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ベニカナメモチとごま色斑点病
春、垣根が真っ赤に燃える街並みを散策するのはとても気持ちが良い。日当たりの良い垣根にはベニカナメモチが良く似合う。最近は企業の工場緑化対策としてレッドロビンが多く植栽されるようになった。
両種とも葉にごま色斑点病が多く発生する。本病は毎年同じ時期に、同じ場所で発生する。
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両種とも葉にごま色斑点病が多く発生する。本病は毎年同じ時期に、同じ場所で発生する。
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チャドクガ
毎年会社の電話相談で質問の多いのがチャドクガである。博覧会等のイベント会場や公園で発生すると大問題になる。
チャドクガはチャ等ツバキ属の植物の葉を食害し、毒を持った蛾を意味する。毒毛はたんぱく質で出来ており毒針毛と呼ばれている。激しく刺されると入院する人もいる。
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チャドクガはチャ等ツバキ属の植物の葉を食害し、毒を持った蛾を意味する。毒毛はたんぱく質で出来ており毒針毛と呼ばれている。激しく刺されると入院する人もいる。
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サンゴジュハムシ
初夏の生垣で、光沢のある広い葉のサンゴジュはひと際目立って美しい。しかし、それも束の間で見ている内に茶褐色の汚い食痕が葉全面に現れ、新梢の成長とともに樹の葉全体に被害が広がる。
被害は4月上中旬頃から見られ秋頃まで続く。
これはサンゴジュハムシの被害である。
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被害は4月上中旬頃から見られ秋頃まで続く。
これはサンゴジュハムシの被害である。
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ケヤキフシアブラムシ
ケヤキの葉にコブが?
新緑の公園を散歩していると見知らぬ人から「今年はケヤキに沢山の実がなりましたね」と声をかけられた。よく視ると2〜3個のコブ(虫えい)が付いているケヤキの葉が沢山あったので実がなっている様に見えたのだろう。
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新緑の公園を散歩していると見知らぬ人から「今年はケヤキに沢山の実がなりましたね」と声をかけられた。よく視ると2〜3個のコブ(虫えい)が付いているケヤキの葉が沢山あったので実がなっている様に見えたのだろう。
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うどんこ病
庭のもみじ、さるすべり、バラ等は夏になると必ずと言って良いほど「うどんこ病」が発生する。街路樹のアメリカハナミズキにもよく見かける。
その他エノキ、マサキ、ユキヤナギやナラ、カシの類の様な広葉樹の殆どに多発する。樹木の他に野菜や果樹にもこの病気は発生し、生育を著しく抑制している姿をよく見かける。
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その他エノキ、マサキ、ユキヤナギやナラ、カシの類の様な広葉樹の殆どに多発する。樹木の他に野菜や果樹にもこの病気は発生し、生育を著しく抑制している姿をよく見かける。
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ツノロウムシ
モチノキやマサキに白い大きいカイガラムシが良く付く。樹液を吸うので樹が弱るだけでなく、その排泄物にすす病菌が寄生し、煤色のカビが葉を一面に覆うので極めて美観を失う。
ツノロウムシの被害である。
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松枯れ(その1)
7〜10月にかけて大きな松が突然枯れる現象が各地で見られる。
海や山で集団的に松が枯れ、山間部では地獄谷のような光景を目にする事がある。この病気に罹ると枯れるのに速いものは1週間とかからない樹さえある。あ!言う間の出来事である。
これが「松枯れ」である。
全国で有名な松の殆どが「松枯れ」で枯れてしまった。惜しいことである。
この病気の特徴は樹全体が枯れてしまうことである。(始は枝枯れも見られるが、次年度には枯れる。)次に、枯れ始めている松の枝を折っても松脂が出てこない事である。また、松が枯れると風下の方に次年度以降広がる傾向が強い。
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海や山で集団的に松が枯れ、山間部では地獄谷のような光景を目にする事がある。この病気に罹ると枯れるのに速いものは1週間とかからない樹さえある。あ!言う間の出来事である。
これが「松枯れ」である。
全国で有名な松の殆どが「松枯れ」で枯れてしまった。惜しいことである。
