドウズ Windows
 米国マイクロソフト社が開発したOS(基本ソフト)のこと。バージョンや使用目的によってさまざまな種類が存在するが,大きく分けると98やMeのようなWindows9x系,NTや2000のようなNT系に分別される。9xとNTは見た目はほぼ同じだが中身は全く別物で,NT系の方がシステムの堅牢性が優れている。

エクセル Excel
米国マイクロソフト社が開発している表計算ソフト。単純な足し算,引き算から高度な関数やマクロを使用することにより,見積もり・請求書や施工の工事写真の管理などにも使える高機能ソフト。

エクスプローラー explorer
 Windows 95以降に付属するファイル管理ソフトのこと。従来のファイル・マネージャー(Windows 3.1ほか)に似ているが,ディスクやネットワーク・ドライブの選択がフォルダの移動と同時にできるなど,細かな点で操作性が変わっている。Windows 98からインターネット・エクスプローラーと融合されており,インターネットへのアクセスが可能になっている。

エコーネット echo-net
 1997年に発足した国内のエコーネットコンソーシアムによって規格されているホームネットワークのひとつ。家電機器をエコーネットで結び,システム全体で,CO2削除,オゾン層の保護,医療費の削減,バリアフリーや安全な社会づくりなどを実現しようとするもの。

エラー error
 誤りのこと。データが通信などで化けるエラー(ピット化け)やシステムのエラーのことをいう。さまざまな場面で生じ,データ通信中に誤ったものに変化してしまうエラー(ピット化け)や,初心者などが犯すプログラムのミスによるエラーもある。エラーが生じたときに出るその旨のメッセージを,エラー・メッセージという。

お気に入りとブックマーク
 ブラウザでホームページを閲覧したとき,ここにURLを放り込んでおけば,次回からいちいちURLをキーボードから入力することなくワンクリックで開くことが可能である。

重い
 ホームページを閲覧するときやアプリケーションソフトを立ち上げるときにPCにかなりの負荷と時間がかかるようなときに使う。
 反対用語は軽快。「ワープロソフトは重いけどエディタは軽快で使いやすい」のように会話で使われる。

オンライン on-line
 一般にはネットに接続していることをいうが,最近ではパソコンを起動していることをオンラインと言っている。反対はオフライン。 

オンラインショッピング online shopping
 パソコンやプラウザフォンなどの端末を使ってインターネットを通じて買い物をすること。

 カ行



改行 line feed
 ライン・フィードともいい,行送りと同義語。ディスプレイやプリンタで1行分だけ行送りすることを指す。もともとは印字ヘッドが行の途中にあってもそのままで行だけ送ることを意味していたが,現在は復帰と改行をまとめて単に改行と呼ぶことが多い。改行の指示はエンター・キーまたはリターン・キーを使う。

書き込み write
 コンピュータのメイン・メモリ(主記憶装置)からハード・ディスク(補助記憶装置)などにデータを転送すること。
ネットワーク上の掲示板などにメッセージを掲載すること

カーソル cursor
 端末のディスプレイ上で,次に入力するための文字の入力位置を示すマークのこと。1字分の大きさをもつ長方形や下線などを用い,現在位置を示すために点滅している。

98
 キューハチまたはキュッパチと読む。かつて日本電気(NEC)が開発し販売していた日本独自仕様のパソコン。Windows95が出るに及んで事実上の世界標準であるDOS/V仕様のマシンに敗れ去った。
 ややこしいが,DOS/V仕様のパソコンの規格にもPC98というのがあり,こちらはキュウジュウハチと呼ぶ。

キーボード/マウス keyboard/mouse
 入力装置としては一番身近にあるもので,マウスは形がネズミに似ていることから名付けられた

ギガ Giga
 ギガバイト,ギガヘルツのように使う。1G=1000M(メガ)=1000000K(キロ)である。

クリック  click
 マウスのボタンをカチッと1回押すのがシングルクリック,カチカチッと2回素早く押すのをダブルクリックという。プログラムを起動させるときは大抵,マウスの左ボタンのダブルクリックである。

クリック&モルタル click & mortar
 既存の大企業が抱えている店舗や倉庫などの古めかしい建物を「レンガと漆喰」といっていたが,この実在店舗とオンラインショッピングサイトなどのネットビジネス上の電子店舗を結びつけて,新たなビジネスを展開する伝統型の大企業のこと。

罫線 ruled line
 ワープロソフトなどで一覧表を作成して見やすくしたり重要な箇所を強調するために引かれる線。

検索・検索サイト・検索エンジン(サーチエンジン) search engine
 欲しい情報を得るためのホームページを見つけるまでの操作とそのサイト。代表的な物にYahoo(ヤフー),goo(グー)がある。使い方は,いくつかのキーワードを入力して「検索」のボタンをクリックすると,そのキーワードが含まれているサイト(ホームページ)が順に現れる。

建設CALS/EC
 "Construction continuos Acquisition and Life-cycle Support / Electric Commerce"の略。国土交通省による公共事業支援統合情報システムで,公共事業の執行過程を電子的に行うものであり,2004年に国土交通省直轄事業に電子入札の導入を目標としている。

コンピュータ・ウイルス computer virus 
 人間に侵入するウイルスは知らず知らずのうちに感染し,潜伏期間を経て発病するように,主にネットを通じてコンピュータにこっそり侵入してシステムを破壊するプログラム。最近では社会問題化しつつあり,取り締まる側もウイルスの制作者であるところの一種の愉快犯に対しては厳罰を科するようになった。プログラムを少し変更して亜種や新種となるところも本物のウイルスそっくりである。中には本気で心配する方もいるが人間には感染しない。駆除するプログラムを「ワクチンソフト」という。少々解釈は異なるがワーム(イモムシやウジ虫の意味)という悪プログラムもある。ネット等を通じて感染するのは同じだが,ウイルスが他のコンピュータへ侵入して簡単に自己増殖するのに対し,ワームの方は何らかの手続きが必要である。これもワクチンソフトで駆除する。

コピー copy
 複写物をつくること。システムのバックアップやデータなどはコピーを常にとるように心がけたい。ただしソフトなどに対しての不正なコピーは犯罪であり,行ってはならない。

コンポーネント component
 構成部分,構成要素,部品,成分のこと。また,ハードウエアやソフトウエアなどを構成する要素,機能などの単位をいう。

 サ行



サイト site
 サーバーが設置されているコンピュータ環境,あるいはその管理者を指す。サイトはサーバーから情報を提供するとともに,ネットワーク上を流れる情報を中継する役割を持つ。

サウンド・カード sound card  
 PCに組み込んでスピーカとともに音を鳴らす事が出来るハードウェア。最近めざましく発展してきており,本格的なオーディオをも凌駕する音質を備える物が数多く出てきている。

サーバー server
 普通ネットワークではクライアントとサーバーとを対にして使用する。

自己解凍(ファイル) self-extracting file
 解凍プログラムを組み込んである(実行形式の)アーカイブ(複数のファイルをまとめて1つにしたもの)のことで,アーカイバ・ソフトがなくても,そのファイルを実行(ウインドウズやマッキントッシュではダブルクリック)すれば,自動的に解凍が行われる。

システム・ダウン system down
 何らかの障害によりシステムが全く動かなくなること。原因としてはハードウェアの故障,ソフトの不具合,通信回線の不良(最近ではウイルスも)などさまざまな要因が挙げられる。対策としてはパニックに陥ることなく,冷静になって原因を当たってみることが必要で,へたに動かして今まで蓄積してきたデータがすべて消えてしまうことがないように気をつけなければならない。案外単純な操作ミス(例えばコンセントを入れ忘れていたり,ケーブルがはずれていたりする)によることが少なくない。

シミュレーション simulation
 現実に起こりうる可能性がある事項をコンピュータで擬似的に発現させること。有名なものに航空パイロットを教育する際のフライトシミュレーターがある。似た言葉にエミュレーションがあるが,シミュレーションはソフトウェア的に,エミュレーションはハードウェア的に「ものまね」させることである。

ジャパンミュージアム Japan museum
 デジタル化された日本国内の美術館や博物館の主要収蔵品に関するデータベースを,インターネット上で利用できるようにするプロジェクトのこと。

情報ハイウエー
 行政主導で光ファイバーなどを利用した高速のネットワーク基幹網を敷設し,地域の情報通信基盤として活用するネットワークのこと。

書式設定 formatting
 文書入力や印刷の際の体裁を設定することをいう。具体的には用紙の大きさ,1ページあたりの行数,1行あたりの文字数,上下左右の余白の幅(マージン)などをいう。文書入力のための画面の設定と印刷のための書式の設定を別々に行う場合と,画面の設定が印刷の書式を兼ねる場合がある。

スキャナ scanner
 絵や画像などのアナログ情報をセンサーで読み取り,デジタル情報に変換してコンピュータに取り込む代表的な画像入力装置のこと。薄くて平らな形状で,A4サイズが読み込めるものが主流で,ほかに,ネガやポジといったフィルムからの読み込みを専用に行うフィルム・スキャナなどもある。

スマートメディア Smart Media
 東芝が開発したフラッシュ・メモリー・カードの呼称で,正式にはSSFDC ( Solid State Floppy Disk Card )という。デジタル・カメラの記憶媒体として使用されることが多い。

セル cell
 cell(セル)は細胞とか1つの空間の意味。表計算ソフトにおいては,表の1つのマス目をいう。セルA1とは,A行(縦の並び)の1列(横の並び)目のセルを示す。

セル・ポインタ cell pointer
 表計算ソフトで現在の(アクティブな)セルを示しているところ。太線で囲まれた四角なので見つけやすい。

センタリング centering
 文字列を文書の左右幅の中央に位置付ける機能で,「中央揃え」ともいう。文書の題名などに使うと体裁がよい。

全角/半角 
 全角は文字の大きさの基本となるもので,普通は漢字1文字の正方形を指す。半角は,全角文字を,縦をそのままで横を1/2の大きさにしたものをいう。

 タ行



ダウンロード/アップロード download/upload
 インターネットなどで,通信回線を利用してウェブサーバーの記憶域に保存されているデータを自分の記憶域に転送することがダウンロードで,この逆をアップロードという。

端末 terminal
 ホスト・コンピュータを使うための基本装置で,通常はディスプレイとキーボードを有する。最近では端末自身がパソコンに置き換わっており,ホスト・コンピュータと同等の性質を持ち始めているために,主従関係が曖昧になってきているので,端末ということばは死語になっている。

地域情報化
 住民・行政サービスの高度化を目指し,情報通信ネットワークを整備していくこと。具体的には,行政情報提供システム,地域カード,公共施設予約システムなどの各種システム,情報ハイウエーやケーブルテレビ網,地域イントラネットなどを整備していくのが目標,今後,開発目標達成の手段として,ITの戦略的な導入が図られる。

チャット chat
 インターネットを利用して,リアルタイムに複数の人たちでメッセージの交換をすること。オンライン・トークともいう。

テキスト/テキスト・ファイル/テキスト・データ text/text file/text data
 テキストとは文字列のこと。特殊コードを含む文字がなければ,ほぼあらゆるコンピュータ間やワープロなどで読み書き印刷も可能。
 テキスト(文字)だけで出来ているデータをテキスト・データ,テキストを内容とするファイルをテキスト・ファイルと呼ぶ。  

デジカメ
 デジタルカメラのことを略してデジカメという。パソコンに取り込んで画像編集ソフトなどを使って自由に加工できる。また,今撮影した画像をすぐに見ることが出来るので市場が急速に広まっている。

デジタルアーカイブ digital archive
 散在している膨大な遺跡,文化財,自然環境を,デジタル映像や文書にして記録・保管するシステムのこと。

デジタルミュージアム digital museum
 美術館・博物館に収蔵されている作品や作品解説などを,デジタルデータとして記録し,パソコン上やホームページ上で観賞できるようにしたシステムのこと。

データベース database
 データを大量に蓄積・整理して,コンピュータが処理しやすいようにしたファイルのこと。またはその集合。

デバイス device
 装置のこと。ストレージデバイス(外部記憶装置),レガシーデバイスなどのように使う。

テレワーク telework
 tele(遠隔)とwork(働く,仕事)を組み合わせた造語で,情報通信手段を使うことによって,時間と場所の制約から解放される柔軟な働き方のこと。

電子政府 electronic government
 行政と国民あるいは事業者間での業務をオンライン化し,そのネットワークを通して,国と自治体および地方公共団体が情報を瞬時に共有・活用できる状態とすること。

電子申請 electronic application
 インターネットを活用して役所への申請・届出などの手続きを行うこと。自宅や職場にいながらにして申請が可能。

電子入札 electronic bid
 インターネットなどを利用して入札手続きをすること。発注情報の収集から入札結果の告知まで,すべてインターネットを経由して行う。電子入札では,パソコンなどの端末に加えて,ICカードおよびカードリーダーが必要となる。

ドット dot
 ディスプレイでは絵や文字を点で構成するが,この点のこと。

ドットコム .com
 インターネットを活用したビジネスが中心の企業のこと。米国の一般企業のURLの最後の部分が「.com」であることが由来である。

ドメイン名 domain name
 インターネットに接続されているコンピュータ・システムに割り当てられる名前のこと。「gihyo.co.jp」といった略号で構成されるので覚えやすい。

ドライバ driver
 特定の周辺機器などを制御するソフトのこと。プリンタドライバ,デバイスドライバなどという。他のドライバと干渉してOSを不安定にさせることが多い。新しい機械を増設して不安定になる場合は,大抵このドライバに問題がある場合がほとんどである。

 ナ行



並べ替え(ソート) sort
 データをある特定の順番に並べ替えること。ソートともいう。データとしてあるものに一定の条件を与えて順序または規則正しくする。データベースソフトなどでは住所録などで名前をカタカナ順に並び替えたりして検索しやすいようにすることが可能。昇順と降順がある。

ネットワーク network
 データなどを伝送する通信網のこと。これを広く解して,加入者の端末を結ぶ電気通信回路網をいうことが多い。この場合,プロトコルと交換機能があり,端末と通信の結合性が定まっている必要がある。

ノート・ノートパソコン notebook-sized personal computer
 液晶画面を使い,全体をほぼA4判ノートの大きさにまとめたパソコンのこと。本来は携帯型として開発されたが,場所をとらない利点などから,現在ではオフィスや家庭でデスクトップのかわりをしているものと,モバイルコンピューティングの普及により軽く持ち運びができるものの2種類に分かれてきている。

 ハ行



バーチャル virtual reality
 日本語では仮想体験,仮想現実感などと呼ばれる。現実感を持った仮想的な世界をコンピュータ・グラフィックス(CG)などを用いてコンピュータの中に作り出す技術のこと。仮想世界を通してコンピュータにアクセスすることもできるので,コンピュータが使いやすくなる。

ハード・ハードウェア hardware
 コンピュータ・システムを構成する個々の機器を指し,それらの総称としても用いる。これに対して,コンピュータを動かすためのプログラムなどをソフトウェアという。

ハード・ディスク hard disk
 代表的な記憶装置の1つ。内蔵型と外付け型がある。読んで字のごとく装置内には磁気を帯びた堅い円盤が高速で回転してデータなどを読み込み格納している。精密機械なので衝撃に非常に弱い。

バイナリー・ファイル binary file
 2進形式のファイルのこと。テキスト・ファイルと異なり,コンピュータで実際に使用するそのままの形でプログラムやデータを記録したもの。 

パスワード password
 データベースや情報サービスなどを利用する際に,利用者本人であるかどうかを判断するために使用される文字列のこと。通常はユーザーIDと組み合わせて使用することで,コンピュータ・システムに正当なユーザーであることを示す。通常は暗号化されて保存されており,そのままでは読めないようになっている。

パソコン personal computer
 パーソナルコンピュータを略してパソコンという。

ハブ HUB
 複数のコンピュータをLANにつなぐための集線装置のこと。LANやUSBの配線などで使われる。また,コンピュータどうしの配線ばかりでなく,1台のプリンタや大容量のハード・ディスクをLAN内で共同使用する際や,ひとつのHUBからもうひとつのHUBに接続していくことで多段階に接続(カスケード接続)することにも利用される。

光ファイバー optical fiber
 光通信においてデジタル伝送路となるケーブルをいう。石英ガラスを主成分とするグラス・ファイバーと低価格化を目的に開発されたプラスチック・ファイバーに大別される。銅線と比べると大量で電気的障害に影響されない正確な情報を送ることができる。

ファイル file
 コンピュータでデータを扱うための基本概念。大きく分けると,文書を収めるテキスト・ファイルとデータやオブジェクトを収めるバイナリー・ファイルの2つがある。

フォーマット format
 .錙璽疋廛蹈札奪気覆匹両豺隋な源数や行などの書式を定めることをいう。
 記憶装置のメディアに対して,読み込み・書き込みが可能となるように記録形式を定めること。初期化(イニシャライズ)ともいう。
フォトレタッチソフト photo-retouching software
 写真などの画像をスキャナなどでパソコンに読み込み,修正するソフトのこと。印刷や画面表示を美しく行うために,スキャナで取り入れた画像の濃度・色やバランスを適当に修正したり,削除したりする。 

フォント font
 文字の大きさや字体をあらわす言葉。文字フォントの例としては,明朝体,ゴシック,クーリエ,イタリックなどがあり,毛筆体,教科書体などを含めているものもある。現在は縦,横に並べたマス目のどこに点があるかという形で文字を記憶するビットマップ・フォントと,文字の輪郭情報を記憶しておき,表示の際に計算によって描画するアウトライン・フォントの2種類が主流である。

ブラウザ brouser
 閲覧ソフトと呼ばれるもの。インターネット上にあるホームページやHTMLで書かれたプログラムをみるために必要。代表的なものにインターネットエクスプローラー(マイクロソフト社)とネットスケープコミュニケーター(ネットスケープコミュニケーションズ社)がある。

ブロードバンド broudband
 広域高速通信帯と呼ばれる。ブロードは「ブロードウェイ」のように広いことを意味する。大量のデータを高速に送信することが可能。日本では光ファイバーが本命と言われている。

プロトコル protocol
 約束事のこと。例えば日本人同士の会話が成立するのは,お互いに共通語として日本語を使うという暗黙の約束があるためである。コンピュータ同士の通信の場合は暗黙ということは一切ないので,事前にプロトコルを定めておく必要がある。

プロパティ property
 OS上のアプリケーションからアクセスできる属性を指し,公共の属性などとも呼ばれる。各ユーザーの使い勝手のよい属性をプロパティとして設定することもできる。

