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竹垣・支柱等工事用工具

鋸・竹挽鋸・ペンチ・金槌・玄能・バール・錐・繰り針・鑿・竹割り・鉈・掛矢・木槌・突き棒・水平器・墨壷・すみさし



1.のこぎり
 造園工事では、遣方をつくる際の角材や板を切断するときのほかに、竹垣製作の親柱、間柱となる丸太や、支柱や杭の丸太などに用いる。
 ノコギリには以下のような種類があり、用途によってそれぞれ使い分ける。
[梢魯離魁Ш任皸貳姪で利用度が高い木工用のノコギリ。木目に対して平行に切る縦びきと、木目に対して垂直に切る横びきの歯を、1枚の鋸身の両側につけたもの(縦びき、横びき、それぞれ専用の片刃のノコギリもある)。
胴つきノコ:木を接合するホゾをつくるなど、細かな細工用のノコギリ。歯が細かく、鋸身が非常に薄くできているため、背金で補強してある。
7佑咾ノコ:板や柱に溝をつけるときなどに使うノコギリ。鋸身が小さく、縦びき用、横びき用の歯が両側に弓状に丸くついている。
げ鵑靴咾ノコ:板を円形に抜いたりするときに用いるノコギリ。垂直に立てて使うので、鋸身は極端に細いが、非常に厚みがあり、こしが強くできている。
 以上のほか、木工細工などの細かな曲線を切るのに向く糸ノコ、金属の切断に向く弓ノコ、ひいて用いる日本の伝統的なノコギリと異なり、押して切る洋ノコなどの種類がある。


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2.たけひきのこ
 竹の切断専用のノコギリ。竹垣、支柱、筧や鹿おどし(僧都)などの竹を使った構作物の製作になくてはならないもの。
 竹垣をつくる場合、胴縁や立子に用いる竹は節止めにする(節の部分で切ること)。竹の繊維は縦に通っているので、竹を輪切りにするには、繊維と垂直にノコギリをひく。そのため鋸身の片側に横びきの歯がつけられている。また、竹の繊維は普通の木材に比べて細かいので、竹ひきノコは、一般的なノコギリ(両刃ノコ)よりも歯が細かく、鋸身も小さいのが特徴である。
 なお、丸竹を切る場合、竹を回しながら切ると、切断面がささくれが立たずにきれいに切ることができる。


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3.ペンチ
 針金や銅線を切断したり、曲がっている釘を真っすぐに伸ばしたり、細かい作業のとき、材料を挟んだりするのに用いる工具。
 造園施工では、主に、竹垣の製作や支柱の取り付けの作業などで、竹と竹、あるいは丸太と丸太を針金で結束する際に用いる。
 類似の工具として、最も汎用性のあるプライヤーや、細身で細かい作業が可能なラジオペンチやヤットコ、針金を正確に切断できるニッパー、太い針金を切るクイキリなどがある。


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4.かなづち・げんのう
 主に、木材に釘を打ちつけるために用いる一般的な大工道具。
 玄能は、槌の部分が、一方は平らで、もう一方には丸みがある。釘は平らな方で打つが、丸みのある方は「木殺し」と呼ばれ、釘の最後のひと打ちはこの面で行う。この丸みによって、木材に傷をつけることなく、釘を深く打ち込むことができる。
 金槌は、鉄でできた槌の部分の一方の端は、釘打ち用に平らな面で、もう一方の端は細くなっているものをいう。細い側では、釘を深く入れたり、鎹などの穴をあけるのに用いるが、この部分が釘抜きとなっているものもある。


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5.バール
 鉄製のてこのこと。長さは一般に1.5m程度。木てこに比べて重く、丈夫だが曲がりやすい欠点がある。
 なお、バールで石や樹木を動かすとき、不用意に作業を行うと、傷をつけたり、欠損したりする危険性があるので、十分な注意が必要である。貴重な石や樹木を扱う場合は、バールは使わずに、木てこを動かすようにする。


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6.きり
 柄を手で揉み込んで、木材に小さい穴をあけるための工具。釘を打つ前に穴をあけて、釘道をつくるなどに用いられる。特に竹に釘を打つ場合、直接打ちつけると、繊維に沿って竹が割れてしまうので、必ずキリで穴をあけてから、そこに釘を打つようにする。なお、最近では電動ドリルを用いることが多い。
 キリには刃先の形によって以下のような種類がある。
●四つ目ギリ:刃先の断面が正方形。深く揉み込むほどに穴が大きくなる。
●三つ目ギリ:刃先が太い三角キリ。一定の大きさの穴を深くあけるときに使われる。
●つぼギリ:柔らかめの木材に、大きな穴をあけるためのキリで、刃先が半円状になっている。最初に刃先で円を描いてから揉み始める。
●ねずみ歯ギリ:刃先が3つに分かれているキリ。堅い木材や竹に大きい穴をあけるのに用いる。
 以上のような手揉みキリのほかに、ハンドドリルやクリックボールなどといった手動式の機械ドリルも多く使われている。


