機械類
チェーンソー・ヘッジトリマー・芝刈り機・草刈り機・ブロアーグラインダー・ガーデンシュレッダー・噴霧器・ドリル・ウインチ・クレーン・建設機械類
1.チェンソー
鎖式に連結した鎖歯を長円形鋼版の縁に沿ってベルト状に回転させることによって、材を挽く動力鋸。
主に樹木の伐採や丸太を切ったりするときに使われる。発動機式と電動式の2種類がある。

2.ヘッジトリマー
生垣など、面を均一に刈り込むための刈り込み機。電動式、充電式、発動機式などがある。
ヘッジトリマーを使うと作業が能率的で楽だが、瞬間的に刈る機械なので、使用に当たっては十分な注意が必要である。一部分を刈り込みすぎてしまったり、電動式の場合はコードが足に絡んだりして、思わぬ怪我をすることがあるので、取り扱いには気をつける。

3.しばかりき
手押しで動かし、芝を刈り込む機械。軟質で頻繁に刈り込む必要のある西洋芝のために19世紀初頭に英国で考案された。
さまざまな形式のものがあるが、主なものとしては、固定刃と回転刃のすり合わせで刈るリール式、これはぎりぎりまで短く刈ることができる。
鋭く回転するロータリー刃で刈るロータリー式、これは特に長く伸びた芝に適する。狭い部分の芝刈りには、ハンディタイプのバリカン式などが便利である。
また最近では、エアクッション式と呼ばれ、ホバークラフトのように、空気の力で地上すれすれに浮いた状態で均一に刈り込むエアクッション式が多く使用されている。

4.くさかりき
動力で雑草を刈る機械。電動式とコードのない充電式が主流。広い面積は、刃が横に回転する回転式のものを、部分的に刈る場合はバリカン式のものが便利である。

5.ブロアー
庭専用の強力な電機掃除機。1台に吸引機能と吹き飛ばしの機能の双方を兼ね備えていて、集塵に便利である。
刈り込んだ細かい枝葉や、鋸での枝おろしで生じた木屑などを集塵したり、箒や熊手が入らない物陰や、パイプをアタッチメントを使って長くすれば、屋根や雨樋に溜まる埃や落ち葉を掃除できる。

6.グラインダー
モーターで円形の砥石を回転させ、刃物を研ぐ機械。昔ながらの羊羹状の砥石で刃物を研ぐことはコツもあり難しいが、この機械を使えば楽に研ぐことができる。
砥石の上に水のタンクがあり、コックをひねると水が落ちて砥石を濡らす工夫をしたものも市販されている。
木鋏、剪定鋏、刈り込み鋏などの鋏類や、鑿、鉈、鎌などの手入れには欠かせないものである。

7.ガーデンシュレッダー
切り落とした枝や刈り込んだ葉、または刈り取った草などをモーター付きのカッターで細かく粉砕する機械。粉砕された枝葉や草は、腐葉土や堆肥にして利用するとよい。

8.ふんむき
殺虫剤、殺菌剤、生育調整剤を散布する機具。また部分的な潅水にも使える。
スポット的に利用する小型のものとしては、手で空気を圧縮して吹きかけるハンドスプレーから、ボンべに圧搾された液が詰められたスプレー缶などがある。
さらに広範囲に散布する場合は、半自動の肩掛け式の噴霧機が重宝する。
それ以上の面積に利用する場合は、電動式あるいはエンジン式の動力噴霧器が必要となる。液を入れるタンクを別置きするもので、圧力が強く、薬液が広範囲に広がり、かつ細かい部分にまで浸透するので、非常に効率がいい。
なお、噴霧器のノズル(噴口)には、一頭口、二頭口、多頭口などの種類がある。一般家庭などの通常の散布には、一頭口で十分だが、動力噴霧器を使う場合は、広範囲に大量に噴出する多頭口を用いる。また、手の届かない所への散布には、首の長いノズルを使うとよい。

9.ドリル
電動モーターで、木・鉄・コンクリートなどに穴をあける工具。用途によってハンドドリル・電動ドリル・空気ドリルなどがある。
竹垣や支柱の製作にあたって、用意しておくと重宝する。

10.ウインチ
軸やドラムの周囲にワイヤーロープを巻き上げ、石など重量物の上げ下げや引き寄せを行う機械。人力による手動式と動力式があり、ウインチのドラム数により単胴式、複胴式、多胴式に分けられる。動力式の動力には電気、ディーゼルエンジン、蒸気がある。