プロバイダ(インターネット・プロバイダ) provider 
 インターネットへの接続サービスを行うために,バックボーン・ネットワークを構築/管理し,他のプロバイダと相互に接続するものをいう。運営主体は大学,大企業,ユーザー・グループなどさまざま。日本国内では主としてNTTやKDDなどの第一種通信事業者から回線を借りるが,国際接続は,自分自身で専用回線を持つものと,それを借りるものとがある。ダイヤルアップIP接続で個人がインターネットを使うには,商用プロバイダに申し込む。

プロセッサ processor
 データ処理装置のこと。コンピュータではCPUやパス制御チップなどの半導体素子のことを指していうことが多い。また,コンピュータから出入力装置を除いた機能を指す場合もある。

フロッピーディスク floppy disk
 外部記憶媒体の1つ。現在主流の3.5インチのフロッピーディスクは,日本人の中松義郎氏が開発し,SONYが商品化した。安価で手軽だが記憶容量が1.44メガバイトしかないためレガシーデバイス(遺産的装置)となりつつある。

プリインストール preinstall
 OS(基本ソフト)やワープロ,表計算ソフトなどのアプリケーションソフトをあらかじめ組み込んでおくこと。

フリーズ/ハングアップ freeze/hang-up
 コンピュータがキーボードやマウスなどの入力デバイス(機器)からの入力をいっさい受け付けなくなること。あまりよい状況ではない。フリーズは凍結,ハングアップはお手上げという意味。最悪の場合システムダウンに至る可能性があるので,原因を究明する必要がある。

プリンタ・レーザープリンタ printer
 印字装置のこと。コンピュータの出力装置の1つで,演算結果や文字,図形などを紙に印刷する装置である。

ヘルプ help
 操作中にわからないことがあった場合,ツールバーの中のヘルプ(H)をクリックして参照すると解決のヒントが現れる。役に立たないことが多く,もっとヘルプの使い勝手をよくするようメーカーに望みたい。

ペースト paste
 現在編集中の位置に,クリップボード上のデータを貼り付けること。ペーストを何度実行してもクリップボード上のデータは消えないので,連続的にペーストを行うことが可能である。

ホームページ homepage
 HTMLでハイパーテキスト化されたインターネットの情報システムのこと。画像や音声,動画などを置くこともできる。

ポート port
 コンピュータと周辺機器の接続部で,ここを通じてデータが出入する。プリンタのためのパラレル・ポート,USBなどのシリアル・ポート,ネットワーキング用装置のインターフェースなどがある。

本体 computer,machine
 パーソナルコンピュータそのものだけのこと。モニターと対にして本体という。

 マ行



マイクロソフト Microsoft
 商業ベースとなるOSやワードやエクセルなどのソフトウェアなどで世界的なシェアを握っている米国のソフト会社。会長のビル・ゲイツ氏の名前はIT関係者のみならず一度はお目にかかったことがあろう。

マウスポインタ mouse pointer
 マウスの動作どおりに画面を動き,現在どこを指しているかを示すアイコンのこと。いろいろな種類があるが,普通は矢印(アロー)ポインタを表示する。範囲を指定するときは十字ポインタ,文字入力のときはI字型(Iビーム)ポインタ,時間のかかる処理の待ち時間を示す場合は,腕時計(砂時計,ビーチボール)ポインタを表示する。

マック Mac
 米国アップルコンピュータ社がつくっているマッキントッシュというコンピュータの愛称。いわゆるDOS/V仕様のWindowsマシンと比較するとグラフィックスの方面に強いため,デザイナーや出版関係者,造園家の中にも根強い支持者がいる。

マニュアル manual
 パソコンやソフトウェアを購入すると付いてくる取扱説明書。親切に書いてあり分厚いものも多いが,執筆者の日本語能力を疑うものがほとんどであり,本当に分からなくて困っていることは小さく書かれていたり,まったく役に立たたないことが多い。

右寄せと左寄せ left justify& right justify
 左寄せは入力した文字などを行の左端を揃えること。文章入力を行うソフトでは,入力した文字を自動的にセルの左に詰めるものが多い。右寄せは行の右端で揃えること。表計算ソフトなどでは,数字が入力されると自動的に右詰にするものが多い。

メモリー memory
 データや命令を記憶するもの全般をさす。動作速度はさまざまで,フロッピー・ディスクのようにミリ秒で動くものもあれば,RAMのようにナノ秒で動くものもある。
RAMのように電荷の蓄積や能動素子を利用するもの(ICメモリ),磁気ディスクのように磁化を利用するもの,光磁気ディスクのようにその複合作用を利用するものなどがある。

メディア(マルチメディア) media
 一般に広く使われるが,記録媒体のこと。フロッピーディスク,ハードディスク,CD,MO,DVDなどを指す。紙も重要なメディアの一種である。また,本,TV,ラジオなども情報メディアと呼ばれたりマスメディアとも言われる。

モデム modem
 変復調装置という。アナログからデジタルへ,またその反対のデジタルからアナログへ変調させる機械。FAXを送信するときやプロバイダに接続するときに「ピーッガガガー」という音が聞こえるが,あれはアナログデータをデジタルに変換しているためである。ただし最近のADSLモデムではそのような音は出ない。

モバイル(コンピューティング) mobile
 移動するコンピューティング。携帯型のコンピュータを車の中,電車の中,あるいは外出先,つまり決まったデスクの上以外で使うことをいう。小型の情報携帯端末,サブノート型のパソコン,これに通信用のPHSや携帯電話などを組み合わせて活用する。 

モニタ・ディスプレイ monitor display
 人間がコンピュータと対話するための表示用端末装置のこと。キーボードなどから入力した内容や,コンピュータから出力したい内容を表示する。カラー表示が一般的で,表示器の種類はブラウン管型,液晶型,プラズマディスプレイ型に大別される。

文字化け illegal character
 プリントアウト(印刷)したりメールを受信したときなど解読不能な文字列になっていること。ドライバやフォントが適正に組み込まれていないことが原因。

 ヤ,ラ,ワ行



ユーザー user
 コンピュータシステムを利用する人のこと。

ユーザーID user Identification
 ユーザーにつける名前。複数ユーザーを持つコンピュータ・システムで用いるユーザー識別番号。これによってユーザーを区別し,利用料金などを計算する。

ランドスケープ/ポートレート landscape/portrait
 最近ではあまり聞かなくなってきたが,表計算ソフトを印刷するときの印刷の向きをいう。
 ランドスケープは用紙を横にした印刷。ポートレートは縦向きの印刷である。

レイアウト layout
 構成や配置などを設計すること。ワープロなどで文書を作成するとき,文字の大きさや改行幅,図版の配置,色使いなどを決めること。

レーザー・プリンタ laser printer
 電子写真式プリンタのひとつ。レーザーを使って,印刷イメージを感光ドラムに照射し,帯電した部分にトナーを付着させて紙に焼き付ける方式のプリンタ。動作音が静かで印刷速度が速い。 

ワード・プロセッサ word processor
 ワープロは略。英文や和文などの文書をディスプレイ上で作成し,編集するエディタまたはそのための専用機のこと。印刷することもでき,実務に広く使われている。編集したものは文書ファイルとして保存されるので,必要に応じてそれを呼び出し,編集しなおすことができる。

ワード Microsoft Word
 米国マイクロソフト社が販売しているワードプロセッサソフト。あらかじめパソコンにソフトを組み込むプリインストールでパソコンに組み込まれていることが多く,マイクロソフト社はOS(Windows)の開発元でもあるためOSとの親和性も良い。


 アルファベット&略語

ADSL Asymmetric Digital Subscriber Line
 米国Bellcore社の開発した既存の電話回線を利用する通信技術のこと。既存の電話と共存できるという利点がある反面,電話音声より高い周波数帯域(50k〜100kHz以上の周波数領域で400kHz帯域幅)を利用するので電話局からの伝送距離に制限がある。

ATOK Advanced Technology OF Kanakanji transfer
 ジャストシステム社によって開発された日本語入力ソフトのこと。かな漢字自動変換から命名したもので,もともとはワープロソフト「一太郎」に付属していた日本語入力FEPである。「ATOK8」からは単体で発売されている。

CAD Computer Aided Design
 設計作業をコンピュータで支援しながら行うことで,作業の効率化や生産性,信頼性の向上などが期待できる。機械設計,建築設計,論理回路設計などの分野でCADシステムが開発されている。

CD−ROM Computer Disk Rend-Only Memory
 音楽用コンパクト・ディスクを読み出し専用メモリ(ROM)として使った高密度記録媒体のこと。セクタ長は一定で,連続した螺旋形のトラックに沿ってピットと呼ばれる突起が並んでおり,そのピットの並び方によってデータを記録する。直径は12cm,記録容量は700Mバイトで,低コストで大容量のデータを供給できる。

CD−R/W CD ReWritable
 1000回程度のデータの書き換えが可能なCDのことで,データの書き換えには相変化記録方式を用いている。現在市販されているCD-Rも同時に扱えるものが多く,用途によっては使い分けが可能である。容量は最大で650Mバイト。 

CI-NET
 "Construction Industry Net Work"の略。標準化された方法でコンピュータネットワークを利用し建設生産に関わるさまざまな企業間の情報交換を実現し,建設産業全体の生産性向上を図ろうとするもの。(財)建設業振興基金の建設産業情報化推進センターが運営。CI-NETの検討は国土交通省,学識経験者,関連団体・企業の協力を得て,建設産業におけるEDI標準の他,建設資機材コード等の電子データ交換のための標準の策定,利用推進,広報・普及活動を行っている。

CPU Central Processing Unit
 中央演算装置と訳す。パソコンの心臓部とも頭脳ともいえる装置。MPUもほぼ同義語といえる。キーボードやマウスからの入出力命令の一切を制御している。米国インテル社が世界中で圧倒的なシェアを誇っていたが,最近になって米国AMD社からも高速の互換CPUが発売され,インテルの牙城が崩れつつある。

CRT Cathode-Ray Tube
 カソードレイチューブ。そのまま訳すと陰極線管という。ブラウン管のことでディスプレイやTVもその仲間。最近はCRT方式ではないTFT(薄膜トランジスタ)方式のディスプレイに移行しつつある。

DOS/V 
 パソコンの仕様(アーキテクチャ)の1つで,米国IBM社が作っていたPC/ATとその互換機(これをコンパチブルマシンという)のことをいう。正式の用語ではなく,日本でこのように呼ばれているに過ぎない。米国IBM社の仕様だが,事実上の世界標準(これをデファクトスタンダードという)であり,基本ソフトのWindows95が発売されるに及んで日本の業界標準であったNECのPC−98シリーズの牙城を崩した。 米国IBM社は,本来自社だけのものであるアーキテクチャを広く公開したため現在のデル社やヒューレットパッカード社などが互換パソコンを作り販売することが可能になっている。両社とも本家のIBM社より売り上げ高が大きい。

DVD Digital Versatile Disk
 次世代デジタルディスクの統一規格のこと。ビデオ映像の記録以外にも,さまざまな用途があり,読み出し専用の「DVD-ROM」,一度だけ書き込める「DVD-R」などがある。現在のCDに代わる次世代のメディアとして普及しつつある。

DVカメラ digital camcorders
 画像をデジタル方式で録画・再生するビデオ・カメラのこと。多くのハンディ・タイプのデジタル・ビデオ・カメラにはDV端子が備わっており,これを使うことでパソコンなどにデータを劣化させることなく転送することができる。

EDI Electronic Data Interchange
 「電子データ交換」と訳され,企業間で商取引に関するデータをネットワークシステムを介してやりとりすること。企業がコンピュータ入力した情報を,取引先企業のコンピュータに人手を介さないで電子的に送信する。EDIは,技術的にはオンラインのデータ交換をベースにして,さらに「標準的な規約」でデータ交換しあうところが重要なポイントとなる。それゆえに新たな情報インフラと位置づけることができる。

e-Japan戦略
 2001年1月にIT戦略本部により打ち出された国家戦略。その内容は5年以内に世界最先端のIT国家を目指すというもので,実現方策として,超高速ネットワークの整備・競争の促進,電子商取引の推進,電子政府の実現,人材の育成強化といったことが盛り込まれている。

e-mail electronic mail
 電子(electronic)メールのこと。インターネットの普及により世界中に瞬時に送信が可能になった。文章の他に画像や音声なども添付して送信することが出来る。

eマーケットプレイス e market place
 複数の売り手と買い手が,N対M(1対多)で企業間取引を行なうためのインターネット上での場のこと。

eリテール e retail
 商品の小売り,購買,決済などをインターネット上で行う小売業の形態のこと。

FAXモデム
 →モデムの項を参照

GIS(地理情報システム) geographic information system
 コンピュータに登録した地図データ上で,道路や建築物,電気・ガス・水道・電話線とといったインフラの状況や,それらに関する統計情報,属性情報など,さまざまなデータを統合的に分析・表示するシステムのこと。

GPS(全地球測位システム) global positioning system
 アメリカの人工衛星24基と移動通信端末を使用し,現在位置を測定するシステムのこと。

H゛
 DDIポケットグループによって開発されたPHSのこと。「エッジ」と読む。従来のPHSの欠点である通話の途切れを改善するために,通話中に感度の優れた電波を探し続け,接続が確認できた時点で随時切り替えるツイン・ウェーブ機能を搭載した。

IEEE Institute of Electrical and Electronics Engineers
 米国電気電子技術者協会のこと。米国の電気,電子技術者から構成される協会で,電気関係から原子核工学,コンピュータ関係にいたる広汎な範囲を含む世界最大規模の学会である。1963年にIRE(無線技術者協会)とAIEE(電気技術者協会)とが合併して設立された。LANその他のインターフェース規格制定に大きな影響力をもつ。

IEEE1394
 米国アップル社とテキサス・インスツルメンツ社が提唱したFire Wire規格をベースにしたシリアル・インターフェース規格で,IEEEが標準化した。100M/200M/400Mbps(S100,S200,S40とも表記)の転送速度が規格化されている。映像や音声など,大量のデータ転送が発生するマルチメディア分野での利用に主眼を置いている。

IME Input Method Editor
 マッキントッシュやウインドウズで使用される日本語入力ソフトのこと。キーボードからの入力を目的の文字に変換するプログラムで,2バイト文字の言語で必要とされる。インプットメソッドと書かれることもある。キーボードには基本的に英数字キーしかないので,ひらがなや漢字を直接入力することができない。日本語を直接入力するためには,かな漢字変換プログラムのような変換ソフトが必要になる。

ISDN Integrated Services Digital Network
 サービス統合デジタル網と訳し,普通のデータだけでなく音声や画像などの情報もすべてデジタル信号化して伝送するネットワークのこと。

IT Information Technology
 Iはインフォメーション(またはインテリジェント),Tはテクノロジーで,情報技術のこと。コンピュータによる情報通信技術の発展だけでなく,それらを有機的に統合して各種産業をはじめ日本全体の構造改革と効率化を目指している。

IT革命 IT revolution
 パソコンやインターネット,携帯電話などのIT機器の爆発的な普及によって,個人のライフスタイルから産業構造,マスメディア,行政のあり方までもが,大きく変化していく状況のこと。

IT基本法
 高度情報通信ネットワーク社会の形成に関する施策を,迅速かつ重点的に推進することを目的として,政府の基本的な取り組み方針について定めた法律。2001年1月に施行された。すべての国民による高度情報通信ネットワーク利用実現を基本理念とし,政府が具体的な重点計画と策定すべきことを定めている。

ITコーディネーター IT coordinator
 人材不足からIT化が進まない中堅・中小企業を支援するために創設された新しい公的資格のこと。

IT戦略本部/IT戦略会議
 2000年7月に,IT革命を推進するための国家戦略を立て,その具体策を検討・推進するために設けられたのがIT戦略本部。森義朗元首相を本部長とし関係省庁の閣僚で組織された。この本部の下に民間有識者からなるIT戦略会議が置かれた。議長は,ソニー会長の出井伸之氏。

iモード i-mode
 NTTドコモが提供しているもので,携帯電話を利用して,さまざまなネットワーク・サービスを受けられるシステムのこと。たとえば,サイト接続によって銀行の残高照会や振込み,タウンページの番号検索,メールの送受信,コンテンツ表示などのオンラインサービスなどがある。パケット通信を利用しているため,通話時間ではなく,送受信されたデータ量をもとに通信料が計算される。

JPEG Joint Photographic Experts Group
 カラー静止画像の圧縮の規格をつくるために設立された委員会。この組織の規格が標準となっている。多くのグラフィックス・ソフトはこの形式を扱うことができる。ジェイペグは他の画像ファイルより小さくでき,しかも画質が落ちないなどの特長があり人気を得ている。

LAN Local Area Network
 同一建物内でコンピュータやプリンタ・サーバーなどを高速広帯域回線で結合したネットワークのこと。分散処理ができるので,負荷を分散し,信頼性を高めることができる。結合の方法としては,スター型,バス型,リング型がある。

MO(MOディスク,MOドライブ) Magnet Optical
 Mはマグネット(磁気),Oはオプティカル(光)で光磁気ディスクを指す。日本では一番普及している大容量のリムーバブル(脱着可能)メディアである。

MP3 Mpeg audio layer 3
 MPEG規格において,オーディオ部分を規定したパートのうち,Layer3に分類される手順を利用して作成された音声圧縮ファイルの俗称。

MPEG moving picture experts group
 動画機とそれに付随する音声の圧縮標準のこと。

MS−DOS(PC−DOS)  Microsoft Disk Operating System
 ウインドウズが一般的になる前の汎用OSのことで,現在このエミュレータがウインドウズの中で使える。

OFFICE2000
 ワープロソフトや表計算ソフトなどの,事務処理などでよく使われるソフトウェアを一まとめにしたソフトウェア・パッケージのことをオフィスといい,2000年に発売されたものを指す。

OS Operating System
 オペレーティングシステム。基本ソフトと訳す。パソコンを動かすには,まずBIOSという入出力に関する小さなプログラムが最初に起動し,その後OSが起動する。

PCIスロット Peripheral Component Interconnect slot
 PCIはインテル社が1992年に提唱したパス規格。CPUやその周辺のハードウェアの高速化,ソフトウェアの大型化に伴い,データ転送をもっと早くすることが必要となり,高速なパスが必要となった。そこで,CPUとローカル・パス用拡張ボードとの間にブリッジ回路を入れ,特定のCPUに依存しないようにしたPCIパスが考案された。

PCカードスロット  PC Card slot
 正式な名称はPCMCIAカードという。以前はICメモリ・カードといい,主としてメモリに使用されてきたもので,現在はFAXモデム・カード,Ethernetカードなどカード型のデバイスも含め,PCカードという。

