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「第38回技能五輪国際大会(フィンランド)」について

 日      程 2005年5月25日(水)〜29日(日)

 会      場 フィンランド・ヘルシンキ市フェアウェルセンター

 出 場 者 数 25組50名



 第38回技能五輪国際大会は、世界から37カ国660名の選手が造園をはじめ39職種に参加、5月25日開会式、26日より4日間22時間の技の戦いを繰り広げた。日本選手団は、メカトロニクスなど製造系種目で大健闘金メダル5個、銀1、銅2個の好成績を収めた。
 造園競技は、フィンランド,ドイツ,フランス,オランダ,オーストリア,カナダ,日本,韓国,イギリス,オーストラリア,スイスが参加、11カ国の戦いとなった。日本代表の佐賀県支部の前山幸輝さん(21歳・旭日緑化建設)、小林啓造さん(21歳・古梅園)の2人は全力をだしきり、11カ国中8位と健闘した。金メダルはフランス とスイス、ドイツが銅メダルとなった。


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◆課題と競技の模様◆

 課題は、7m×7mの敷地にブロック石積み,パーゴラ,ウッドデッキ,ピンコロの広場,噴水,植栽,芝生,花の植栽,プラスチックウォールで、4日間22時間の作業。
 2月に事前公表されていたものに、競技規則により30%程度変更された。フィンランド側の材料準備がスポンサーの関係でかなり変更されており、構造物に大きな変更はなかったものの、ブロックなど日本で練習していたものとは大きく違う材料となった。
 植栽材料も納入が最終日にずれ込み、最終日残り時間4時間の段階で、植栽配置図変更となり、選手にとっては大変な負担となった。
 日本代表の前山・小林組は、佐賀県支部のコーチの大坪九州男さんは後方からの支援を受け、通訳の本田繁さん(広島県支部・西条庭園)の巧みなサポートを受け、競技開始当初には、会場の雰囲気に飲まれてしまったものの、2日目3日目と落ち着きを取り戻し、参加各国とも横一線の戦いを展開した。体力に勝る他国の選手がパーゴラの取付や材料の移動に力を発揮したが、日本チームも、広場,ウッドデッキと確実に施工し、見事な戦いぶりであった。選手2人はもてる力を全部だしきったと言えよう。
 次回大会は、2007年11月静岡県沼津市で開催される。造園競技には、フィンランドに参加した11カ国に加え、ルクセンブルク,イラン,マレーシアが参加予定で、14カ国での競技となる見込み。静岡大会では、地元の利を生かしてのメダル獲得が期待されている。日本代表は来年10月開催の国内予選香川大会で決定する。




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