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石材工事用工具

こやすけ・石頭・鏨・ハンマー・びしゃん・かなじめ・木梃子・金梃子



1.こやすけ
 石を割るのに用いるノミの一種。槌の部分の一方に刃を持ち、もう一方は頭と呼ばれる。柄は樫材でつくられ、取り外しができるようになっている。
 片手でこやすけの柄を持ち、刃を石の割る部分に当て、こやすけの頭をせっとうで叩き、石を割る。これは「こやすけ払い」とも呼ばれ、造園施工では、自然石を用いる敷石や野面石積みの石の合端合わせの際などに行う。


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2.せっとう
 鉄製の小型の槌で、こやすけやたがねの頭を叩いて石を割ったり削ったりするのに用いる。
 大・中・小の種類があり、叩き面は4.5〜6cm角で面取りがしてある。


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3.たがね
 石材を用の小型のノミ。一般的にに特殊鋼または炭素鋼でつくられた六角鋼および丸鋼に刃を付けて、斫りに使用する工具。


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4.ハンマー
 物を打ち叩くための大型の鉄槌をいう。重量があるので両手で持って使用する。野面石積みを施工する場合などに、石の合端を合わせるために、石を大きく割らなくてはならないときに用いる。
 ハンマーでは、大まかな割り方のみ可能なので、細かく割って調整する場合は、こやすけとせっとうを用いる。


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5.びしゃん
 たがねなどで削った石材の表面を叩いて平滑に仕上げるのに使われる鉄槌。この作業を「びしゃん叩き」または「びしゃん仕上げ」という。
 柄の長さが20cm前後で、柄頭には、長さ15cmくらいの槌が付いている。槌の端面は3.6cm四方で、碁盤の目に切ったような突起が付いている。突起の数によって、25目(5×5)で5枚びしゃん、64目(8×8)で8枚びしゃん、100目(10×10)で10枚びしゃんなどと呼ばれる。
 最初は5枚びしゃんで叩き、仕上げが進むにつれて枚数の多いびしゃんを使う。


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6.かなじめ
 鉄槌のかたちをしているが、木製の柄の末端部に鉄の輪がはめられているのが特徴で、このことから「かなじめ」と呼ばれる。
飛石や縁石のように小さめの石を据える際などに、…箸梁世なをハンマーとして石を割ったり、周囲の土を叩いたりする。∈戮なを梃子として石を動かす。J舛遼端を用いて極める。といったようにさまざまに使え、非常に重宝な工具である。


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7.きでこ
 石を据えたり、樹木を植えつけたりする際に、それらの重量物をこじ上げて動かすための木製の棒。小さい力を拡大して伝達することができる。石の合端を合わせたり、木の向きを変えたりするときに用いられる。 長さは一般に2m以上、比較的軽く、使うときに力を入れやすいが、あまり無理をすると折れる危険性がある。
 基本的なてこの使い方には、以下のような方法がある。
●追いてこ:てこを物体の下にこじ入れ、てこの先と地面が接する部分に支点を置き、てこを向こう側へ押し込むことによって、物体を向こう側へ横に移動させる。
●持ちてこ:てこを物体の下にこじ入れ、てこの先と地面が接する部分に支点を置き、てこを上へ持ち上げることによって、物体を持ち上げる。
●はねてこ:梃子を物体の下にこじ入れ、角材などの枕をてこの下に入れ、そこを支点とする。てこを下へ押し込むことによって、物体は上へ持ち上げる。 
 以上のほかに、3人がかりで大きな石などを少しずつ横に移動させる舟漕ぎという方法もある。


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8.かなてこ
 鉄製のてこのこと。長さは一般に1.5m程度。木てこに比べて重く、丈夫だが曲がりやすい欠点がある。
 なお、バールで石や樹木を動かすとき、不用意に作業を行うと、傷をつけたり、欠損したりする危険性があるので、十分な注意が必要である。貴重な石や樹木を扱う場合は、バールは使わずに、木てこを動かすようにする。


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(略称:造園連)

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にわ丸