POP  Post Office Protocol
 メール・サーバーが受信したメールを,ローカルの(自分が使用している)コンピュータに転送する際に使用されるプロトコル,あるいはサーバーのこと。

SCSI  Small Computer System Interface
 パソコンなどの小型コンピュータと周辺機器を接続するための標準インターフェースで,8ピット並列信号を扱い,7台までの周辺機器を接続することが可能である。互換性のある周辺機器の開発を目的として,ピン数,ピンの役割,電圧,やりとりするデータのピット数,データ転送速度などのハードウェアについて,1986年にANSIで規格化された。

TFT  Thin Film Transistor
 ノートパソコンのディスプレイ装置などに使われている液晶のこと。フィルム状の薄い膜のトランジスタを利用して,画面上の各ドット(点)をコントロールして画像をつくる。液晶ディスプレイ装置というと全体的に暗く,角度によって見えにくいという欠点があったが,TFT液晶はこの欠点を改善した。

URL  Uniform Resource Locator
 Webサーバーを利用するための表記のこと。これを使って,インターネット上のコンピュータにある情報資源を特定する。

USB  Universal Serial Bus
 キーボード,マウス,スピーカー,モデム,プリンタなどの比較的低速な周辺機器とパソコン間の接続を,すべて同じコネクタとケーブルで統一するためのインターフェースを指す。

WWW (Web) World Wide Web
 情報をハイパーテキスト形式で表した分散データベース・システムのことで,インターネット上の情報を統一的に得ることができる。ヨーロッパの原子核研究所(CERN)で開発された。クライアント/サーバー型のアプリケーションで,マルチメディアに対応している。Webは「蜘蛛の巣」を意味し,WWWとは,世界中を蜘蛛の巣状に結んでいるというような意味である。

ZIP
圧縮ファイルの1つ。米国PKZIP社の開発したソフトで圧縮すると拡張子がzipというファイルができる。 米国アイオメガ社が開発した外部記憶装置の1つ。 


経済関係新カタカナ用語

※文中の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標、登録商標、商品名である。TMマークやRマークは記していない。


イノベーション innovation
 革新,刷新,新機軸というような意味で,新製品開発や新資源発見など,旧来のものに代わって新規のものが登場することをいう。

インターンシップ internship
 企業などの見習い,研修,実習訓練期間のこと。しかし,日本では近年,大学生や高校生が在学中に自らの学習内容や将来の進路などに関連した職業体験をすることもインターンシップと呼んでいる。

カスタマーアライアンス customer alliance
 カスタマーは「顧客,得意先,取引先」,アライアンスは「連合,同盟,協力,提携」という意味で,企業と顧客、あるいは顧客と顧客が深い対話と密接な協働を行う場を提供することによって、新商品の企画開発を行い、商品の利用方法を考案していくという先進的な経営戦略のこと。

キャッシュフロー cash flow
 一定期間内に企業が出し入れした資金の額。または,一定期間内の現金の変動状態や営業活動などによって利用可能になった現金量のことを指す。その企業の一定会計期間の資金の収支を営業活動,投資活動,財務活動に分けて表示したものを「キャッシュフロー計算書」という。キャッシュフローが増えれば外部への依存度が低くなり,新規投資などに使え企業の活動範囲が拡大する。財務内容の健全さを示す指標の 1つ。

シーリング ceiling
 もともとは天井・上限を意味する言葉で,価格,賃金などの最高限度額をいう。 また予算の概算要求枠の意味もあり,要求額が前年度と同額の場合は「ゼロシーリング」,前年度を下回る場合は「マイナスシーリング」と呼ばれる。

シェア share
 持ち分,分け前,株といった意味を持つが,マーケットシェアの略として,市場占拠率,市場占有率の意味で用いられることが多い。企業の独占度の指標となる商品の販売高の比率をいう。

スキーム scheme
 計画,起案,公的な計画,事業計画,組織,機構,図式,概要図などの意味がある言葉。陰謀,たくらみといった意味で使われることもある。また「カラースキム」といえば庭園などの色彩配列計画を意味する。

ストックオプション stock option
 企業の役員や従業員に与えられる自社株購入権.事前に決めた価格で株式を購入することが可能。また,自社株購入権を行使して得た利益に所得税を課税することを「ストックオプション課税」という。

ディスクロージャー disclosure
 経営公開,企業情報公開,企業内容開示の意味。株主や投資家に向けて,企業が自社の経済的情報などを広く公開すること。
デフレスパイラル deflationary spiral
 物価の下落と企業収益の悪化がらせん状に繰り返され,不況が深刻化していく現象をいう。

バランスシート balance sheet
 貸借対照表のこと。ある一定時点での企業の財政状態を明らかにする計算書類を指していう。略してBSともいう。

ファイナンス finance
 財務,財政,金融,資金源,融資,資金調達,財政学のこと。

ファンド fund
 基金,資金,信託財産のこと。

ペイオフ payoff
 銀行などの金融機関が経営破綻した場合、金融機関から集めた保険料によって保険対象となる預金について一定限度まで預金者に払い戻し、そのうえで金融機関を清算する制度。日本では預金者1人当たり元本1000万円までとその利子が支払い保証の上限額とされている。現在(2001年12月)はペイオフは凍結されており,公的資金で全額保護の特例措置が取られているが、2002年4月から定期預金など、2003年4月から普通預金などでペイオフ凍結が解除される予定。

ペイロール pay-roll
 給与計算,給与支払い簿のこと。従業員の給与を所得税法・労働三法・社会保険関連法令などの法規制に則って正確に計算する。アメリカでは給与計算を代行するペイロール・サービスを業務とする企業が業績を伸ばしている。給与情報・勤怠情報に基づき、賃金規程に従って、顧客企業人員の給与計算を代行するもので,日本でも近年徐々にペイロール・サービス業が確立されつつある。

マネーサプライ money supply
 日本銀行と市中金融機関から供給される通貨供給量を指す。すなわち,企業や家計など,国内の民間非金融機関が保有する通貨総量のこと。

リスクマネジメント risk management
 リスクとは損失,損害が生じる事故発生の危険性のことで,さまざまなリスクに対して不安を和らげようとする行為をいう。マネジメントの方法としては,リスクコントロール(risk control)とリスクファイナンシング(risk financing)がある。リスクコントロールは,事故のないように事前に対処することで,リスクファイナンシングは,事故が起きたときに損失を保障するように事前に対処しておくことである。

マネー・ロンダリング money laundering
 資金洗浄の意味。不正資金を銀行の口座から口座へと転々とさせて資金源を分からなくすること。

モーゲージ mortgage
 抵当および抵当権のこと。

リストラクチャリング restructuring
 いわゆるリストラのこと。企業再構築。非採算事業からの撤退や成長分野への進出という事業内容の再編,また人員削減や組織見直しなどの動きをいう。

ロジカルシンキング logical thinking
 論理的な思考・構成能力。ビジネスなどにおいて,現状分析に基づき仮説を構築して最適な問題解決法を導き出す力となる。

ワークシェアリング work sharing
 雇用調整策の一つで,労働時間の短縮などによって,就業者と失業者が仕事を分かち合うこと。「雇用機会」「労働時間」「賃金」という3つの要素の組み合わせを変化させることを通じて、一定の雇用量をより多くの労働者の間で分かち合うこと。ワークシェアリングは、その目的からみて以下の4タイプに類型化することができる。仝柩儖飮型(緊急避難型):一時的な景況の悪化を乗り越えるため、緊急避難措置として従業員1人あたりの所定内労働時間を短縮し、社内でより多くの雇用を維持する。雇用維持型(中高年対策型):中高年層の雇用を確保するために、中高年層の従業員を対象に当該従業員1人あたりの所定内労働時間を短縮し、社内でより多くの雇用を維持する。8柩兪禄亰拭Ъ唆伴圓某靴燭塀業機会を提供することを目的として、国または企業単位で労働時間を短縮し、より多くの労働者に雇用機会を与える。ぢ人予業対応型:正社員について短時間勤務を導入するなど勤務の仕方を多様化し、女性や高齢者をはじめとして、より多くの労働者に雇用機会を与える。

401kプラン 401k plan
 確定拠出型年金制度のこと。アメリカの内国歳入法401条(K)項にその名の由来がある。 退職時の企業年金の給付額を事前に決めるのではなく、毎年の拠出額のみを決めて、積み立てた資金の運用実績で将来の給付額が決まる企業年金の仕組み。運用がうまくいくとより多くの年金を受け取る半面、運用に失敗すると払い込んだ年金額を下回るリスクがある。運用商品は預貯金や株式、公社債、投資信託が中心となり、導入が正式に決まれば、株式相場にも資金が流入するとの期待感もある。

OEM
 "original equipment manufacturing"の略で,取引先の会社の商標(ブランド)で販売される製品の受注生産のこと。すなわち自社で生産した製品に,相手方製造業者の商標をつけて相手に供給することをいう。一種の委託生産で,自動車部品,機械部品,家電製品などの生産にしばしば採用される。経営効率を高めるメリットがあるが, ブランドに対する企業責任が不透明になるという欠点もある。


アルファベット&略語

A



A.A.S. 【園】
 "All America Selections"(オール・アメリカ・セレクションズ)の略。北アメリカ大陸の家庭園芸の普及に向けて1932年に設立。現在,世界で最も優れた新しい品種が集まる審査会として評価されている。A.A.S.受賞品種に与えられるエンブレムは,家庭園芸のシンボルマークとまで言われ,世界中の育種家の胸をときめかす存在となっている。

AE剤 【材】
 "air entraining agent"の略で空気連行剤のこと。コンクリートを強くするための混入剤。

AIPH 【園】
 国際園芸家協会。"Association Internationale des Producteurs de I'Horticulture"の略。1948年設立。日本では1985年,国際花と緑の博覧会開催のために(社)日本造園建設業協会が加入。園芸家の国際レベルの交流や情報交換,技術開発,研究奨励,職業訓練などを目的としている。

 B



BLマーク 【材】
 "better living mark"の略で,日本の消費者マークの一つ。住宅部品の品質・性能・施工性・価格などを検査して認定される。

BOD 【環】
 CODと同様,水質汚染の度合を測るのに用いられる指標で,生物的酸素要求量ともいう。バクテリアが水中の有機物を分解するのに必要な酸素の量のこと。

 C



CEEF 【環】
 "closed ecology experiment facilities"の略で,閉鎖型生態系実験施設のこと。地球という閉鎖系の環境での物質循環を総合的に研究する。

CFEリポート 【環】
 "caring for the Earth report"の略で,持続可能な生活様式実現のための戦略報告書。国連環境計画,世界自然保護基金,国際自然保護連合が共同で発表した。

CFT構造 【工】
 "concrete-filled steel tube structure"の略で,鋼管コンクリート構造のこと。建設省(現・国土交通省)の新都市ハウジングプロジェクトが開発した建設技術。

CIDIE 【環】
 "Committee on International Development Institutions on the Environment"の略。環境に関する国際開発機関委員会。14の国際開発機関などで構成。事務局はケニア・ナイロビの国連環境計画(UNEP)本部にある。

CIFORC 【他】
 "Center for International Forestry Research"の略で「国際森林林業研究センター」のこと。

CM方式 【工】
 CMとは「コンストラクション・マネージメント(construction management)」の略で,直訳すると「建設管理方式」となる。建設の企画・設計・材料手配・施工などの管理全般,または一部を発注主に代わって行う方式のこと。設計業者や建設コンサルタントなどがCM業者となるケースが多く,発注者を支援するコーディネート役として各施工業者を選別し,個別に契約を交わす。CM業者は工事の品質やコストを管理するため,設計や現場の事情,経営感覚などを総合的に身に着けていることが必要。CM方式には以下のような長所がある。[通の中間システムをカットすることにより,質を落とすことなく建築費20〜30%減のローコスト化の実現が可能。建築の画一化を防ぎ,建築デザイナーによる個性あふれる建物づくりが実現。施主の建築に関するポリシーや希望が,各専門工事業者にダイレクトに反映できる。だ澤彁務所を中心に,施主が参加して各専門工事業者を選定できる。国土交通省はCM方式を「コストの透明性を図る有効な手段」「地方自治体が公共事業を発注する際の補助役」と位置づけ,本格的な導入を視野に研究会を立ち上げ,CM業者に対する許認可制度の有無や,発注者である自治体との契約の仕方や責任分担,保険制度の在り方などCM方式の問題点を洗い出し,ガイドラインを作成。ゥ瀬ぅ譽トの受注なので施主の顔が見え,細かい配慮で満足のゆく仕事が可能。近年のCM方式の事例としては,東京都新宿のNTT新宿ビルがある。

COD 【環】
 水質汚染の度合を測るのに用いられる指標のこと。化学的酸素要求量ともいわれ,水中の有機物を酸化するのに消費される酸素の量を指す。前項のBODに比べると短時間で測定できることから広く用いられている。

COP3 【環】
 地球温暖化防止京都会議(正式には気候変動枠組み条約第3回締約国会議)ともいい,1997年12月に160か国の代表が京都に集結して行われた地球温暖化防止に関する会議のこと。会議の最終日に採択された京都議定書には,先進国の二酸化炭素,メタンなど温室効果ガスの総排出量の削減目標が定められ,歴史的に意義の大きい会議となった。

CORINS 【工】
 「コンストラクション・レコード・インフォメーション・サービス(Construction Records Information Service)」の略で,「コリンズ」と読む。公的発注機関(国,地方自治体,およびNTTや電力会社,JR等の公益民間企業を指す)が発注した公共工事の概要と技術特性等について,(財)日本建設情報総合センターが受注者側から提出された工事実績データを蓄積し,検索などの機能により公共工事発注機関および建設企業に対してその情報を提供する情報サービスのこと。

CVM 【環】
 "contingent valuation method"の略で,「仮想評価法」のこと。自然や景観の経済的価値を算出して環境保全に役立てる手法。

 D



DIY 【般】
 "Do It Yourself"の略で,「手づくり」といった意味。日本では「日曜大工」というような意味合いをもつ。庭づくりについていえば,垣,柵,テラス,デッキ,簡単な石工事や池工事などを専門家に依頼せずに自分でつくること。

 E



EC 【植・科】
 "Electric Conductivity"(エレクトリック・コンダクティビィティ)の略で,電気伝導度のことをいう。土壌中のECを測定すれば,塩類濃度が分かり,植物がどの程度の生育障害を起こすかを判定することができる。

EM 【園】
 "effective microorganism"の略。園芸用堆肥をつくるのに使う発酵促進剤のこと。

EMAS 【環】 
 "Eco-Management and Audit Scheme"の略で,企業活動における環境パフォーマンスの継続的な改善を目的に,1993年7月に施行,95年4月から運用が開始されたEUの規則。工場・事業場が環境マネジメントシステム(EMS)を構築し,内部監査の結果を環境声明書にまとめ,それを外部の公認環境認証人が検証して公表する枠組みで,EMSの継続的改善のみで環境パフォーマンスを直接問わないISO14001より一歩踏み込んでいる。

EPA 【環】 
 "Environmental Protection Agency"(米国環境保護庁)の略称。人の健康と,生命が依拠する水,大気,陸地などの自然環境を保全することを目的に,1970年に設立された。大気保全(CAA=大気浄化法),水質の浄化及び保全(CWA=水質浄化法),汚染された土地の浄化(CERCLA=いわゆるスーパーファンド法),廃棄物の適正処理(RCRA=資源保全回収法)のほか,食物の安全管理,リスクマネジメント,物流など広範な対象領域と根拠法令,そして強い権限を有する。1999年10月に承認された2000年会計年度予算は,75億9,000万ドル(約8,000億円)。 

EPE 【環】
 "Environmental Performance Evaluation"の略。環境パフォーマンス評価のこと。組織の環境に関する活動や実績などを,定性的・定量的に評価する手法のこと。国際規格としては,ISO/TC207におけるSC4でISO14031として策定が進められ,1999年に発行された。基本的には環境マネジメントシステム(EMS)同様P−D−C−Aのサイクルで運用し,評価するための「指標」の選択・開発が重要となる。中小企業などEMSを構築していない事業者が,独自にまた簡便に環境保全に取り組む有効なツールとして注目され,日本でもISO14031の発行を受けて,環境省が99年9月に「環境活動評価プログラム」を改訂した。

EPI 【環】  
 環境パフォーマンス評価を行うために開発される指標のことで,"Environmental Performance Indicaters"の略。大きく運用面とマネジメント面のパフォーマンス指標に分けられる。事業者が内部の評価・意志決定の際に自らこれを用いて,関連情報を取りまとめて広く開示することにより,事業者の取り組みの促進に役立つとされる。EPIに関しては,環境省が2000年5月に検討会を立ち上げて,事業活動に伴う環境負荷量など,事業者のEPIのための指標群を整理している。

 F



F1種 【植】
 "first filial hybrid"。1代雑種。異なる品種を交雑させた雑種の1代目。

 G



GEMS 【環】
 地球環境モニタリングシステムのことで,UNEPが行っている地球監視を目的としたプログラムのひとつ。1974年から始まり,気候・健康・再生資源・海洋汚染・越境汚染などに関して,地球規模で現在どのようなことが起こっているかをチェックしている。

 H



HOPE計画 【環・建】
 "housing with proper environment ―[YEN]"の略。地域固有の環境を備えた住居づくり。1983年に始まった地域住宅計画。

 I



IFHP 【都】
 "Intemastional Federation for Housing and Planning"の略。住宅問題,地域・都市計画に関する国際会議で,「国際住宅・都市計画会議」と訳される。本部はオランダのハーグにある。

IFLA 【般】
 "International Federation of Landscape Architects"の略。ユネスコ本部の傘下団体で本部はフランスのヴェルサイユにある。「国際造園家会議」を主催する団体で,IFLA憲章によるとその活動目的は,「ヾ慙△粒惱僉Ψ歃冀賃里範係を保ち,造園専門家の国際的な発展と振興を図る」,「公共の福祉のため,美的活動や社会の変革を通じ造園家の職能を確立する」,「J弧声匆馮展の基盤となる生態系の複雑なバランスを解明し保護すること」,「し粉僂離妊競ぅ鵝ご浜,保全,開発に関して造園技術の水準を高めるとともに,人為的な改変に対する責任を負う」の4点となっている。

IFPRA 【他】
 "The International Federation of Park and Recreation administration"の略。国際公園およびレクリエーション行政連合のこと。1957年の設立で,日本加盟は1966年。3年に1度国際会議を開催。本部はロンドンにある。