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7.くりばり
 柄を手で揉み込んで、木材に小さい穴をあけるための工具。釘を打つ前に穴をあけて、釘道をつくるなどに用いられる。特に竹に釘を打つ場合、直接打ちつけると、繊維に沿って竹が割れてしまうので、必ずキリで穴をあけてから、そこに釘を打つようにする。なお、最近では電動ドリルを用いることが多い。
 キリには刃先の形によって以下のような種類がある。
●四つ目ギリ:刃先の断面が正方形。深く揉み込むほどに穴が大きくなる。
●三つ目ギリ:刃先が太い三角キリ。一定の大きさの穴を深くあけるときに使われる。
●つぼギリ:柔らかめの木材に、大きな穴をあけるためのキリで、刃先が半円状になっている。最初に刃先で円を描いてから揉み始める。
●ねずみ歯ギリ:刃先が3つに分かれているキリ。堅い木材や竹に大きい穴をあけるのに用いる。
 以上のような手揉みキリのほかに、ハンドドリルやクリックボールなどといった手動式の機械ドリルも多く使われている。
5.くり針
 建仁寺垣、御簾垣などの遮蔽垣の立子や組子を、胴縁にシュロ縄で結束するときや、押縁、玉縁を取りつけて結束するときに用いる鈎形の針。太い針金でつくることも可能。
 くり針の穴にシュロ縄を結びつけ、透き間なく並ぶ立子(組子)の間に針を通して、シュロ縄を垣の表側から裏側へ回し、また表側に回して結束する作業をスムーズに行うことができる。


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8.のみ
 木材にホゾ穴を彫ったり、鉋の入らない細い部分の仕上げに用いたりする道具で、刃のついた穂、首、柄の部分からなる。槌で柄頭をたたいて穴を彫る「叩きノミ」と、手で柄を押して削る「仕上げノミ」に大別される。叩きノミには柄頭に金属のかつらがはめてある。仕上げノミにはかつらがないので、一目で叩きノミか、仕上げノミかを見分けることができる。
 竹垣の製作では、御簾垣をつくる際に、親柱、間柱に組子を差し込む溝を彫るときなどに、叩きノミが使用される。
 なお、ノミには最も一般的な追入れノミのほか、向待ノミ、丸ノミ(以上、叩きノミ)、突きノミ、しのぎノミ(以上、仕上げノミ)などの種類があり、用途によって使い分けられている。


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9.たけわり
 竹を繊維に沿って、縦に割ったり、そいだりする竹専用の鉈。全長30cmくらいで、刃の部分は、長さ18cmほど、幅3cm強、厚さ4〜5mmほど。 
 建仁寺垣などの押縁や玉縁に使うため、丸竹を半割りにする際には、ウラ(末口)の方から竹割りで割りを入れる。手で引き裂けるくらいの割りを入れたら、地面に置いて片側を持ち上げるようにして割っていく。なお、持ち上げる方が薄く割れていくので、数回上下を入れ替えながら割ると、きれいに半割りにすることができる。


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10.なた
 斧の一種とされ、幅が広く厚い刃に短い木の柄をつけたもの。木材を木の繊維に沿ってたたき割ったり、木杭の先を削ったりするのに用いる。
 また、樹木の枝打ちや、枝下ろしなどの剪定の後、落とした枝をまとめやすいように、小枝を払ったりする場合などにも用いる。


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11.かけや
 遣方の杭や支柱の丸太、竹垣の親柱、間柱などを、地中に打ち込むときに用いる大型の木槌。樫などの堅い木材でつくられている。
 槌の部分の直径は13〜15cm、全体の長さが24〜27cm、柄の部分が90cm程度である。
 なお、樹木などの立て入れ直しなどのとき、その樹木と掛矢の柄にロープを結びつけて、槌の部分を支点にして引っ張るといった利用法もある。


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12.きづち
  関東地方ではコノキリとも呼ばれ、カシやケヤキなどの堅木でつくられた小型の槌。叩きノミを叩く、池泉工事の際のコンクリート打ちの際に型枠を叩くといった作業に使われる。また、カンナの刃の出し入れにも用いる。
 造園工事においては、遣方の杭や支柱の丸太、竹垣の親柱、間柱、立子を、地中に軽く打ち込むとき、立子の頭の高さを均一にそろえるときなどに使われる。


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13.つきぼう
  竹垣の柱や支柱を、穴を掘って立てるときに、しっかりと固定させるために、土を入れて突き固めるのに使われる木の棒。長さ150〜60cm、直径5cmくらいが使いやすい。材質は樫などの堅木がよい。
 庭木の植えつけの際の、水ぎめや土ぎめのとき、また石を据えて突き固めるときにも同様に使われる。


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14.すいへいき
 施工する構造物の水平の状態を確かめるために使う器具。木製または鉄製の細長い定規の中程に気泡管を入れ、気泡管の気泡を真ん中にすることによって水平をとる。
 造園工事では、竹垣の製作、飛石、敷石や石積みなどを施工する前の遣方づくりなどに利用される。竹垣づくりでは、立子の頭部の高さを決めるために水糸を張るときに利用し、遣方づくりでは、飛石、敷石等の高さを決めるために水糸を張るときに利用する。
 また、実際に飛石や敷石を据える際にも、石の表面に水平器を置き、つねに水平を確認しながら作業をする。


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15.すみつぼ
 墨壺は、材料や構造物の表面に、目印となる直線を引く道具である。墨糸を巻いた糸車と、墨(墨汁)をしみこませた墨肉をいれた墨穴からできていて、糸の先に仮子という針がついている。ただし最近では墨汁ではなく色粉を用いる場合が多い。
 仮子を引張って、一つの墨印(例えば水盛りによって付けた水平面の印等)に糸を押さえ付け、墨壺の方をもう一つの墨印に合わせて墨糸を強く張り、この糸をはじくと、糸が材の表面を打って、糸についていた墨が材の表面につくというわけである。材の表面に多少凹凸があっても、正確な直線を引くことができる。


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16.すみさし
 墨壺といっしょに使う竹製のヘラを墨刺といい、筆の役目をするものである。コンクリート面など、粗い表面に対して使われるので、すり減ったときは、適宜削り直すようにする。


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一般社団法人
日本造園組合連合会
(略称:造園連)

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