11.クレーン
重量物を吊り上げ、水平移動運搬を目的とする機械。造園工事では、石の据え付けや樹木の多植などに利用され、現代の造園工事にはなくてはならないものである。最近は油圧式のものが多い。
【種類】
積載型クレーン
造園工事では、最も使われるクレーン。普通のトラックに小型のクレーンを取り付けたもの。荷の積み降ろしや運搬を、非常に迅速に行うことができる。庭石などを搬入して、一旦、降ろさずにそのまま据え付けることが可能である。
トラッククレーン
トラックのシャーシ(車体)に、360度回転するクレーンを載せたもの。荷を吊ったまま移動ができる、最も機動性に優れるクレーンである。
ホイールクレーン
タイヤのついた走行部分の上にクレーンを載せたもの。公道も走ることができ、軽い荷物であれば吊ったまま移動できる。
クローラクレーン
ホイールクレーンのタイヤをキャタピラに代えたようなクレーン。不整地の走行に優れるが、公道を走ることはできないので、現場間の移動にはトレーラーなどが必要とされる。

12.建設機械類ブルドーザー
トラクタ(牽引または物を押して運ぶ作業をする機械の総称)に、作業用のアタッチメントとして、土砂を押す土工板(排土板、ブレード)を取り付け、伐開、開墾、整地、掘削、運搬、盛土、牽引など幅広い土木作業に用いられる機械。土工板の形状、機能により、アングルドーザー、チルトドーザー、ストレートドーザー、Uドーザー、レーキードーザー、スクレープドーザー等の種類がある。
トラクタショベル
前方に取り付けたバケットで、ブルドーザーなどで集めてほぐされた土砂を積み込み運搬する機械。ローダーとも呼ばれる。履帯式(キャタピラー)トラクタショベルと車輪式トラクタショベル(ホイールローダーと呼ぶ)がある。
ショベル式掘削機
ショベルまたはクレーンを基本形として、フロントアタッチメントの交換によって、各種の掘削作業に適用できる機械。フロントアタッチメントをワイヤーロープを介してウインチで動かす機械式と、油圧モーターと油圧シリンダで動かす油圧式とがある。
フロントアタッチメントには以下のようなものがあり、万能掘削機とも呼ばれている。
バックホウ
アームに取り付けたバケットを手前に引き寄せる動作により、主として機械が設置された地盤より低いところの掘削に適する。強い掘削力と正確な作業が長所で油圧ショベルの標準装置となっている。
パワーショベル
アームに取り付けたバケットを前方に押し出す動作により、主として機械が設置された地盤より高いところの掘削に適する
クラムシェル
開閉式のバケットを開いたまま垂直に下方に降ろし、それを閉じることにより土砂をつかみ取り掘削するもの。一般土砂の穴掘り、深い基礎掘削などに適する。
ドラグライン
ロープで懸垂された爪付きのバケットを落下させ、別のロープで手前に引き寄せることにより土砂を掘削するもの。河川の改修工事などの広い範囲の浅い掘削に適する。

1.チェンソー
鎖式に連結した鎖歯を長円形鋼版の縁に沿ってベルト状に回転させることによって、材を挽く動力鋸。
主に樹木の伐採や丸太を切ったりするときに使われる。発動機式と電動式の2種類がある。

2.ヘッジトリマー
生垣など、面を均一に刈り込むための刈り込み機。電動式、充電式、発動機式などがある。
ヘッジトリマーを使うと作業が能率的で楽だが、瞬間的に刈る機械なので、使用に当たっては十分な注意が必要である。一部分を刈り込みすぎてしまったり、電動式の場合はコードが足に絡んだりして、思わぬ怪我をすることがあるので、取り扱いには気をつける。

3.しばかりき
手押しで動かし、芝を刈り込む機械。軟質で頻繁に刈り込む必要のある西洋芝のために19世紀初頭に英国で考案された。
さまざまな形式のものがあるが、主なものとしては、固定刃と回転刃のすり合わせで刈るリール式、これはぎりぎりまで短く刈ることができる。
鋭く回転するロータリー刃で刈るロータリー式、これは特に長く伸びた芝に適する。狭い部分の芝刈りには、ハンディタイプのバリカン式などが便利である。
また最近では、エアクッション式と呼ばれ、ホバークラフトのように、空気の力で地上すれすれに浮いた状態で均一に刈り込むエアクッション式が多く使用されている。

4.くさかりき
動力で雑草を刈る機械。電動式とコードのない充電式が主流。広い面積は、刃が横に回転する回転式のものを、部分的に刈る場合はバリカン式のものが便利である。

5.ブロアー
庭専用の強力な電機掃除機。1台に吸引機能と吹き飛ばしの機能の双方を兼ね備えていて、集塵に便利である。
刈り込んだ細かい枝葉や、鋸での枝おろしで生じた木屑などを集塵したり、箒や熊手が入らない物陰や、パイプをアタッチメントを使って長くすれば、屋根や雨樋に溜まる埃や落ち葉を掃除できる。

6.グラインダー
モーターで円形の砥石を回転させ、刃物を研ぐ機械。昔ながらの羊羹状の砥石で刃物を研ぐことはコツもあり難しいが、この機械を使えば楽に研ぐことができる。
砥石の上に水のタンクがあり、コックをひねると水が落ちて砥石を濡らす工夫をしたものも市販されている。
木鋏、剪定鋏、刈り込み鋏などの鋏類や、鑿、鉈、鎌などの手入れには欠かせないものである。