ISO 【他】
 "International Standardization Organization"の略で「国際標準化機構」のこと。「イソ」「アイソ」あるいは「アイエスオー」と読む。1947年に設立された民間組織で,工業製品やサービスの国際取引のために,科学技術や経済活動などの標準化を行うことを目的とする。JIS(日本工業規格)の国際版と理解すればわかりやすい。現在では80カ国を超える国々が加盟(日本は1952年に加入)。本部はスイスのジュネーブ。ISO9000シリーズは「品質管理および品質保証のシステムに関する一連の国際規格」。ISO14000シリーズは「環境管理システムと環境監査に関する国際規格」。

IPCC 【環】 
 "Intergovernmental Panel on Climate Change"の略。世界各国政府が地球温暖化問題に関する議論を行う公式の場として,国連環境計画(UNEP)と世界気象機関(WMO)が共同で1988年に設置。温暖化に関する科学的な知見や,影響及び対策,社会・経済的な影響評価などの視点から検討を進め,国際的な対策を進展させるための基礎となる技術的な知見,情報を集積,公表している。5年おきに評価報告書を取りまとめていて,2001年3月頃に第3次評価報告書の統合報告書が承認された。  

IPP 【環】 
 "Integrated Product Policy"の略で,欧州で近年導入されている新しい環境政策概念。従来の環境政策のように発生源,物質,環境媒体等に着目するのではなく,生産,流通,消費,廃棄の全てのライフサイクルにおける,全ての製品の環境負荷を削減することを目的とする。EUでは,環境管理・監査に係るEU指令に基づくEMASシステムの構築や生産者責任制度の導入,EUレベルのエコラベルシステムに関するEU規則発布など,IPPに資するさまざまな取り組みが既に進められていて,2001年2月にIPP緑書(グリーンペーパー)を策定・公表。

ITTO 【他】
 国際熱帯木材機関ともいい,1986年に国際熱帯木材協定を運用する機関として設立される。木材生産国と消費国が加盟し,熱帯木材市場の価格安定,熱帯雨林の保護と育成を目的として活動している。本部は横浜市に置かれている。

IUCN 【環】
 ユネスコ(国連教育科学文化機関)の支援で1948年につくられた自然保護機関で,国際自然保護連合とも呼ばれる。本部はスイスのグランで,6つの委員会から成り,レッド・データ・ブックを発行し,世界自然保全戦略を策定している。政府機関から民間組織まで幅広い団体が参加しており,1997年の時点で71か国・102政府機関・約628の民間組織が加盟している。日本からは,環境省・日本自然保護協会・世界自然保護基金日本委員会などが加盟。

IUFRO 【他】
 "International Union of Forestry Research Organizations"の略で「国際林業研究機関連合」のこと。1892年に設立し1999年に組織再編。

 J



JA 【般】
 "Japan Agricultual Cooperatives"の略。農協の愛称。

JFPC 【他】
 "Japan Flower Promotion Center"の略で「(財)日本花普及センター」のこと。フラワーデータブックを毎年発行している。

JFTD 【園】
 "Japan Florists'Telegraph Delivery Association"(社)日本生花通信配達協会の略称。

JHBS 【園】
 "Japan Hanging Basket Society"の略称で,「日本ハンギングバスケット協会」のこと。1996年に設立。

JIS 【材】
 "Japanese Industrial Standards"の略で「日本工業規格」のこと。日本の鉱工業製品に関する国家規格。合格品にはJISマークがつく。

JT 【園】
 "Japan Tobacco"日本たばこ(株)の略称。JTは日本のたばこの生産販売を一手に行っているが,花卉植物の新品種改良などでも実績があり,最も早い時期に花卉産業に参入した異業種組織として注目された。

JV 【工】
 "joint venture"の略で「ジョイントベンチャー=共同企業体」のこと。建設工事を複数業者で行う共同経営施工方式の一つ。

 K



KYK 【工】
 「危険・予知・活動」のことで,それぞれの頭文字をとって「KYK」という。毎日の作業開始前のミーティングのなかで実施するもので,その日の作業手順,仮設設備,使用機械などに潜んでいる危険要因について作業員同士で検討し,その対策を全員で確認して実行することにより,災害の発生を未然に防ぐ活動をいう。

KYT 【工】
 「危険・予知・訓練」のことで,それぞれの頭文字をとって「KYT」という(訓練は"Training")。毎日のKYK(危険・予知・活動)を短時間で円滑に,かつ効果的に進めるための体験学習のこと。KYTの実施法としては,現場と類似した状況を設定したイラストシートを準備し,リーダー(司会進行役)と書記(リーダーが兼ねても可)を決め,少人数(5〜6人)でその状況に潜む危険要因とその対策を本音で話し合い,問題解決法を導くというものであり,それにより毎日のKYKの進め方を学ぶ。KYTの具体的な進め方としては,「仝従把握(危険の発見)→∨楴糎Φ罅粉躙吋櫂ぅ鵐箸旅覆蟾み)→B从樹立(実施可能対策を立てる)→ぬ槁言瀋蝓塀電声損楝从の絞り込み)」という4ラウンド法が一般的である。

 L



LCC 【建】
 "life-cycle cost"の略。ライフサイクルコスト。建築物の維持管理費や供用期間にかかる費用などを総計した費用。

LCCO2 【環】 
 建築に起因するCO2排出量を算出するために,建物寿命1年あたりのCO2排出量を評価する手法のことで,ライフサイクルCO2の略。手順は,評価対象建物の資材消費量や建設時の物資輸送距離,暖冷房照明等のエネルギー消費量などを算定し,各過程での誘発素材量やエネルギー消費量,CO2排出量,廃棄物負荷等を算出し,影響項目間の重み付けを行って総合評価する。建設時の地球環境への影響としては,鉄鋼,セメントなど素材製造工程での誘発CO2排出が大きいとされている。

 M



MAB 【環】
 "Man and the Biosphere Programme"の略。「マブ計画」すなわち「人間と生態圏計画」のこと。ユネスコの環境問題を調査研究する。

 N



NACS-J 【環】
 "Nature Conservation Society of Japan"の略で「日本自然保護協会」のこと。1951年に設立。

(環境)NGO 【環】
 自然保護など環境問題に取り組んでいる非政府組織(民間団体)のこと。国際自然保護連合(IUCN),世界自然保護基金(WWF),グリーンピースなどのような国際組織から,日本各地にある個人の知識や労力を提供する自主的組織までさまざまな団体がある。現在の国連の環境活動はNGOなくしてはあり得ないまでになっている。

NPO 【般】
 非営利団体が法人格を取得することを容易にして,その活動をさらに組織化して活発にすることを目的につくられたもの。アメリカのNPO法を手本に作られたもので,阪神・淡路大震災でのNPOの活動実績が直接的なきっかけとなって,1998年に制定された。

 O



(環境)ODA 【環】
 政府開発援助(ODA)の中で,環境に関するものへの援助を指す。主に開発途上国に,環境保全やそのための事業援助などに対する技術・経験・資金などの援助を行う。ところが,現在では先進国の政治的・経済的な要因が背景にあり,開発途上国側でもODAを政治的な取引として使うケースもあり,必ずしも環境のことだけを考えて環境ODAを行っているわけではない。

 P



PC 【材】
 "precast concrete"の略で,「プレキャストコンクリート」のこと。現場ですぐ組み立てられるように,工場で大量生産したコンクリート製建材。

PFI 【他】
 「プライベート・ファイナンス・イニシアチブ(Private Finance Initiative)」の略。公共サービスの提供を民間主導で行うこと。公共施設等の設計,建設,維持管理及び運営に,民間の資金とノウハウを活用し,効率的かつ効果的な公共サービスの提供を図るという考え方である。「小さな政府」を目指す行政改革の一環として,1992年にイギリスで導入された。日本では,1997年11月の緊急経済対策や98年4月の総合経済対策に盛り込まれ,99年7月にPFI法が成立,同年9月に同法が施行された。これに伴い,内閣内政審議室に民間資金等活用事業推進委員会(PFI推進委員会)が設置された。2000年3月にはPFI法の規定に基づき「民間資金等の活用による公共施設等の整備等に関する事業の実施に関する基本方針」が公布された。

pH 【科】
 pH(ペーハー)は溶液の酸性やアルカリ性の度合いを示す単位で,土壌溶液のpHは植物の生育に大きなかかわりを持つ。 0〜14の段階であらわし,中性はpH7,酸性度が強まるにしたがって順次にpH6,pH5,pH4……,またアルカリ度が強まるにしたがって順次にpH8,pH9,pH10……のようにあらわす。

PL法 【他】
 "product liability law"の略で「製造物責任法」のこと。日本では1994年に成立。製造物の欠陥から生じた,人命や身体・財産の損害について製造業者などに無過失責任を負わせる。

ppm 【科】
 "parts per million"の略。100万分のいくつかに当たるかを示す語。濃度・存在比率などを表すのに用いる。百万分率。例えば,水1リットルに1mgの酸素が溶けていた場合,水1リットル=100万mgであるから,溶存酸素は1ppmということになる。水中の溶存物質(残留農薬・各種イオン・有機水銀など),大気中の物質(二酸化炭素,チッ素化合物その他)などの濃度表示によく使われる。

 R



RC 【材】
 "reinforced concrete"。「鉄筋コンクリート」の略称。

RM 【工】
 "reinforced masonry"の略で「補強組積造」のこと。石やレンガを組んで積み上げる組積造に,鉄筋コンクリートを合体させて耐震性などを高めた建築技法。

 S



SEA 【環】 
 "Strategic Environmental Assessment"の略。「戦略的環境アセスメント」と訳される。事業を実施する前の政策立案,計画,プログラムなど事前段階で事業の環境影響を評価し,代替案の検討など環境配慮を確保するための手続きを明確化した環境アセスメント手法のこと。欧米等の主要先進国ではSEAの導入・整備が進められているが,日本では環境影響評価法の争点となったものの導入は見送られ附帯決議にとどまった。しかし,制度化を求める機運は高く,地方自治体が条例に盛り込む動きもある。

SFRC 【材】
 "steel fiber reinforced concrete"。「鋼繊維強化コンクリート」の略称。

SRC 【材】
 "steel reinforced concrete"。「鉄骨鉄筋コンクリート」の略称。

 T



TECRIS 【建】
 「テクニカル・コンサルテーション・レコード・インフォメーション・サービス(Technical Consulting Records Information Service)」の略で,「テクリス」と読む。公的発注機関(国,地方自治体,およびNTTや電力会社,JR等の公益民間企業を指す)がコンサルタント業務発注先の選定時において手続きの透明性,競争性,客観性をより高めつつ,技術力に信頼のおける業者を選定するために,企業の業務実績情報・技術者情報のデータベースを構築し情報提供する測量調査設計業務実績情報サービスのこと。

 U



UNCED 【環】
 "United Nation Conference on Enviroment and Developmwent"の略。地球サミットとも呼ばれ,地球的規模での環境問題に関する国際会議のこと。1992年6月にストックホルム会議開催20周年を記念して,ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催された。正式名は「国連環境と開発に関する世界会議」で,180か国が参加,持続可能な開発を目指すリオ宣言と,そのための行動計画であるアジェンダ21が採択された。

UNEP 【環】
 "United Nations Environment Programme"の略。国連環境計画ともいい,1972年にスウェーデンのストックホルムで開かれた国連人間環境会議での宣言や計画を実施するために1973年1月に設立された機関のこと。本部はケニアのナイロビに置かれ,オゾン層の保護・有害廃棄物の輸出監視・温暖化防止などの活動を主導してきた。日本では1993年にUNEP国際環境技術センターが置かれた。

UPOV条約 【植】
 "International Union for the Protection of New Varieties of Plants"「植物の新品種の保護に関する国際条約」。植物の新品種の育成者の権利を承認し,保証することを目的に,国際的な協力関係をつくるための国際条約。1961年に制定され,1972年と1978年に一部改正。事務局をスイスのジュネーブに置く。

 W



WCED 【環】
 "World Commission on Environment and Development"の略で,「環境と開発に関する世界委員会」のこと。「国連環境特別委員会」ともいい,1984年に発足。

WCS 【環】
 "World Conservation Strategy"の略で「世界自然資源保全戦略」のこと。国際自然保護連合が作成した地球の資源を守る行動計画。

WWF 【環】
 世界28か国に国内委員会をもつ,世界最大の自然保護団体のこと。1961年に世界野生生物基金として設立,1986年に世界自然保護基金と改称された。スイスのグランに本部を置き,野生生物の保護など世界の自然保護計画を支援している。手がけた事業としては,インドトラ作戦,ジャイアントパンダWWF・中国共同プロジェクト,ケニアのフラミンゴ保護区の買収などが有名である。


ヤ・ラ・ワ行

ユニバーサルデザイン universal design 【般】
 障害者,高齢者,健常者等の区別なく,誰もが分け隔てなく使え,歩け,住まえるような商品,街,公園,住宅を設計・デザインしようとする試み。バリアフリーの考え方を発展させたもの。

ライトアップ light up 【デ】
 投光器(スポットライト)で樹木やガーデンオブジェなどに照明を当て,光の演出をすること。夜のガーデンシーンをつくる大切なテクニック。地面に固定するものもあるが,手軽に動かせるように,土につきさすタイプのものが便利。

ライトコート light court 【建】
 採光や日照,通風をよくするために庭を取り囲む形にする住宅設計の方法。光の庭の意。ライトコア,ライトウエルとも呼ぶ。

ライフサイクル・アセスメント LCA(life cycle assessment) 【環】
 ひとつの製品が製造→使用→廃棄または再利用されるまで,すべての段階における環境への影響を総合的に評価する方法。数値としては,投入されるエネルギー量,材料の使用量,排出される二酸化炭素量などが使われる。たとえば,消費段階では二酸化炭素の発生する量が少ない製品でも,生産や廃棄段階まで合わせると無視できない製品もあり,同じ機能を持つ2社の製品を比べたり,旧型製品と新型製品の環境への負荷を比べたりするのに役立つ。欧米諸国などへ製品を輸出するに当たり,LCAによる評価が求められるケースが増えてきつつあり,日本企業の中でも,LCAを本格的に導入する企業が増えている。

ライフサイクル・マネジメント life-cycle management 【建】
 建設物の構想・計画段階から供用期間を経て解体に至る過程を考えて,企画・設計・施工・管理を総合的に行う方法。

ラムサール条約 Ramsar Convention 【環】
 水鳥の生息地である湿地を守るために,1971年にイランのラムサールで採択された条約のこと。正式には,特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約という。条約加盟国は重要な湿地を登録し,保護する義務を負う。日本は1980年に加入した際に釧路湿原が登録,その後,伊豆沼・内沼,屈斜路湖,ウトナイ湖,谷津干潟,琵琶湖などが登録された。1993年に釧路で行われた締結国国際会議では新たに5か所が加えられ,現在では11湿地が登録されている。

ランドシャフト landschaft〈独〉 【般】
 ドイツ語で「ランドスケープ(landscape)」を表す。

ランドスケープ  lanndscape 【般】
 ランド(land)とスケープ(scape)の合成語で風景,眺望,景観などを意味する言葉。

ランドスケープ・アーキテクチャー landscape architecture 【般】
 直訳すれば「景観建築」となるが,一般的に「造園」と訳される。19世紀の中頃のアメリカ合衆国,ニューヨークのセントラル・パークの設計者であるフレデリック・ロウ・オルムステッド(Frederick Law Olmsted)によって提唱された。

ランドマーク land mark 【デ】
 その地域,地区,敷地を象徴する景観要素をいう。地域レベルでいえばニューヨークの自由の女神やパリのエッフェル塔や凱旋門,地区レベルでいえば,その場所のアイデンティティとなるような歴史的な建造物など,個人の敷地レベルでいえば,大きな独立樹などがランドマークに当たる。

ランナー runner 【植】
 親株から長く伸び出し,先端には子株をつける茎。ランナー繁殖も行え,根を出した子株を切り離して鉢上げする。

ラビリンス labyrinth 【施・史】
 本来は迷宮の意味だが,造園では低い生垣でつくられた迷路のことをいう。ヨーロッパでは16世紀頃から庭園のなかにラビリンスがつくられた。「メイズ」ともいう。

リガーデン re-garden 【工】
 造園連が主張している庭の改造,ガーデン・リフォームのこと。

リニューアル renewal 【建】
 建て替えでなく,建物の外観・インテリアなどの改修。

リノベーション renovation 【建】
 建物の更新のための工事。歴史的建築物の外装や設備を修理して更新すること。

ルーフガーデン roof garden 【ス】
 「屋上庭園」のこと。

レイズドベッド raised bed 【園】
 縁をレンガや石で囲った,床面を高くした花壇のこと。腰をあまりかがめずに観賞し,手入れができるので,高齢者にはうれしいバリアフリー,ユニバ−サルデザインに配慮したスタイルである。

レクリエーション recreation 【環】
 余暇,自由時間のなかで,休養,娯楽,修養,気晴らしなど心身のリフレッシュ効果を期待する時間の使い方を意味する。

レッド・データブック red data book 【環】
 絶滅の危機に瀕している動植物を示した刊行物で,IUCNがまとめている。1966年に刊行開始。 表紙の色に危険を表す赤を使ったことから,この名前がつけられた。日本では1989年,自然保護協会と世界自然保護基金日本委員会の手で刊行された。

ローカル・ハビテーション local habitation 【他】
 都市圏に住む高年齢者などが農山漁村に移住し,自然に囲まれた生活をすること。

ロゼット rossete 【植】
 植物の節間が極度に短くなり,葉が水平方向に伸びて,地面に張りついたように見える状態のこと。

ロックガーデン rock garden 【ス】
 傾斜地を利用したり,岩や石などを組み上げ,自然の岩山のようにつくった花壇のこと。水はけのよい環境を好む高山性の植物や,小型植物を岩の間に植え込んだスタイルをもつ。 

ロフト loft 【建】
 屋根裏。工場・倉庫などの上階。

ワイルドフラワー wildflower 【園】
 自生の草花の種子をブレンドして草地に播き,花畑のような自然風の花の景をつくる方法。春と秋に播くだけで3月から11月まで季節に応じた花を咲かせる。メンテナンスは梅雨時に若干刈り込むことと,冬場に霜枯れした葉茎を刈り取る程度でよい。

ワーカビリティ workability 【工】
 コンステンシーによるコンクリートの打設のしやすさの程度。

ワシントン条約 Washington Convention 【環】
 絶滅の危機に瀕している野生生物の保護を目的にした条約のこと。正式には,絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約という。希少な野生生物が捕獲・売買で絶滅しないように,その商取引を規制したもので,個体だけではなく,はく製や牙,毛皮なども規制の対象で,約1000品目の取引が規制されている。一部の国では特定の種に関して規制の適用を留保している。1973年に採択,日本は1980年に加入している。なお,日本は条約違反の輸入が多く批判されてきた。