この病気の特徴は樹全体が枯れてしまうことである。(始は枝枯れも見られるが、次年度には枯れる。)次に、枯れ始めている松の枝を折っても松脂が出てこない事である。また、松が枯れると風下の方に次年度以降広がる傾向が強い。
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松枯れ(その2)
松枯れ(その3)
スズメバチ
昨年は例年に無くスズメバチの被害が各地で猛威をふるった。
日本に生息するスズメバチの種類は3属16種類と言われているが、その中でもキイロスズメバチ、コガタスズメバチ、オオスズメバチが代表格であろう。
ご承知のようにコガタスズメバチは主として庭木などの樹の枝に巣作るに対して、キイロスズメバチは軒下や屋根裏に大きな巣をつくり、オオスズメバチは樹の地際部の穴やほこらで巣を作る特徴を持っている。
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日本に生息するスズメバチの種類は3属16種類と言われているが、その中でもキイロスズメバチ、コガタスズメバチ、オオスズメバチが代表格であろう。
ご承知のようにコガタスズメバチは主として庭木などの樹の枝に巣作るに対して、キイロスズメバチは軒下や屋根裏に大きな巣をつくり、オオスズメバチは樹の地際部の穴やほこらで巣を作る特徴を持っている。
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ヤノイスアブラムシ
公園や庭木にイスノキの植栽を時々見かける。常緑照葉樹で厚みのあるモチノキの様な葉なので親しみやすく、好きな樹木である。
最近、我が家の近くの公園にあるイスノキの葉に直径1cm程度の円形のコブが沢山できて気持ちが悪い状態になっている。夏頃にはこのコブが褐色になり、大きく十文字に割れるので、観賞上極めて都合が悪い。
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最近、我が家の近くの公園にあるイスノキの葉に直径1cm程度の円形のコブが沢山できて気持ちが悪い状態になっている。夏頃にはこのコブが褐色になり、大きく十文字に割れるので、観賞上極めて都合が悪い。
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桜の「てんぐす病」
気象変動が大きかったためか昨年の桜の開花が遅れ、一斉に満開を迎えてしまった。
桜は人気の高いソメイヨシノが多いので最近は「てんぐす病」に罹っている樹が目立ってきた。
「てんぐす病」は小枝の先端部分細かく分かれて鳥の巣様に見える為、天狗の巣、「てんぐす病」と呼ばれている。
ソメイヨシノやコヒガンザクラは特にこの病気に罹りやすい。病気にかかった枝は花がつかず、開花時期に小さな葉を沢山つけるので見栄えが悪い。
「桜切るバカ、梅切らぬバカ」と言われているように、桜の枝は切らないのが常識で、この病気に罹るとその周辺の樹にも次第に広がっていくので景観上問題になるばかりでなく樹の寿命も短くなる。
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桜は人気の高いソメイヨシノが多いので最近は「てんぐす病」に罹っている樹が目立ってきた。
「てんぐす病」は小枝の先端部分細かく分かれて鳥の巣様に見える為、天狗の巣、「てんぐす病」と呼ばれている。
ソメイヨシノやコヒガンザクラは特にこの病気に罹りやすい。病気にかかった枝は花がつかず、開花時期に小さな葉を沢山つけるので見栄えが悪い。
「桜切るバカ、梅切らぬバカ」と言われているように、桜の枝は切らないのが常識で、この病気に罹るとその周辺の樹にも次第に広がっていくので景観上問題になるばかりでなく樹の寿命も短くなる。
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褐班病(つつじ)
春先、新葉が開ききった頃に葉の葉脈に沿って3から5mmの褐色の斑点が一斉に出る。被害が大きいと見ている間に落葉し、垣根等に大きな穴が開き景観上好ましくない状態になる。
これがつつじの褐斑病である。特にオオムラサキに発生しやすいがつつじやもちつつじにも多く発生する。また、カルミヤにも同様の病斑ができるが病原菌が異なる為、つつじに伝染する事はない。
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これがつつじの褐斑病である。特にオオムラサキに発生しやすいがつつじやもちつつじにも多く発生する。また、カルミヤにも同様の病斑ができるが病原菌が異なる為、つつじに伝染する事はない。
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ナメクジ
大雑把に言って、農作物を病害虫や雑草から守る技術分野を作物保護といい、その手段の一つに農薬がある。一方、人の伝染病を媒介する害虫等(衛生害虫等)を駆除する手段として蚊やハエの駆除剤(医薬部外品)がある。ナメクジ、ダンゴムシそしてスズメバチやムカデ・ゲジのように上記のいずれにも属さず、人から嫌われている虫?がいる。それを一般に不快害虫とよんでいる。
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