7.ガーデンシュレッダー
切り落とした枝や刈り込んだ葉、または刈り取った草などをモーター付きのカッターで細かく粉砕する機械。粉砕された枝葉や草は、腐葉土や堆肥にして利用するとよい。

8.ふんむき
殺虫剤、殺菌剤、生育調整剤を散布する機具。また部分的な潅水にも使える。
スポット的に利用する小型のものとしては、手で空気を圧縮して吹きかけるハンドスプレーから、ボンべに圧搾された液が詰められたスプレー缶などがある。
さらに広範囲に散布する場合は、半自動の肩掛け式の噴霧機が重宝する。
それ以上の面積に利用する場合は、電動式あるいはエンジン式の動力噴霧器が必要となる。液を入れるタンクを別置きするもので、圧力が強く、薬液が広範囲に広がり、かつ細かい部分にまで浸透するので、非常に効率がいい。
なお、噴霧器のノズル(噴口)には、一頭口、二頭口、多頭口などの種類がある。一般家庭などの通常の散布には、一頭口で十分だが、動力噴霧器を使う場合は、広範囲に大量に噴出する多頭口を用いる。また、手の届かない所への散布には、首の長いノズルを使うとよい。

9.ドリル
電動モーターで、木・鉄・コンクリートなどに穴をあける工具。用途によってハンドドリル・電動ドリル・空気ドリルなどがある。
竹垣や支柱の製作にあたって、用意しておくと重宝する。

10.ウインチ
軸やドラムの周囲にワイヤーロープを巻き上げ、石など重量物の上げ下げや引き寄せを行う機械。人力による手動式と動力式があり、ウインチのドラム数により単胴式、複胴式、多胴式に分けられる。動力式の動力には電気、ディーゼルエンジン、蒸気がある。

11.クレーン
重量物を吊り上げ、水平移動運搬を目的とする機械。造園工事では、石の据え付けや樹木の多植などに利用され、現代の造園工事にはなくてはならないものである。最近は油圧式のものが多い。
【種類】
積載型クレーン
造園工事では、最も使われるクレーン。普通のトラックに小型のクレーンを取り付けたもの。荷の積み降ろしや運搬を、非常に迅速に行うことができる。庭石などを搬入して、一旦、降ろさずにそのまま据え付けることが可能である。
トラッククレーン
トラックのシャーシ(車体)に、360度回転するクレーンを載せたもの。荷を吊ったまま移動ができる、最も機動性に優れるクレーンである。
ホイールクレーン
タイヤのついた走行部分の上にクレーンを載せたもの。公道も走ることができ、軽い荷物であれば吊ったまま移動できる。
クローラクレーン
ホイールクレーンのタイヤをキャタピラに代えたようなクレーン。不整地の走行に優れるが、公道を走ることはできないので、現場間の移動にはトレーラーなどが必要とされる。

12.建設機械類ブルドーザー
トラクタ(牽引または物を押して運ぶ作業をする機械の総称)に、作業用のアタッチメントとして、土砂を押す土工板(排土板、ブレード)を取り付け、伐開、開墾、整地、掘削、運搬、盛土、牽引など幅広い土木作業に用いられる機械。土工板の形状、機能により、アングルドーザー、チルトドーザー、ストレートドーザー、Uドーザー、レーキードーザー、スクレープドーザー等の種類がある。
トラクタショベル
前方に取り付けたバケットで、ブルドーザーなどで集めてほぐされた土砂を積み込み運搬する機械。ローダーとも呼ばれる。履帯式(キャタピラー)トラクタショベルと車輪式トラクタショベル(ホイールローダーと呼ぶ)がある。
ショベル式掘削機
ショベルまたはクレーンを基本形として、フロントアタッチメントの交換によって、各種の掘削作業に適用できる機械。フロントアタッチメントをワイヤーロープを介してウインチで動かす機械式と、油圧モーターと油圧シリンダで動かす油圧式とがある。
フロントアタッチメントには以下のようなものがあり、万能掘削機とも呼ばれている。
バックホウ
アームに取り付けたバケットを手前に引き寄せる動作により、主として機械が設置された地盤より低いところの掘削に適する。強い掘削力と正確な作業が長所で油圧ショベルの標準装置となっている。
パワーショベル
アームに取り付けたバケットを前方に押し出す動作により、主として機械が設置された地盤より高いところの掘削に適する
クラムシェル
開閉式のバケットを開いたまま垂直に下方に降ろし、それを閉じることにより土砂をつかみ取り掘削するもの。一般土砂の穴掘り、深い基礎掘削などに適する。
ドラグライン
ロープで懸垂された爪付きのバケットを落下させ、別のロープで手前に引き寄せることにより土砂を掘削するもの。河川の改修工事などの広い範囲の浅い掘削に適する。