マ行

(緑の)マスタープラン master plan 【都】
 1つの都市計画区域で,景観構成,環境保全,レクリエーション,防災等に資する公園緑地等の系統的整備を目標とし,公園緑地等の整備目標水準は,市街化区域面積のおおむね30%,住民1人当たり20屬鯢現爐棒瀋蠅気譴拭

マテリアル material 【材】
 材料,原料,生地,織物。

マルチング mulching 【材・管】
 防寒,防暑や雑草の発生防止,また霜害や地表の乾燥を防ぐために,地面に落ち葉やワラやピートモスを敷き詰めること。最近はプラスチックフィルムや不織布の専用シートがマルチング資材として市販されている。

ミックスボーダー mix border 【園】
 帯状の花壇の中で灌木と草花が混じったタイプのものである。

ミティゲーション mitigation 【環】
 干潟・沼地の埋め立て・改変などの開発行為が,生態系や自然環境に影響を及ぼすと考えられるとき,開発による悪影響を軽減するために取る補償措置や代替措置のこと。わが国では開発の対象となる生態系の持つ機能を他の場所で代償する行為を指すことが多いが,特に湿地(wetland)を守るためにミティゲーションが盛んに利用されているアメリカでは,事業自体の見直しや規模の縮小などの意味合いも含まれる。

ミレニアム・エコシステム・アセスメント
              millennium ecosystem assessment 【環】

 人間の求める開発と,自然の許容度を調和させる方策を探るため,生態系の脆弱性と回復力を理解するためのツールとなるもの。2001年6月に国連が4年計画での事業実施を発表した。生物の種類,個体数,森林や海が吸収・放出する二酸化炭素量など地球上の生態系の現状を調査し,生態系からどのような利益・影響を受けているのかについて,2005年3月をめどに報告書を策定する。

メイズ maze 【施・史】
 イチイやツゲなどの生垣でつくった迷路のこと。16世紀頃からヨーロッパの庭園で流行した手法である。「ラビリンス」ともいう。

メゾネット maisonnette〈仏〉 【建】
 中高層の集合住宅などで,1つの住戸が2つ以上の階にまたがっているもの。

メーターモジュール meter module 【建】
 1mを基準寸法とすること。

モザイク病 mosaic disease 【病】
 ウイルスが原因で起こる,葉に白っぽいまだらが現れる植物の病気のこと。

モジュラー・コーディネーション modular coordination 【工】
 建物の基本寸法を人間の暮らしの快適さから割り出して定め,建築材料の量産や建築作業などを容易にすること。

モダンローズ Modern Rose 【園】
 20世紀に入ってから改良されたバラの品種。

モチーフ motif 【デ】
 作品の主題。創作の動機となる中心的な題材のこと。

モニタリング monitoring 【環】
 工場等から排出される排ガスや排水が周辺の土壌,河川,大気などに影響を与えていないかどうかを定期的に確認すること。影響を最小限に食い止めるには,排ガスや排水に異常が生じたらすぐに工場の運転を休止することが望ましい。そのためには,各種の分析機器を排水口などに設置し,排ガスや排水に含まれる成分を機械的に常時監視する日常モニタリングが有効である。また同時に,排ガスや排水を採取して計量証明事業所で分析することも必要である。 


ハ行

バイオスフェア biosphere 【科】
 生物圏。生物が存在する場所としての地球全体のことをいう。19世紀初めに,フランスの博物学者J.ラマルクが大気圏・水圏・岩石圏に対してつくった用語である。地球を1つの生態系ととらえ,生命活動の営まれる地球の表層という意味で使われている。地表から約1万mまでの大気圏と土壌,陸水や海洋の中がこれに該当する。極地や乾燥地には生物が存在しない地域もある。

バイオテクノロジー biotechnology 【科】
 生物体およびその機能を効率的に活用する技術。通常,遺伝子組み換え,細胞融合,組織培養技術のほか,バイオリアクター技術(酵素や微生物の反応を効率的に行わせて物質を生産する技術)などを指す。またさまざまな関連技術がある。

バイオマス biomass 【科】
 太陽エネルギーが植物の光合成によって生体内に固定,蓄積されたもの。具体的には,生物の体やふん尿などを意味する。バイオマスには,炭素や水素が含まれるため,燃やせばエネルギー源となる。木炭や薪などはこのバイオマスの一種。おがくずなどの廃棄物をペレット燃料化するものやふん尿などを発酵させてメタンガスを取り出すものなどがあり,代替エネルギーとして注目を浴びている。

バイオレメディエーション bioremediation 【科・環】
 細菌などの微生物の自然分解能力を利用して環境汚染を浄化,無害化する技術。常温・常圧での原位置浄化が可能なため,特に土壌・地下水汚染の浄化・修復分野で有効で,米国で適用事例があり,日本でも研究が進んでいる。トリクロロエチレンなどの揮発性有機化合物のほか,PCBやダイオキシン類などの有害化学物質の分解への応用が期待されているが,副生成物の発生など新たな環境影響につながるおそれもあり,環境影響評価には十分な配慮が必要とされる。

ハイドロカルチャー hydro-culture 【植】
 土を使わずにハイドロボールで植物を植え込み育てること。観葉植物などの室内植物の栽培に適している。容器は水抜きの穴を持たないものを利用する。苗は根を傷つけぬように水洗いし植え付けする。

バウアー bower 【施】
 アーバー(樹陰の休憩所)と同じ,木陰,あずまやの意味を持つ。ローズ・バウアーはツルバラをからませ,その下にガーデンファニチャーなどを置いて使う。

バウハウス bauhaus〈独〉 【史・デ】
 20世紀初め,建築家が中心となってドイツ・ワイマールに設立された国立総合造形学校。工業技術と芸術の統合を目指した教育・研究が行われ,現代建築・デザインに大きな影響を与えたが,後にナチスの圧迫により閉鎖となる。

バウビオロギー Baubiologie〈独〉 【環】
 建築生物学。地球環境という視点から建築や街づくりを考え,実践しようとする研究分野。

パーク・アンド・ライド park and ride 【都】
 マイカーの市街地への乗り入れを抑制し,都市の慢性的な交通渋滞を緩和するための制度。自宅から乗ってきた車を,途中で駅周辺の駐車場に停めてもらい,バスや電車などの公共交通機関への乗り継ぎを促そうというものである。パーク・アンド・ライドは,1980年代からドイツのフライブルグ市で導入され始めたのが始まり。日本でも,金沢市や広島市などで試行されているほか,東京都,大阪府,名古屋市などの大都市でも実験が相次いでいる。

パークウェイ parkway 【都】
 快適で美しい景観への配慮がなされた自動車専用道路のことで,19世紀のアメリカ合衆国のランドスケープアーキテクトであるオルムステッド(F.L.Olmsted)の発案。

パークシステム park system 【都】
 19世紀後半から20世紀初頭にかけて,アメリカのカンザスシティ,ミネアポリス,シカゴ,ボストン,クリーブランドなどで展開した公園配置の理想とされる計画思想。基本的な考えは,個々の公園は単独で散在するより,連結して系統化されているほうが効果的というもの。

バーク堆肥 bark compost 【材】
 木材の皮や切りくずなどを発酵させてつくった堆肥。

パークレンジャー park ranger 【般】
 日本における国立公園管理官で,自然保護を図り,国立公園を守る環境省の職員のこと。

パゴダ pagoda 【史・施】
 イギリス風景式庭園のなかに設けられた中国趣味の塔をいうが,もともとはインド,中国,日本,タイ,ミャンマーなど,東洋諸国の宗教建築における塔の総称。

パーゴラ pergola 【施】
 実用を兼ねた添景施設として庭園や公園で使用される日陰棚で,多くは蔓性植物を絡ませて利用する。日射しが強いときなどは格好の日除けになるので,テラスの上などにつくられることが多い。

パース perspective drawing 【図】
 透視図のことで,住宅・建築では設計の意図などを伝える説明図として用いることが多く,マンションでは完成予定図を指す。

パース path 【施】
 通路,歩道,小径のこと。

パストラル pastoral 【般】
 田園風景。またはそれを主題とした詩や文学・絵画のこと。

バーゼル条約 【環】
 UNEPが主導,1989年に採択された,有害物質の輸出入を監視するための条約こと。正式名は,有害廃棄物の越境移動およびその処分の規制に関するバゼール条約である。廃棄物を処理する能力のない国への相次ぐ有害物質の輸出によって,その国の環境が破壊されたことからつくられたもの。廃棄物の輸入が事前に了解されたか,適正な処理が行われたか,行われなかった場合の回収はどうするかなどの内容が盛り込まれてある。

バックガーデン back garden 【般】
 玄関の反対側にある家屋の裏側にある庭のこと。バックヤードともいう。個人の庭ではバックガーデンの方が広くなっている。

バッファーゾーン buffer zone 【都・環】 
 緩衝地帯。

パーテア parterre 【史・ス】
 庭の中の限られたエリアにつくられた,刺繍を施したような凝ったデザインの庭のこと。中世の頃に流行ったスタイルで,小さな四角いスペースの庭のコーナーにつくり,談笑の場とした。

パティオ patio〈西〉 【史・ス】 
 イスラム世界でかたちづくられた中庭形式の庭園。8世紀初頭,イスラム教徒のイベリア半島侵入にともない,現在のスペイン,アンダルシア地方にもたらされ発達した。噴水,水盤,カナールなどを中心に,床面にはタイルやレンガで舗装模様が描かれ,四季の草花や果樹を植え込み,鉢植えなどをあしらった非常に装飾性のある空間である。グラナダのアルハンブラ宮苑,ヘネラリーフェ宮苑,セビリアのアルカサール城などが代表的である。

バーティカティング verticuting 【管】
 芝生面を機械の刃で垂直に切り込むことによって芝生を更新させること。

バードサンクチュアリ bird sanctuary 【般】
 「サンクチュアリ」は聖域の意で,野鳥を保護するため特別の区域のこと。日本での本格的なバードサンクチュアリとしては,北海道苫小牧市の「ウトナイ湖サンクチュアリ」がある。

バードバス birdbath 【施】
 庭に小鳥を呼ぶための水盤。実用的な側面だけでなく添景物としての価値もある。

バードファウンテン bird fountain 【施】
 小さな噴水をもつバードバス。

バードフィーダー bird feeder 【施】
 小鳥の餌台,または餌箱のこと。

バーナリゼーション vernalization 【植・管】
 春化処理ともいい,植物の春化,つまり花のもとをつくる段階を,人為的に経過させるために行う操作で,その手段は低温にあわせる方法が普通である。低温の程度とそれを与える期間や処理する植物の生育度は,種類や品種によってちがい,グリーンプラント・バーナリ型とシード・バーナリ型に大別される。

ハハァ haha 【史・施】
 庭園の境界に掘割をつくり,庭園を周囲の森林などと連続しているように見せるイギリス風景式庭園独自の手法で,C.ブリッジマンが考案し,ストウ園で初めて用いたもの。

ハーベイシャス herbaceous 【園】
 野生種の草花で,ハーブなどが混生した状態のこと。ハーベイシャスボーダーとは,混生した草花が帯状の花壇を形成している状態のことをいう。

パーマカルチャー parmaculture 【環】
 「パーマネント」「アグリカルチャー」「カルチャー」を組み合わせた造語で,「永続農法」,「永続的な文化」を意味する。オーストラリアのビル・モリソンが,1970年代後半に提唱,体系化をはじめ,世界中に広がった。基本的には,地域における農業圏や水圏,生活圏などの多様な構成要素につながりを持たせて適正に配置し,生態系が本来持つ生産力を最大限に引き出しながら,持続可能な農業を基本にした循環型社会を生活・生産者自らがつくっていくデザイン体系のことを言う。日本でも「パーマカルチャー・センター・ジャパン」が設立されている。

バーミキュライト vermiculite 【材】
 蛭石を高温で加熱することにより得られる人工用土。パーライトに比べ保肥力にもすぐれている。物理性を調節する用土として,主に用いられる。

パーライト parlite 【材】 
 真珠岩を細かく砕き,急激に焼成してつくられる人工用土。基本となる土に加えられることにより,透水性や通気性などが高められる。

バラストレード balustrade〈伊〉 【史・施】
 イタリア露壇式庭園の階段の装飾欄干。彫塑,飾り鉢などが組み合わされることもある。

バリアフリー barrierfree 【般】
 バリアは障壁あるいは障害物の意で,バリアフリーは障害物のない状態。街角や駅などのターミナル,あるいは住宅,公園等で高齢者や身障者が安心して利用できる施設をつくろうという試み。公園等では階段や床面の段差を解消し,車椅子に乗ったまま遊べる遊具や視覚障害者も運動できるような施設の整備が求められている。2000年には「交通バリアフリー法」が成立し,駅や空港,バスターミナル等を改造する場合,エレベーターやエスカレーター,スロープ,手すり等を整備することが義務づけられた。既存駅のバリアフリー化は努力義務とされている。

バルコニー balcony 【般・施】
 建物の外壁から張り出して,室内生活の延長として利用できる屋外の露台。

バルディーズ原則 Valdez principle 【環】
 企業が地球環境に負うべき責任の原則。1989年9月,アメリカの環境グループであるCERES(環境に責任を負う経済のための連合)が発表した。バルディーズは1989年3月にアラスカ沖で大規模な原油流失事故を起こしたエクソンのタンカー,バルディーズ号からきている。企業活動が環境にいかに関わっていくかという普遍的な内容が10か条として述べられている。

パルテール parterre〈仏〉 【史・園】
 ヴェルサイユ宮苑などのフランス平面幾何学式庭園に見られる図案を描く装飾花壇。「刺繍花壇」とも呼ばれる。

バルブ  bulb 【植】
 一般には球根のこと。洋ランでは,養分や水分を蓄えるため葉がついている茎が大きくふくらんでいるものをいう。

ハンギング・ガーデン hanging garden 【史・ス】
 「架空庭園」,「空中庭園」,「懸垂庭園」ともいわれ,紀元前600世紀頃にバビロンに実在したといわれるピラミッド型の露壇上につくられた庭園。世界七不思議の一つにも数えられた。現代でいえば,さしづめ「屋上庭園」,「テラスガーデン」といったところであろう。

ハンギング・バスケット hanging basket 【園】
 草花を植えた吊り鉢のことでコンテナガーデンの一種。思い思いの草花をアレンジしてつくられ,玄関や壁面を飾る。欧米ではかなり古くから行われていたが,近年のガーデニングブームで日本でも多く見られるようになった。

ビオトープ biotope 【環】
 特定の生物群落が存在できるように,特定の環境条件を整えた地域,つまり生息空間のこと。近年,生物の多様性を確保するために,さまざまな生物の生存の場としてのビオトープを保全・再生していくことが重要視されている。各地域では現在残されている生息環境を保全・回復して,人工的にビオトープを創造する事などがすすめられている。

ピクチュアレスク picturesque 【史・デ】
 イギリス風景式庭園における重要な考え方の一つで,装飾性を加味して絵画のように美しい庭園構成を表現することを意味する言葉。

ビスタ vista 【デ】
 一定方向に軸線をもつ景観構成手法で,並木などで奥行き感を表現。景の焦点には建物や庭園装飾物,添景物などがアイストップまたはランドマークとして置かれる。国内では,新宿御苑のプラタナス並木や神宮外苑の絵画館前のイチョウ並木がこの構成である。

ヒストリック・リハビリテーション historic rehabilitation 【工】
 歴史的に価値のある建造物に手を加えて再利用すること。

ヒートアイランド heat island 【都】
 都市部の気温が局地的に高くなる現象で,建物の密集や,アスファルト舗装,諸産業や人口集中などによる大量の人工熱,放射熱,大気汚染などが原因とされている。等温線を描くと,都市部が海に浮かぶ島のようになることから,こう呼ばれる。

ピートモス peat moss 【材】
 ミズゴケなどの植物有機物が,寒冷地の低湿地で長い年月の間堆積し,褐変腐植化したもの。ピートともいう。軽くて通気性,吸水性に富み,鉢花の栽培用土としてそのまま,あるいは他の土と混和して用いられる。酸性が強いので注意が必要。

ビバリウム vivarium 【ス・施】 
 自然動物園。生態動物園。飼育展示ケース。

ビューポイント view point 【デ】
 景観をごく自然に眺めるときの視点の位置のこと。ランドスケープアーキテクトは常にビューポイントをどこにどのように設けるかを重視して計画を行う。

ヒューマン・エンジニアリング human engineering 【他】
 人間工学。望ましい作業環境を創り出すために,人間の機能・特性を研究する学問のこと。

ヒューマンスケール human scale 【デ】
 人間的な尺度のことで,建築や外部空間などで人間が活動するのにふさわしい空間のスケール。

ヒーリング healing 【他】
 治療,回復,いやし。心をいやすこと。

ピロティー pilotis〈仏〉 【建】
 建物を支持する独立した柱が並ぶ吹きさらし空間。1階は支柱だけで2階以上を部屋として使用する。

ピンチ pinch 【植】
 「摘芯」のこと。 ピンチングともいう。

ファイトトロン faittron 【植・施】
 人工気象室ともいい,室内の温度・湿度・炭酸ガスなどの気象条件を任意に自動制御できる施設のうち,植物を対象とするものをいう。室はガラス室として自然光を用いるものと,暗室として人工光を使うものとがある。

ファサード fa6ade〈仏〉 【建】
 建築物の正面。

ファスティギアータ fastigiata 【植】
 円錐形の葉張りのない樹形をいう。 

ファミリーガーデン family garden 【ス】
 子どもが遊べるような広い芝生に,テラス,家庭菜園などがあるような庭を一般にこう呼ぶ。

フィトンチッド fitontsid〈露〉 【植】
 樹木から発散される殺菌力のある揮発性の芳香性物質。特に針葉樹に多いといわれ,森林浴の効用として認められている。旧ソ連の生態学者B.トーキンが発見。

フィニシャビリティ finishability 【工】
 粗骨材の最大寸法,細骨材率,細骨材の程度,コンステンシーによる仕上げのしやすさの程度。

フェロモン pheromone 【植・科】
 動物の体内で作られ,体外に分泌,放出され同じ種類の動物に各種刺激反応を起こさせる物質のこと。昆虫でよく知られ,性フェロモン,集合フェロモンなどがあり,環境汚染のない新しい農薬として注目されている。現在ハスモンヨトウやコナガの防除にフェロモンが利用されている。

フォーカルポイント focal point 【デ】
 ガーデンでの視界の中心になる部分で,視線がもっとも集まる見せ場のことを指す。ガーデンオブジェやシンボルツリーを配するケースが多い。

フォーマルガーデン formal garden 【ス】
 デザインに幾何学模様を取り込んだ,整形式庭園のこと。

フォーラム forum 【史】
 「一つの話題に関して出席者全員が参加して行う討論」という意味で使われる言葉だが,もともとは古代ローマの集会広場のこと。

ブッシュ bush 【植】
 灌木のこと。または丈が低く株元から枝が密生して茂った状態をいう。

プラスチシティ plasticity 【工】
 可塑性,適応性,柔軟性といった意。コンクリートなどの場合,容易に型につめることができ,型を取り去るとゆっくりとかたちを変えるが,崩れたり材料が分離したりしない性質の程度をいう。

フラワーベッド flower bed 【園】
 花壇のことで,周囲をぐるりと回れるようになっている島のような花壇は,アイランドベッドという。中心に背の高い植物を配し,どこから見ても同じように美しく植栽するのがポイント。

ブラインド blind 【植】
 分化した花芽が光線の不足などによって,その発育が悪く,完全な花にならない現象をブラインドといい,グラジオラスやアイリスなどは,栽培上,特にこの点について注意を要する。

プラグトレイ plug tray 【材】
 プラグとはクサビの意味。小さい四角錐または円錐状に整形された連結ポットのことで,ピートモスなどの用土を入れて苗を育てる。

プラン plan 【図】
 設計・デザイン用語で,設計図,平面図のこと。

ブランチカラー branch collar 【植・管】
 幹から太枝が出ている部分で,枝の下の膨らんだ部分をブランチカラーいう。「幹瘤」,「幹襟」などと訳される。アメリカのアレックス・シャイゴ博士(Dr.Alex.L.Shigo)によると,ブランチカラーの内部には枝が切られたあとの傷口を塞ぐ保護帯と養分が多く含まれ,枝おろしの際に,ブランチカラーを切り除くと,傷口がいつまで経っても塞がらず,腐朽菌が入り樹幹の中まで腐朽が進行することがあるという。したがってブランチカラーを傷つけずに残して切るのが剪定の基本となる。〔参考文献『現代の樹木医学』アレックス・シャイゴ著 日本樹木医会〕

プラントハンター plant hunter 【史】
 18〜19世紀頃,イギリスを中心とした西欧諸国において,新しい植物種を採取することを目的に,インド,中国,日本などを訪れた研究者たち。

フロリスケープ floriscape 【般・園】
 花の景。花を用いた造園・ランドスケーピングのこと。

ブールバール boulevard〈仏〉 【史・都】
 並木や植樹帯を伴った装飾性の強い大きな遊歩道のこと。起源は1680年のフランスで,当時のルイ14世が,それまでパリ市域を取り囲んでいた城壁を取り払い,跡地を整地して植樹したことにはじまる。

プレイロット play lot 【施】
 主として集合住宅に設けられる幼児のための遊び場。

プレゼンテーション presentation 【般】
 自分の考え,意思を第三者に理解させるための伝達手段,またはその行為。造園や建築では図面,スケッチ,パース,写真,模型などを用い,視覚的に説得力のある方法で行う場合が多い。

フレーム flame 【管】
 板やワラなどで周囲を囲み,上をビニールで覆い,その中で育苗したり冬の寒さから保護するのに用いる容器をいう。太陽熱を入れやすくする。

ブロッキング blocking 【管】
 育苗の後期に,株間にナイフなどで切れ目を入れて断根する作業をいう。 苗の生育を一時的に鈍らせたり,苗の根張りを良くするために行われる。

プロフィール profile 【図】
 建築等の設計用語で側面図,縦断面図,輪郭図のこと。

フローラル floral 【般】
 「花の」の意味。古代ローマ伝説の花の女神「フローラ(Flora)」に由来する。

フロントガーデン front garden 【般】
 アプローチも含む,門扉から玄関までのスペースのことで,フロントヤードともいう。表の通りから見えることが多いので,街並みの美化と家の顔的役割を果たす。

ヘッジ hedge 【施】
 英語圏の国(特にイギリス)で生垣のことをいう。イギリスの田園地帯で防風を兼ねて敷地との境界に設けられた生垣風の樹林帯を特にカントリーヘッジ(country hedge)と呼んでいる。

ベッド bed 【施】
 温室栽培で,ベンチを設けないで,直接植え込む畝をベッドまたは地床という

ペデストリアンデッキ pedestrian deck 【都】
 公共歩廊のこと。安全に快適に歩けるように立体的に処理された歩行者路で,車と歩行者を立体分離するためなどに設けられる。

ペーブメント pavement 【施】
 舗装した歩道のこと。ガーデンの中の石やレンガで舗装した道のこともペーブメントという。不ぞろいの石を張る方法をクレイジー・ペーブメントという。

ペリステュリウム peristylium 【史・ス】
 古代ローマの住宅で主庭となる回廊で囲まれた中庭形式の庭。アトリウムより広く中央に噴水や水盤が置かれていたのが特徴。

ペレニアムプランツ perennial plants 【植】
 「宿根草(多年草)」のこと。

ベンチ bench 【管・施】
 温室の中に地面から隔てて棚を設け,この上で鉢栽培あるいは枠に土を入れて栽培する方法がある。この場合の棚をベンチという。

ペントハウス penthouse 【建】
 屋上室。ビルディングの屋上塔屋。給水・換気装置などを収容する。

ポケットパーク pocket park 【ス】
 都市のなかに設けられた小公園のこと。もともとはベストポケットパーク(vest-pocket park)と呼ばれ,ベスト(チョッキ)のポケットのように小さい公園の意味である。

ボスケ bosquet〈仏〉 【施】
 「森」,「樹林」を意味する言葉で,フランス平面幾何学式庭園では,骨格をつくり平面意匠を司る樹林帯をいう。このボスケによってビスタが強調される。なお,イタリア語では"bosco",ドイツ語では"boskett"という。

ホスピタリティ・ガーデン hospitality gaeden 【般】
 「もてなしの庭」の意。

ボーダー border 【園】
 一般に,一方が壁や生垣になっている花壇のことをいう。後ろ側に背の高い植物を,手前になるほど低い植物を植えた,帯状に細長い花壇である。

ポタジェ・ガーデン potage garden〈仏〉 【園・ス】
 「ポタジェ」はフランス語で「混ぜ合わせる」という意味をもち,野菜や果物とハーブ類,草花を寄せ植えにした,フランスでは伝統的なスタイルの庭をいう。収穫する楽しさに加えて,草花の彩りと野菜のもつ独特のかたちを楽しむことができる。従来のキッチンガーデン(家庭菜園)を一歩進めたガーデンスタイルといえる。

ボタニカル・アート botanical art 【他】 
 植物を精密に描く美術作品。植物画のこと。

ポーチ porch 【建】
 建物本屋とは別の屋根を持ち,壁体から張り出している建物の入り口。玄関近くに設けられた屋根付きの車寄せ。1階のベランダ部分。

ポット pot 【材】
 鉢やつぼ等の容器をポットという。園芸上は植木鉢の意味に用い,その原料からポリポットやピートポットなどの言い方をする場合もある。

ホーティカルチュアル・セラピー horticultural therapy 【園・他】
 「園芸療法」のこと。園芸作業や草花を観賞することなどを通して,身体的,精神的な向上を図ること。1798年,アメリカの医師が庭で働くことで,精神病患者の症状が軽減されると発表したのが最初の報告例。第2次世界大戦後は,アメリカで傷痍軍人のリハビリや職業訓練に取り入れられて注目を浴びた。園芸療法の意義としては,〜隹屬魄蕕討襪海箸砲茲訐鎖静発達,地域社会との関わりによる社会的成長,A隹屬隆兢泙箟犒欹邏箸砲茲訃霑狹成長,け犒欹邏箸砲茲訖搬療発達,などがあげられる。

ボトリチス botrytis 【病】
 灰色かび病とも言う。高温多湿で発生しやすい。茎葉や花,果実に灰色のかびを生じて生育を阻害する。スミレックスやロブラールを散布して防ぐ。

ホームコロジー homecology 【建】
 homeとecologyの合成語。住まいを総合的な環境・生態系としてとらえる考え方。

ポリマルチング polymulching 【材・管】
 ポリエチレンフィルムを使ったマルチングのことをいう。普通,透明・黒色・緑色のポリエチレンが使われるが,アブラムシよけの効果をねらった銀色のものもある。

ポンド pond 【施】
 洋風の小池のこと。スイレンを浮かべたものを「リリーポンド(lily-pond)」と呼ぶ。

ボンネルフ woonelf〈蘭〉 【都】
 いわゆる「コミュニティ道路」のことで,車を徐行させる目的で街路を曲げたり屈折させたりして,あくまで歩行者優先で歩車道を一体化させた街路空間をいう。原義はオランダ語で「生活の庭」という意味。


ナ行

ナショナル・トラスト National Trust 【環】
 イギリスでの民間の自然保護運動団体の名前を由来とする,自然や遺跡などの保護運動のこと。1995年に始まって以来,一般市民から募金を集め,土地を買い取り,寄贈を受けたりして開発をストップさせる方法をとるなどの成果を上げてきた。日本では,1992年にナショナル・トラスト協会が設立され,各地で行われている運動の連絡・協力機関として,毎年全国大会が開かれている。

ナーセリー nursery 【植】
 苗木場のこと。または苗木の販売業者。

ニッチ niche 【史・施】
 特にイタリア式庭園に見られた庭園意匠で,壁を抉ったようにつくられた凹部の空間のこと。この部分には彫刻が置かれたり,飾り鉢やベンチ,または水が噴出する装置が設けられる場合もある。

ネマトーダ nematode〈独〉 【病】
 地中に生息する害虫(線虫)で,直接に植物の根,特に根端を傷めるほか,その傷口が種々の病害を誘発する。作付け前にD―Dなどを灌注して防ぐ。

ノットガーデン knot garden 【園・施】
 ツゲや矮性植物を使って結び目模様を描き,その間に草花を植えた花壇のこと。チューダー様式の庭のひとつである。


タ行

タウンガーデン town garden 【ス】
 都会のコンパクトな庭で,周囲を塀に囲まれたスタイルのもの。

タウンハウス town house 【都】
 一般に,専用庭と共用庭などのコモンスペースを持つ低層集合住宅をいう。

タオイズム Taoism 【史】
 古来の信仰・風俗をもとに,道家・儒家の思想や後漢末に伝来した仏教思想などが結合して形成された中国の民俗宗教のこと。

タピ・ヴェール tapis vert〈仏〉 【史・施】
 フランス平面幾何学式庭園で,芝生を毛氈状に敷き詰めた部分。仏語で「緑の毛氈」という意味をもつ。

ターフ turf 【植】
 芝生や草地の茎葉部と根や匍匐茎の分布する土壌の表層だが,単に「切芝」を指す場合が多い。ソッド(sod)とほぼ同様の意味。

ツー・バイ・フォー two-by-four method 【建】
 北アメリカ大陸で発達した木造住宅の工法。断面の寸法が2インチ×4インチの木材を基本として,耐力壁をつくる。プラットホームフレーム工法ともいう。

ツリーガード tree guard 【施】
 樹木を保護するために街路樹や公園樹の幹周りに設けられる,円形または方形の鉄製柵。欧米の街に多く見られるが,日本ではあまり普及していない。

ツールボックス・ミーティング tool box meeting 【工】
 直訳すると「道具箱集会」となり,施工現場で,作業開始前にその日の安全や段取りについての打ち合わせをいう。

デザイン・アンド・ビルド(デザイン・ビルド) design and build 【工】
 設計と施工を一括方式ともいわれる。1つの会社が設計と施工の両方の業務を行う建設方式をいう。発注者は1つの契約で全体をカバーすることができる上,問題が起こっても責任の所在をすぐに明らかにできる。設計担当,施工担当が自社内にある場合のほか,欧米では外部の設計会社と契約して総合工事業者が発注者との間で1つのデザイン・アンド・ビルドの契約を行うことが多い。

テーマパーク theme park 【般】
 何かしらのテーマのもとに計画された遊園地。日本では東京ディズニーランドが代表的。

テラコッタ terracotta〈伊〉 【材】
 元々は素焼きの意味。複雑な模様のある外装用の粘土製品で,石膏の型に土を押し付け空洞のある形状をつくり焼成したもの。半光沢のうわ薬で仕上げたものが多い。園芸用語としては一般に,イタリア産の赤土を用いた素焼き鉢のことをいう。

テラス terrace 【施】
 庭園内で,地上面より高い平坦部のこと。または建物の前面にある露天の台状部分をいうことが多い。和名で「露台」と訳されるが,庭内に独立して設けられる前者を「園壇」,建物の延長と見られる後者を「露壇」と区別することもある。

テラスハウス terrace house 【般】
 各戸ごとにテラスまたは専用庭を持つ連続住宅。

テラゾ terrazzo〈伊〉 【工】
 メッシュを入れたモルタルを下塗した上に,大理石,蛇紋岩,花崗岩などの砕石粒(12mm以下),顔料,白色セメントを練り混ぜたモルタルを塗り,硬化時を見て表面を研摩,つや出して仕上げたもの。

テラリウム terarium 【他】
 ガラスなどの透明な容器を用いて,植物を室内で栽培,観賞する方法。ミニ観葉植物など,小さく仕立てられたものなどが,容器内の栽培には適している。

テンションメーター tension meter 【他】
 土壌の湿度(水分)を検出する機器。

トピアリー topiary 【園・管】
 常緑樹を刈り込んで,鳥や動物,三角や四角,丸などの幾何学的な形に仕立てたもの。14世紀のイタリアで発達したものと考えられ,整形式の庭園では重要な役割を果たす。

トラフ trough 【材】
 元来,家畜のかいば桶や水槽のことだが,園芸上では,石やコンクリートを加工して作られた栽培容器を指す。

トラフィカビリティ trafficability 【工】
 施工現場で,クレーン車やブルドーザーなどの自走式の建設機械を用いる場合の,作業機械が走行に耐え得る地面の能力をいう。

トレリス trellise 【施】
 木製の格子状フェンスのこと。ここに植物を添わせたり,ハンギングさせる。スペースの間仕切りや壁に固定して庭の背景とする。

トンネル栽培 tunnel culture 【植・管】
 早く収穫する目的で,ビニールやポリエチレンで被覆して保温するつくり方をいう。大きさにより小型トンネル,大型トンネルなどといい,被覆する枚数により一重トンネル,二重トンネルなどという。


サ行

サイディング siding 【材】
 外壁に使う羽目板,下見板,板張りの外壁。

サイトオートメーション site automation 【工】
 建設現場の高度な自動化。コンストラクションオートメーションともいう。

サッカー soccer 【植】
 株元から離れたところから生えてくる新芽。

サニタリー sanitary 【建】
 浴室,洗面所,便所,家事室などの建物の水まわりのこと。

サービスヤード service yard 【般】
 実用的な役割をもつ裏庭。物干し,物置き,ゴミ箱,焼却炉,浄化槽などが置かれる。通常,建物の裏側や側面に位置し,勝手口や通用門に接して設けられ,何よりも使い勝手が優先されるスペースである。

サブストラクチャー substructure 【建】
 建造物の基礎構造や土台。

サンクガーデン(サンクンガーデン)  sunk garden, sunken garden 【ス・園】
 「沈床庭園」と訳される西洋庭園の形式の一つ。一般に床面を方形に掘り下げ,底面と斜面を植栽し,花壇などで修飾したもの。花壇を主体とする場合は「沈床花壇」とも呼ばれる。

サンポーチ sun porch 【建】
 日光がたくさん入るようにガラス張りにした,ベランダやベランダ風の部屋。

サンルーム sunroom 【施】
 太陽光を室内に大量に取り入れる工夫をした部屋。観葉植物や洋ランなどの鉢ものを並べることが多い。

シェッド shed 【施】
 物置のこと。庭園用語ではガーデン用具の収納小屋を指す。

シェード shading 【工】
 植物に当たる光の量を制限するために布や不織布などで覆うこと。

シークエンス sequence 【デ】
 もともとの意味は「連続」あるいは「筋道」。造園・景観用語としては,一つの景をその場面だけでなく,関連づけて連続させて展開することをいう。

シードバン seed van 【材】
 花の栽培では種を蒔くとき,浅い専用の鉢を使うことがある。普通30cm×30cmの角形で、これをシードバンという。

シードバンク seed bank 【植】
 高等植物の遺伝資源(種子)を貯蔵・保存する研究施設のことで,種子銀行ともいう。

シードプライミング seed priming 【植】
 種子の発芽率,発芽勢および実生の初期生育の促進をはかることを目的として,種子に施す各種処理をいう。

ジベレリン gibberellin 【植】
 植物の生長を促進する作用をもった植物ホルモンの一種で,シクラメンなどはこの薬品によって開花を早めることができる。

ジャポニスム japonisme〈仏〉 【デ】
 欧米の美術における日本の影響やその風潮のこと。

シュート shoot 【植】
 葉を含む枝全体。園芸では,木の根元や株元から長く伸び出た若枝をいう。

シュラブ shrub 【植】
 小灌木,低木の植え込みのこと。

シンボルツリー symbol tree 【デ】
 庭の象徴となる大きな木のこと。

シンメトリー symmetry 【デ】
 対称を意味する。左右対称と点対称(回転対称)がある。ヴォー・ル・ヴィコント庭園,ヴェルサイユ宮苑などの平面幾何学式庭園にはシンメトリーの構図が多く見られる。

スカイライン skyline 【デ】
 山並みや建物群,樹林などが,空を背景として描く輪郭線。景観的に重要な要素となる場合がある。

スクエア square 【都】
 都市に設けられる方形の公共広場を意味する。

スターター starter 【工】
 元肥(根付け肥)と同意語。

スタチュー statue 【施】
 ガーデンの中に置く石やセメントでできた彫像。天使やヴィーナスなどがよく用いられている。

スタッコ stucco 【建】
 建物の外装で,しっくいによる仕上げ。化粧しっくい。スツッコともいう。

スタンダード仕立て standard form 【園・管】
 1本の幹(主茎)を垂直に高く伸ばし,その上部に多くの開花枝を球状につくる仕立て方。バラなどに多く見られる。

スパイキング spikimg 【管】
 芝生面に農業用フォークやレーキで穴を開けていく作業。主に春先に行う。芝生の根に新しい空気を補給して,力強く発芽させる目的で行う。エアレーションという言い方が一般的。

スプリング・エフェメラル spring effemeral 【植】
 春先に早く咲いて早く枯れる短命な花のグループ。

スプリンクラー sprinkler 【施】
 自動灌水装置。特に,噴口が回りながら散水するように工夫された灌水装置をいい,噴口のついた立ちあがりパイプを送水管で連結して使用する。

スプレー咲き spray blossom 【園】
 バラ,キクやカーネーションなどの切り花は,普通,中心の一花のみを咲かせ,周辺の蕾は取り除くが,これらをそのまま開花させて切り花に利用するものをスプレー咲きという。蕾かきが省略でき,賑やかに咲いて盛り花などに適している。

スプロール sprawl 【都】
 都市の急激な発展で市街地が無計画に広がっていく現象。

スラブ slab 【建】
 床板。垂直方向の荷重を受ける板状のもの。

セクション section 【建
 断面図のこと。

セダム Sedum〈羅〉 【植】
 ベンケイソウ科セダム属の多肉植物の総称で,世界中に約400種,日本国内にも約17種ほどが分布。ヨーロッパマンネングサ,シロベンケイソウ,キリンソウ,サカサマンネングサ,タイトゴメ,メキシコマンネングサ,モリムラマンネングサ,コッシニューム,マルバマンネングサ,ツルマンネングサなどの種類がある。‘照を好み,非常に乾燥に強い(2〜3カ月間,灌水なしでも生育できる種類もある)。⌒水,除草,施肥,剪定などのメンテナンスが少なくてすむ。植栽基盤を薄くすることが可能なので,既存建築物の屋上の荷重制限をクリアできる。た∈牢霹廚鯒くすることにより,雑草が発芽しても生長は極端に抑制され,短い期間内に枯死する。ゲ屬箏塒佞凌Ш未鰺用しての修景美化が可能である。樹木や芝生の植栽方法に比べて1m2当たりの単価が安い。以上のような性質から屋上などの人工地盤の植栽に適しており,これからの屋上緑化植物として注目を浴びている。

セットバック setback 【建】
 建物を道路面などから後退させて建築すること。

ゼロ・エミッション zero-emission 【環】
 「エミッション」の意味は英語で排出。産業の製造工程から出るゴミを,別の産業の再生原料として利用する「廃棄物ゼロ」の生産システムの構築を目指す。地球サミットで「持続可能な開発」が採択されたのを受けて国連大学が提唱。1995年4月からスタートした。国連大学では,具体化を目指す企業に人材を派遣するなど,積極的に推進をしている。自治体でも「屋久島ゼロエミッション構想」など,多くの取り組みが始まっている。

ソイルブロック soil block 【材】
 練り床育苗の方法で作った用土を一定の大きさの立方体に整形したものをいう。播種・育苗用に用いる。

ソッド sod 【植】
 一般に「切芝」をいう場合が多いが,広義の意味では,草地で茎葉部と地下部の匍匐茎や根を含む土壌の表層部とをいう。この表層部を切り取ったのが切芝となる。ターフ(turf)とほぼ同様の意味。

ゾーニング zoning 【デ】
 土地の自然条件,社会条件などを考慮して,都市を目的,機能,用途に応じて区分すること。造園では,公園や住宅庭園を地割することをいう。

ソーラーハウス solar house 【施】
 太陽熱を利用して暖房する設備を備えた温室。


カ行

ガイア Gaea 【環】
 ギリシャ神話に出てくる大地の神の名前で,アメリカの化学者・ラブロックが提唱した学説のこと。「自然と生物は一体である」という考え方で,地球上の生物は自らの生存に必要な環境をつくり出し,環境の変化に直面してもその安定性を維持するというものである。そのために人類の安定は人類が地球をどのように扱うかにかかっており,扱いを間違えると地球が人類に報復をすることもあるという。

ガゼボ gazebo 【施】
 ヨーロッパの風景式庭園で,園内につくられた装飾的な小さな建物のこと。休憩施設や見晴し台として利用され,添景としての効果も高い。和風庭園でいえば四阿であろう。

カスケード cascade 【施】
 階段状の人工滝で,イタリア,ルネサンス期の傾斜地を生かした露壇式庭園で大いに発達した。

カッティング cutting 【植】
 挿し芽あるいは挿し木の意味。植物の枝や若芽等を切り取り,砂などに挿して発根させ植物をふやす。栄養繁殖の一つ。

ガーデナー gardener 【般】
 欧米で,プロの庭師のことを指すが,植物に詳しい園芸愛好家をガーデナーと呼ぶこともある。

ガーデニング gardening 【般】
 主として花卉植物を楽しむ庭として,近年,流行語ともなった言葉だが,欧米では作庭,造庭を意味する言葉として,かなり古くから使われていたと思われる。

ガーデニングビジネス gardening business 【園】
 園芸関連の商品を扱う経営形態。

ガーデン・オーナメント garden ornament 【施】
 庭園内で移動可能な工作物。一般に彫刻や鉢など装飾本位のものをいい,椅子やテーブルなど実用本位のものをガーデン・ファニチュアと称している。

ガーデンハウス garden house 【施】
 日本庭園でいう「あずまや」のこと。庭園内に設け,休息などに用いる小屋。

ガーデン・ファニチュア garden furniture 【施】
 直訳すれば庭園家具となり,椅子やベンチ,テーブル,野外炉など実用本位のものを総称していう。彫刻や鉢など装飾本位のものをガーデン・オーナメントと呼び区別している。

カナール canal 【施】
 静水をたたえた水路。ヨーロッパの平坦部につくられた整形庭園で大いに発達した。フランスのヴェルサイユ宮苑の十字形のグラン・カナールは有名。また国土のほとんどが低地であるオランダの庭園では,カナールが多用されている。

カーペット・ベディング  carpet bedding 【施】
 花の彩りや葉の色で文字や模様を描いたカーペット状の花壇のこと。背の低い植物を密生させて植える。花時計などはその代表的な手法のひとつ。

カラーリーフ・プランツ color leaf plants 【植】
 草花,樹木のなかで,特に美しい葉色をもつ植物の総称。さまざまな葉色を見せる斑入り葉,銅葉,銀葉,黄金葉など,一風変わった葉色をもつ植物群が,庭のアクセントカラーとして注目されている。 黄金色の葉色をもつフイリフェラオーレアやオウゴンキササゲ,紅〜紫色の葉色をもつベニスモモやベニハシバミなどの種類がある。

カントリーパーク country park 【都・ス】
 第三次全国総合開発計画の地方定住構想を受けて,計画区域外に設置される都市公園。農村や漁村などの住民が,文化やスポーツを楽しめるように各種施設を整備する。

キオスク kiosk 【施】
 キオスクといえばJRの売店を思い浮かべるが,もともとはトルコやイランなどで,古くから庭園内に用いられてきたキノコ状の小さな建物をいう。現在,イギリスやフランスで,公園の音楽堂や休憩所,売店などの小建築を広くキオスクと言っている。

キッチンガーデン kitchen garden 【園】
 野菜など食用のための植物を育てる庭園。

キャリング・キャパシティー carring capacity 【環】
 森林や土地などに人手が加わっても,その生態系が安定した状態で継続できる人間活動の上限のこと。世界の耕地の大部分で,キャリング・キャパシティーを越えた農業が行われているという国連教育科学文化機関(UNESCO)による報告がある。その正確な算定は難しいが,土壌浸食や砂漠化が起こるのはキャリング・キャパシティーを上回る開発が行われた結果ともいわれ,途上国ばかりでなく,先進国においても重要な問題となっている。

クライアント client 【般】
 仕事の依頼主。

クライマー・プランツ climber plants 【植】
 生長するとともに壁や塀を下から上へ這い上がるような植物のこと。クライマー・ローズやクレマチスがその典型である。

クラインガルテン kleingarten〈独〉 【ス】
 農耕地をいくつかの小区画に区切り市民に貸し付ける貸農園・菜園。1919年,ドイツでは「クラインガルテン法」に基づいて制度化。日本でも,都市農地の一部を利用して市民に供給しようという市民農園整備促進法が1990年に国会で可決・成立し,日本型クラインガルテンとして近隣コミュニティのなかでの利用が図られている。

グラデーション gradation 【デ】
 もともとは「順序立て」「段階付け」という意味で,美術・デザイン用語では,色の濃淡,明暗,色彩などの規則的・段階的な変化をいう。造園では例えば植栽において(特にコニファーガーデンなどの場合),緑の濃淡を規則的に配植し,グラデーションの効果を狙うこともある。

グランドカバー・プランツ ground cover plants 【植】
 地面を被うように広がる草丈の低い植物のこと。地被植物。略して「グランドカバー」という場合が多い。芝生や苔をはじめ,リュウノヒゲ,タマリュウ,アジュカ,シバザクラ,アイビー,クマザサなどが多く使われている。

グリエ  grille 【施】
 街路樹などの根元を保護する目的で,根元周囲に施される格子状の鉄枠。ツリーサークルとして一般化している。フランスで発祥しパリ市街を中心に広く用いられた。枠型は円形か正方形が一般的で,さまざまな幾何学模様を描くものもある。日本では鋳造品が主体となっている。

グリッド・プランニング grid planning 【都】
 地域全体を碁盤の目状に仕切り,その部分ごとに建物の平面計画や都市計画を進めていく方法のこと。

グリーナリー greenery 【植・施・環】
 \塚奸N仄。温室。環境問題に対する関心,特に政治的な面での関心をいう。

グリーニー greenie 【環】
 環境保護運動家。

グリーンGNP green GNP 【環】
 環境対策にかかる経費,自然破壊によるマイナス,環境対策の実施で生まれる利益などを数値化し,各国の環境を比べるのに使う環境指数。

グリーンアドバイザー green adviser 【園】
 家庭園芸指導者。1992年に(社)日本家庭園芸普及協会が発足させ,合格者に資格を与える制度。

グリーン・インテリア green interior 【植】
 建築物の内部空間を観葉植物や緑樹などで装飾すること。

グリーン・オーディット green audit 【環】
 地球環境によい,環境にやさしいと唱える商品の内容点検や調査を行うこと。緑の監査の意。

グリーンカンパニー green company 【環】
 環境保護や公害防止などを考えて商品開発を行う企業のこと。

グリーンキーパー greens keeper 【管】
 ゴルフコースの管理者,ゴルフ場の芝生などの管理・育成をする専門家のこと。

グリーンコーディネーター green coordinator 【園】
 「園芸装飾技能士」。国家資格となっている。室内に置く植物の配置方法などを企画・調整する職業。

グリーン・コンシューマリズム green consumerism 【環】
 消費者が企業に対して環境によい企業行動を要求する運動のこと。

グリーンシステム green-system 【環】
 地球生態系の基本をなす植物のさまざまな作用と,他の生物との連鎖関係のこと。

グリーンツーリズム green tourism 【環】
 長期休暇を観光地で過ごすのではなく,農家の民宿などを利用して過ごすことで,欧米で人気が高まっている。日本でも農村民宿のスタイルは徐々に増えてきており,過疎に悩む地域や農村の活性化にとって意義は大きいとされる。今後定着するかどうかは,迎える農村側と訪れる都市生活者の相互の協力にかかっている。

グリーンハウス greenhouse 【施】
 寒さに弱い植物や苗を育てるためのガラスの部屋や暖房施設つきの温室などのこと。家とは独立したタイプのものを指す。

グリーンビジネス green business 【他】
 緑化産業。緑化用の樹木を育成・販売・施工する商売。

グリーンピース green peace 【環】
 世界中に支部を持つ環境養護団体のこと。本部はアムステルダムで,反核や自然保護の観点から,さまざまな活動を世界中で行っている。その存在が広く知られるようになったのは,1985年にニュージーランドで核実験反対を訴えたグリーンピースの抗議船「にじの戦士」が爆破される事件があったこと。1989年には日本の捕鯨調査船がグリーンピースの抗議船に体当たりされるという事件が起こっている。

グリーン・プロダクティビティ green productibity 【環】
 環境に配慮しつつ生産性を向上させるという概念・手法のこと。Green Productivity (GP)。リオのサミットで提唱された「開発と環境の持続可能な発展」を受けて,アジア生産性機構(APO)が提唱した。具体的には,(1)環境にやさしい商品やサービスを生産するための技術と適切な経営手法を組み合わせた概念の普及。 (2)加盟国が環境問題と生産性向上に統合的に取り組むための支援。 (3)生産性と環境をめぐる問題に関するNPOの能力強化などを柱とする。2000年4月7日には,日本グリーン・プロダクティビティ協会が設立された。

グリーンベルト greenbelt 【都】
 緑地帯のこと。市街地に環境保全を図るためにつくられたり,道路の上下車線の間などにつくられる。

グリーンマーケティング green marketing 【環】
 地球環境の保護を唱えて商品を販売したり,環境問題に取り組む姿勢を広報・宣伝したりする企業活動のこと。

グリーンレンタル green rental 【他】
 貸鉢業。ビルや事務所,商店などに鉢植え植物を貸し出す業種。

クレイボール clay ball 【材】
 小粒の粘土を焼いたもの。多孔質で保水力と水はけがいいので,ラン類や観葉植物の植え込みに使われる。

グローカル・アクション glocal action 【環】
 環境問題を地球的規模で考え,地域ごとに行動しようとすること。"glocal"とは"global"と"local"の造語。

グロット grotto 【施・史】
 「庭園洞窟」と訳されるが,語源は「グロテスク」と同じである。庭園洞窟は,イタリア,ルネサンス末期からバロック期にかけて多く見られた庭園意匠の特徴の一つで,怪奇趣味を表現したものである。特に怪物庭園とも呼ばれているボマルツォ庭園のグロットは有名で,石造りの怪物の大きく開いた口がグロットとなっている。

グローブ GLOBE 【環】
 地球環境国際議員連盟。1989年に結成。"Global Legislators Organization for a Balanced Environment"の略で,調和のとれた地球環境のための立法者の国際的組織の意。

クロールピクリン crawl picline 【薬】
 病害や害虫を防除するのに使う劇薬の一種で,土の消毒殺菌にはよく使用される。液体であるが,土中で揮発し拡散して,その効果を発揮する。催涙性が強く,使用の際は誤って吸入しないよう十分気をつけねばならない。

クロロシス chlorosis 【病】
 葉の萎黄症状。葉緑素の形成が,構成元素の欠乏や代謝異常によって阻害されるため,緑色が失われる生理障害。マグネシウム欠乏が代表例。

ケナフ kenaf 【植】
 アオイ科の一年草で,熱帯などで栽培され,紙の原料となる植物のこと。

コジェネレーション cogeneration 【環】
 発電とともに発生する廃熱を有効に活用する自家発電システム。発生した熱をそのまま環境中に排出してしまう既存の火力発電所の熱効率は40%程度。それに対して,コジェネレーションの場合は80%以上の熱効率を可能にする。その廃熱は給湯や暖房などに利用され,石油や天然ガスなどの一次エネルギーの消費を半分近くまで抑えることができる。地球温暖化対策のために産業部門などへの導入が望まれている。 

コテージ・ガーデン cotage garden 【ス】
 自然のままの草花の美しさを生かしたガーデンスタイルのこと。オールドファッションのナデシコやスミレ,スイカズラやツルバラがからむノスタルジックな雰囲気を醸し出す。カントリーガーデンは同義語。

コートハウス court house 【都】
 建物や塀で囲まれた専用の中庭をもった住宅。現代では,都市部の低層集合住宅の形式の一つとなっている。

コニファー conifer 【植】
 もともとはコーン(球果)をつける植物のことを指したが,現在では針葉樹の総称とされている。非常に多くの種類が世界中に分布している。樹形は円錐形や半球形,あるいは匍匐形などさまざまなものがあり,特に園芸用に矮性(ドワ−フコニファー)に品種改良されたものが人気がある。濃緑,青緑,鮮緑,黄緑,黄金,銀青などさまざまな葉色をもつ種類があり,それらを組み合わせて配植することで,美しいコニファーガーデンをつくることができる。スパルタン,ゴールドクレスト,ポプシーなどの外来種が人気が高い。

コミュニティ・ガーデン community garden 【ス】 
 住民が地域の中に共同で花壇などを造成・管理すること。

コモン・スペース common space 【ス】
 集合住宅などで,居住者すべてで共有する空間。植栽地や園地,スポーツ・遊戯広場などとして利用される。共有庭としてコモンガーデンと呼ぶこともある。

コールドジョイント cold joint 【工】
 施工不良などでコンクリート壁に不均質が生じ強度が下がる現象。

コンサバトリー conservatory 【施】
 植物を寒さから守ることを目的につくられた温室だが,同様の役割を持つグリーンハウスに比べると装飾性が高い。建物から張り出したガラスの部屋や観賞用の温室でサンルームとしても使われる。

コンシステンシー consistency 【工】
 コンクリートの流動性を示す言葉。

コンテナ container 【材・園】
 植物を植えるための容器。プラスチック製,木製,鋳鉄製など素材もスタイルもさまざまなものがあり,鉢やポットもコンテナに含まれる。ベランダ,屋上,玄関前,窓辺と,その応用範囲は広い。

コンパニオン・プランツ compannion plants 【植】
 主植物の側に植栽して,主植物の生育上有益な働きをする植物。例えばトマト圃場の側に植えて害虫除けの働きをするハーブ類などがあげられる。

コンプレックス complex 【建】
 集合建築。複合建築。団地などのこと。

コンポスト compost 【材・施】
 混合肥料,堆肥の意味を持つ。庭のコーナーなどに置き,食べ物のくずや落ち葉と土を混ぜて,堆肥をつくる場所のことも指す。


ア行

アイストップ eyestop 【デ】
 人の注意を向けるように意識的に置かれたもの。フランスの整形式庭園では軸線の向こうに噴水や彫刻を置き,日本庭園では石灯籠や石塔などがアイストップの役割を果たす。

アイソレーター isolator 【材・工】
 耐震性を高めるために基礎と建物の間に挟む,ゴム・金属・バネを組み合わせた隔離物のこと。

アイランドテラピー構想 island therapie plan 【環】
 島の快適な自然環境の中で保養・療養を行おうとする構想。離島の振興を目指し,国土交通省が厚生労働省の健康保養地づくり計画と連携して推進している。

アウトドアリビング outdoor living 【施】
 庭やテラスなど,居間の続きとして使える屋外の場所をいう。

アクアトピア aquatopia 【都】
 "aqua"と"Utopia"の合成語で,国土交通省が推進している親水整備事業のこと。1984年に開始。

アゴラ agora 【史】
 古代ギリシャの都市における公共広場。街の中心として集会,市場,宗教的な儀式,演劇活動などの機能をもった。

アーコロジー arcology 【都・環】
 「architectural ecology」からの造語で,「完全環境計画都市」のこと。すべてを自給自足できる未来都市を意味する。

アジェンダ21 agenda21 【環】
 1992年開催の地球サミットで採択された,地球環境を守るための行動計画。世界の国々が協力し合い,40の分野・1000を超える行動が盛り込まれるとともに,計画通りに行われているかどうかを評価するために設けられた国際機関である。また開発途上国への支援の方法と援助額の目標も設定された。さらにこれを受けた形で先進諸国は国内版の行動計画を作成することになり,日本では環境省が作成して,NGOがこれに一部修正を加えた。ちなみにアジェンダ(agenda)とは「予定,議題,課題」といった意味。

アースデー Earth Day 【環】
 1970年4月22日にアメリカではじまった,あらゆる立場の違いを超えて地球環境を守ろうと行動する日のこと。毎年この日を地球の日とし,世界中で環境を考えるためのイベントが繰り広げられている。最近では,地球環境問題が注目を集めるようになって,急速な盛り上がりを見せている。

アセスメント assessment 【環】
 物事に対して事前に評価や査定を行うこと。「環境アセスメント」,「テクノロジー・アセスメント」などと使われる。科学技術の発達や環境問題の深刻化などで,取り返しのつかない事態が生じないように,事前のチェックとともにアセスメントも重要になってきた。

アーチ arch 【施】
 円弧を描く弓形の構造物をいう。造園施設としては洋風の庭門やアーチトンネル,ツルバラを絡ませたツルバラアーチなどが知られている。

アートスケープ artscape 【都】
 芸術空間都市のこと。または都市空間を芸術の素材と考え,芸術分野の手法を取り入れた空間づくりを行うこと。

アートセラピー art therapy 【他】
 芸術療法。音楽や絵画などを用いて,神経症や心身症などの治療を行う方法のこと。

アトリウム atrium 【史・建】
 古代ローマの前庭,回廊で囲まれた付近の総称。床はタイル張りで屋根がないのが普通。商談や接客に利用されていたと思われる。現代建築では,屋根や壁面がガラス張りの巨大な吹き抜け空間のことを主としてアトリウムと呼ぶ。

アーバー arbor, arbour 【施】
 西洋庭園内の小さな庭園建築で,パーゴラ状のかたちをもつ。さまざまにデザイン・装飾され休憩所となるとともに添景物としての効果も高い。

アーバン・アメニティーゾーン  urban amenity zone 【都】
 住宅団地や都市の繁華街などにつくられた広場や公園で,景観上の美しさだけでなく,暮らしに結びついて生活を活性化させるために役立つもの。

アーバン・オアシス構想 urban oasis plan 【都】
 ビルや公園の地下などに雨水を貯留し地震や火災の時に利用しようという国土交通省の構想。

アーバンデザイン urban design 【都】
 都市計画,都市設計と訳される。建築,都市計画,造園に加えて社会,経済,行政等の人文科学,さらには美術や色彩デザイン等の諸分野の専門家が協同して快適な都市景観を創造すること。1950年代のアメリカで頻繁に使われるようになった言葉である。 

アーバンルネサンス urban renaissance 【都】
 再開発により都市の機能を回復させることで,人間性を取り戻そうとする方法のこと。

アプローチ approach 【般】
 主に,門扉から玄関までの道をアプローチと呼ぶ。それ以外の場
合でもどこかへ導く道をアプローチといっている。

アベニュー avenue 【都】
 一般的に並木のある大通りの意を持っているが,都市計画の街路命名上,東西に走る通りを「ストリート」と呼び,南北方向に走る道路をアベニューとする場合もある。もともとの語源は中世ヨーロッパの大邸宅の前庭の意であった。

アーボレータム arboretum 【施】
 研究・教育および観賞用の樹木園。

アミューズメント amusement 【他】
 楽しみ,娯楽,遊び,気晴らしのこと。

アメニティ amenity 【環】
 快適性の意味。感じのよさ,魅力と訳されることもある。環境評価をする言葉のひとつで,単に景観上の美しさや好ましさのみでなく,生活に結びついた住環境全般の好ましさをいう。

アレー alley, allee 【施】
 林のなかの小道の意。平地林などの深い木立のなかを直線状に縫う道で,ヴェルサイユ宮苑などのフランス平面幾何学式庭園では,ボスケのなかを縦,横,斜めに走るアレーが多く設けられている。

アレードー allee d'eau〈仏〉 【施】
 列状の噴水,または列状の噴水を伴う小道のこと。イタリアやフランスの庭園にその例が見られ,日本でも公園などに応用されている。

アロマセラピー aromatherapy 【他】
 花や薬草に含まれる芳香物質をかいだり,肌にすり込んだりして健康づくりや治療(芳香療法)をすること。

アンデュレーション undulation  【デ】
 地形のうねり,波状の起伏といった意味。庭園では芝生地の地こぶなどがその例で,空間に変化を与える効果がある。

イミテーショングリーン imitation green 【施】
 本物のように印刷したポリエステルの葉に,防虫防腐加工をした樹木を幹に用いた人工樹木のこと。

イングリッシュ・ローズ English Rose 【園】
 オールドローズとモダンローズを交配してつくり出された,全く新しいバラ。

インスタレーション installation 【他】
 立体作品を壁や床に設置して,空間を意識的に表現する方法,およびその作品のこと。

インテリア・ランドスケープ interior landscape 【建】
 企業のショールームやホテルのロビーなどの空間に,植物を取り入れた造園を施すサービス。

インフォテラ infoterra 【環】
 環境に関する情報を探している利用者に,必要な情報をどこで入手できるかを知らせる国際的な情報紹介システムのこと。1975年に国連環境計画(UNEP)の運営のもとに設立された。日本での窓口機関は環境省の国立環境研究所である。

インフラ infra 【都】
 インフラストラクチュア(infra-structure)の略。

インフラストラクチュア infra-structure 【都】
 都市構造の基幹部分を指していう言葉で,略して「インフラ」と言われることが多い。鉄道,幹線道路,空港,港湾,上下水道,エネルギーの供給処理ネットワークなどがこれに該当する。場合によっては特徴ある地形と樹林地が組み合わさった斜面緑地なども含まれる場合がある。

ヴァルトシュテルベン Waldsterben〈独〉 【環・植】
 森林の枯死。公害や環境汚染などで樹木が死滅状態になること。

ウィーピングづくり weeping form 【園】
 垂れ下がるツルバラを接いで,傘のように仕立てるつくり方。

ウイルス virus 【病】
 ウイルスは一種の病原体で,バイラスと呼ばれることもあり,この病原体による病害は種類も多く,病害のあらわれ方も種々雑多である。アブラムシや接触によって伝染するといわれ,被害株は早く抜き取り処分するとともに,耐病性品種の導入やアブラムシの駆除が大切である。代表的なウイルス病として,キュウリモザイクウイルス(CMV)やタバコモザイクウイルス(TMV)がある。

ウイルスフリー virus free 【植】
 カーネーション,宿根カスミソウ,ユリやイチゴ,サツマイモ,ジャガイモなど株分けや挿し木,接ぎ木,球根等で増やす植物はウイルス病に一度侵されると病気を取り除けない。ところが生長点を培養するとウイルスに侵されていないウイルスフリー株が得られるため,これを増殖し,無病苗として生産販売している。

ウォーターガーデン water garden 【施】
 池や滝,流れなどの水景を取り入れた庭園。

ウォールガーデン wall garden 【施】
 傾斜地を利用して空積みで石積みを行い,石と石の間に宿根草などを植え込んだ壁面状の花壇。

ウォータースペース water space 【園】
 鉢植えの土の表面から鉢の上縁までの空間。灌水の際,水を土中に自然に浸み込ませるためにとる。

ウォール・ファウンテン Wall Fountain 【施】
 壁泉のこと。壁に固定したオブジェから水が流れ落ちるようになっている装置。オブジェは人の顔やライオンの顔をかたどったデザインのものが多い。

ウオーターフロント water front 【都】
 海・川・湖などの水際地帯,または大都市周辺部の水辺地区のこと。

ウォールポット wall pot 【園】
 壁面に取り付け,立体的な花飾りが楽しめるように,片面が平らにつくられた鉢。

エアプランツ air plants 【植】
 根がほとんど発生せず,空気中のわずかな水分を利用して生長する植物。気生植物ともいう。

エアレーション airation 【管】
 芝生地の床土は,踏圧などにより時間が経過するにつれて固くなり,通気や排水が悪くなる。そこで芝生地に小さな穴を多数空けることによって通気や排水をよくする管理が行われる。これをエアレーションといい,ゴルフ場など,広大で常に管理が必要な芝生地では,専用の機械を用いて深さ7〜8cmの穴が空けられている。一般の住宅庭園の芝生地では,専用のスパイクが用いられている。

エクステリア exterior 【般】
 建物の内部であるインテリア(interior)に対して,建物の外構,外観を指していう言葉。一般的に,門,塀,垣,フェンス,前庭・アプローチなどをいう。

エクステンション extension 【建】
 増改築のこと。

エコ・エグゼクティブ eco-executive 【環】
 環境保護を企業の目標として取り組む経営者のこと。

エコシステム ecosystem 【環】
 生態系のこと。ある地域に生息する生物と,その生活に影響を与える無機的な環境を総合したもの。

エコ・シティ eco-city 【環】
 環境共生都市,つまり,さまざまな都市機能の中で排出された廃熱を効率的に利用して,熱エネルギーのリサイクルを総合的に確立し,ゴミゼロを目指すなど,環境を重視した都市を意味する。今後の都市計画の一部には必ず何らかのエコ・シティの考え方が取り入れられていくことになりそうである。   

エコ・スクール eco-school 【環】
 環境負荷を抑えた校舎および各種施設の設計から運営まで,環境保護を意識し,さらに環境教育にも取り組もうとする学校のこと。教育現場のエコロジー意識の向上とそれに伴う環境づくりを目指したもので,エコロジー社会実現のためのひとつの核となる事業として今後の展開が注目されている。

エコセメント eco-cement 【材・環】
 下水汚泥や廃棄物焼却灰などを原料として含むセメントのこと。約1,500℃の高温で焼成するため,廃棄物に含まれるダイオキシン類など有機化合物は,水,炭酸ガス,塩素ガスなどに分解され,セメントの安全性も確保できる。これまで最終処分場に廃棄されていた廃棄物をセメントにリサイクルできるため,逼迫する最終処分場問題を解決する処理方法として注目されている。最近では,ダイオキシン類汚染土壌をエコセメントの原料として使用する取り組みも行われている。

エコタージュ ecotage 【環】
 "ecology"と"sabotage"の合成語で,環境保護を極端な方法で行うこと。例えば,森林の伐採を防ぐため,木にクギなどを打ち込んでノコギリを使えないようにする方法などをいう。

エコ・ツーリズム eco-tourism 【環】
 これまでのような大規模なリゾートや観光施設を利用するようなものではなく,ありのままの自然を体感することを目的にした,キャンプやハイキングなどの環境負荷が少ない方法を用いた観光のこと。環境や地域の人々の生活や文化に配慮しており,利益を地域住民の生活向上や自然保護のバックアップに利用するなど,観光のための開発,地元住民との摩擦を避けるのが特徴である。

エコ・デザイン eco-design 【環】
 UNEP(国連環境計画)が,経済発展と環境保全の融合を進めるために打ち出した新しい考え方で,これを推進するための指標が次の8つの項目に分かれている。/靴靴だ宿奮発へのコンセプトづくり,環境負荷の少ない原料の選択,8粁舛了藩冦未侶攜此きず播な生産技術の利用,ノ通の効率化,製品使用時での環境負荷の削減,Ю宿兵命の延長,廃棄時の最適なシステムづくり。エコ・デザインを成功させるために,製品開発と環境保全という,この2つの相反する考え方を連携融合させていくことが必要である。

エコトピア Ecotopia 【環】
 "ecology"と"Utopia"の合成語で,環境保全を大切にする考えに基づく理想郷のこと。地球環境にやさしい国や地域,都市のことをこう呼ぶ。

エコハウス ecohouse 【環・建】
 環境共生住宅。環境にやさしい住宅づくりを目指す建設省(現・国土交通省)の構想。自然環境を守り活用する家づくり。屋根に土を敷いて家を建てた分の自然を復活させたり,太陽熱を十分に取り入れたりする方法をとる。

エコ・ビジネス eco-business 【環】
 環境負荷の少ない商品・サービスや,環境保全に資する技術やシステムを提供する産業のこと。財団法人環境調査センターのエコビジネス研究会では,仝害対策型エコ・ビジネス,環境保全型エコ・ビジネス,4超創造・維持管理型エコ・ビジネス,ぞ霾鷏織┘魁Ε咼献優垢裡桓鑪爐吠類して環境関連産業を総合的に捕らえて発展させていこうとしている。地球環境問題が登場してから,多くの企業が環境保護に関わる事業をはじめており,環境省の手によって環境保護に役立つ商品につけられるエコ・マークが考案されている。

エコ・ファンド eco-fund 【環】
 別名環境ファンドともいい,環境負荷の少ない製品をつくっている企業や,環境に対する配慮が確立されている企業の株式に投資を行う投資信託のこと。近年,投資先を選択する際に環境問題を重視する投資家(=グリーン・インベスター)が増えており,株式投資の新しいスタイルとなっている。内外の銀行や金融機関でも環境保全に積極的な企業の株式だけを集めた投資信託(=ファンド)を増やしている。

エコ・マーケティング eco-marketing 【環】
 地球環境に負荷を与えない商品やサービスを提供していこうということ。具体的には,過剰包装を避け,ゴミがたくさん出ないようにする,缶やビンを回収して再利用を図る,レンズ付フィルムの本体やコピー機の使用済みドラムを回収して再利用する,人材や資金を出して生態系を守る活動を推進する,商品を生産する過程で排出される廃棄物を削減する,といった例をあげることができる。

エコマテリアル eco material 【材・環】
 環境負荷を最小にし,特性・機能を最大とする材料のこと。つくり出すとき,使っているとき,使い終わったとき,それぞれに資源の保護・再利用,環境保全,省エネルギーなどを考慮した材料。

エコマネー eco-money 【環】
 ある特定の地域内でのみ通用する「地域通貨」(コミュニティー・マネー=内部貨幣の一種)は資本主義以前から存在していたが,近年グローバリゼーションの限界などさまざまな要因から発展した。カナダのLETS(Local Exchange Trading System)などが有名。この地域通貨が日本に移入され「エコマネー」という通称で各地で実験されている。地域限定,非匿名,無利子,信頼,の4原則からなり,既存の経済・社会システムを補完し,地域経済を活性化するツールとして注目されている。  

エコ・ミュージアム eco-museum 【環】
 エコロジーとミュージアムを組み合わせた言葉で,地域の自然や生活をそのまま保存して,自然の博物館としていこうというものである。従来の箱ものの博物館のあり方を見直し,環境保全と環境負荷の少ない博物館のあり方を示唆している。地域の生活を破壊せずに活性化する手法のひとつとして注目されている。

エコロジー ecolosy 【環】
 生物やそれを取り巻く環境に関する研究を行う学問で,生態学ともいう。一般的には,自然環境と調和して生きるためのさまざまな営みのことを総称したもの。1960年代後半から欧米で始まった自然保護運動をエコロジー運動といい,運動に関わる者をエコロジストと呼ぶ。最近では,自然保護にとどまらず,反原発,安全食品やリサイクル推進など活動範囲が拡大し,政治的な活動も少なくない。

エコロジカル・アーキテクチャー ecological architecture 【環・建】
 環境保護運動に連関し,生態系を含めた環境問題やエネルギー保存などに力を注いだ建築。また,自然環境になじんでいる建築物や,自然の材料を使った建物を指すこともある。

エコロジカル・プランニング ecolgigal planning 【環】
 生態的土地利用計画のこと。オープンスペースの開発行為に際して,生態系を乱さないように均衡バランスを保ちながら行うというのが基本的な考え方となっている。

エージング aging 【デ】
 時間を経ることによって,庭園,公園などの景観が安定した美しさを表現するようになること。「時間の美」と訳される。

エスキス esquisse〈仏〉 【デ】
 設計・デザインをするときに,アイデアを捻出するために,頭の中のイメージをラフに描くこと。

エスパリエ espalier 【工】
 樹木,特に果樹や蔓性植物を壁面や塀などに誘引して緑化する手法。西欧で発達した壁面緑化法で,トレリスやフェンスあるいは止め具などを用いて誘引する。

エスレル ethrel 【植】
 生長調節剤の一種で,花数の増加や熟期の促進に効果がある。エスレルは植物に吸収されるとエチレンに変わる。

エバーグリーン evergreen 【植】
 「常緑の」,「常緑樹の」,「常緑樹の葉のような緑色」のこと。

エレベーション elevation 【図】
 立面図のこと。

オーガニックガーデン organic garden 【園】
 化学肥料や薬品を使わずに有機栽培で育てた草花の庭。

オーチャード orchard 【施】
 もともとは果樹園の意味だが,庭園内に設けられた観賞,遊楽の役割を持たせた一部分をいう。

オブジェ objet 【施】
 もともとの意味は物,物体だが,ダダイズムやシュールリアリズムなどの前衛芸術家が,石や木などの素材を使って自己の自由なイメージを表現したアートを指す現代美術用語となっている。現代庭園ではオブジェを取り入れた試みも多い。

オープンエクステリア open exterior 【般】
 敷地を取り囲む塀や垣根をなくしたり低くしたりする構造をもつ住まい。

オープン・スペース open space 【都】
 建築物のない一定の地域的広がり。植生や水面などの状態から,環境の質的向上や住民のレクリエーションの需要に応えるもの。

オベリスク obelisk 【史・施】
 古代エジプトで,神殿の門前の左右に建てられた方形で先のとがった白い石柱。上にいくにしたがって次第に細くなるのが特徴。太陽信仰にかかわったもの。古代ローマ時代以降,都市の広場などにモニュメントとして置かれるようになった。庭園ではパイプや竹を組んで塔状の工作物をオベリスクといい,蔓性植物を絡ませて楽しんだりする。

オランジェリー orangery 【施・史】
 オレンジやレモンなどの柑橘類を冬の寒さから守るために建築された装飾的な建物。 17世紀のヨーロッパで発達し,現在でもヴェルサイユ宮苑をはじめとする宮廷庭園などの一角に多く見られる。

オリエンテーション orientation 【建】
 建築用語では,敷地における建物の配置方法をいう。

オリフィス orifice 【施】
 水槽の側壁に設けられる水の流出口。断面は鋭い刃形でつくられ,円形,方形などの幾何学的に規則正しい形をしており,水を噴流させる。

オールドローズ Old Rose 【園】
 現代のバラが普及する以前の半蔓性や半野生のバラ。


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(略称:造園連)

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