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ハ行

バイオスフェア biosphere 【科】
 生物圏。生物が存在する場所としての地球全体のことをいう。19世紀初めに,フランスの博物学者J.ラマルクが大気圏・水圏・岩石圏に対してつくった用語である。地球を1つの生態系ととらえ,生命活動の営まれる地球の表層という意味で使われている。地表から約1万mまでの大気圏と土壌,陸水や海洋の中がこれに該当する。極地や乾燥地には生物が存在しない地域もある。

バイオテクノロジー biotechnology 【科】
 生物体およびその機能を効率的に活用する技術。通常,遺伝子組み換え,細胞融合,組織培養技術のほか,バイオリアクター技術(酵素や微生物の反応を効率的に行わせて物質を生産する技術)などを指す。またさまざまな関連技術がある。

バイオマス biomass 【科】
 太陽エネルギーが植物の光合成によって生体内に固定,蓄積されたもの。具体的には,生物の体やふん尿などを意味する。バイオマスには,炭素や水素が含まれるため,燃やせばエネルギー源となる。木炭や薪などはこのバイオマスの一種。おがくずなどの廃棄物をペレット燃料化するものやふん尿などを発酵させてメタンガスを取り出すものなどがあり,代替エネルギーとして注目を浴びている。

バイオレメディエーション bioremediation 【科・環】
 細菌などの微生物の自然分解能力を利用して環境汚染を浄化,無害化する技術。常温・常圧での原位置浄化が可能なため,特に土壌・地下水汚染の浄化・修復分野で有効で,米国で適用事例があり,日本でも研究が進んでいる。トリクロロエチレンなどの揮発性有機化合物のほか,PCBやダイオキシン類などの有害化学物質の分解への応用が期待されているが,副生成物の発生など新たな環境影響につながるおそれもあり,環境影響評価には十分な配慮が必要とされる。

ハイドロカルチャー hydro-culture 【植】
 土を使わずにハイドロボールで植物を植え込み育てること。観葉植物などの室内植物の栽培に適している。容器は水抜きの穴を持たないものを利用する。苗は根を傷つけぬように水洗いし植え付けする。

バウアー bower 【施】
 アーバー(樹陰の休憩所)と同じ,木陰,あずまやの意味を持つ。ローズ・バウアーはツルバラをからませ,その下にガーデンファニチャーなどを置いて使う。

バウハウス bauhaus〈独〉 【史・デ】
 20世紀初め,建築家が中心となってドイツ・ワイマールに設立された国立総合造形学校。工業技術と芸術の統合を目指した教育・研究が行われ,現代建築・デザインに大きな影響を与えたが,後にナチスの圧迫により閉鎖となる。

バウビオロギー Baubiologie〈独〉 【環】
 建築生物学。地球環境という視点から建築や街づくりを考え,実践しようとする研究分野。

パーク・アンド・ライド park and ride 【都】
 マイカーの市街地への乗り入れを抑制し,都市の慢性的な交通渋滞を緩和するための制度。自宅から乗ってきた車を,途中で駅周辺の駐車場に停めてもらい,バスや電車などの公共交通機関への乗り継ぎを促そうというものである。パーク・アンド・ライドは,1980年代からドイツのフライブルグ市で導入され始めたのが始まり。日本でも,金沢市や広島市などで試行されているほか,東京都,大阪府,名古屋市などの大都市でも実験が相次いでいる。

パークウェイ parkway 【都】
 快適で美しい景観への配慮がなされた自動車専用道路のことで,19世紀のアメリカ合衆国のランドスケープアーキテクトであるオルムステッド(F.L.Olmsted)の発案。

パークシステム park system 【都】
 19世紀後半から20世紀初頭にかけて,アメリカのカンザスシティ,ミネアポリス,シカゴ,ボストン,クリーブランドなどで展開した公園配置の理想とされる計画思想。基本的な考えは,個々の公園は単独で散在するより,連結して系統化されているほうが効果的というもの。

バーク堆肥 bark compost 【材】
 木材の皮や切りくずなどを発酵させてつくった堆肥。

パークレンジャー park ranger 【般】
 日本における国立公園管理官で,自然保護を図り,国立公園を守る環境省の職員のこと。

パゴダ pagoda 【史・施】
 イギリス風景式庭園のなかに設けられた中国趣味の塔をいうが,もともとはインド,中国,日本,タイ,ミャンマーなど,東洋諸国の宗教建築における塔の総称。

パーゴラ pergola 【施】
 実用を兼ねた添景施設として庭園や公園で使用される日陰棚で,多くは蔓性植物を絡ませて利用する。日射しが強いときなどは格好の日除けになるので,テラスの上などにつくられることが多い。

パース perspective drawing 【図】
 透視図のことで,住宅・建築では設計の意図などを伝える説明図として用いることが多く,マンションでは完成予定図を指す。

パース path 【施】
 通路,歩道,小径のこと。

パストラル pastoral 【般】
 田園風景。またはそれを主題とした詩や文学・絵画のこと。

バーゼル条約 【環】
 UNEPが主導,1989年に採択された,有害物質の輸出入を監視するための条約こと。正式名は,有害廃棄物の越境移動およびその処分の規制に関するバゼール条約である。廃棄物を処理する能力のない国への相次ぐ有害物質の輸出によって,その国の環境が破壊されたことからつくられたもの。廃棄物の輸入が事前に了解されたか,適正な処理が行われたか,行われなかった場合の回収はどうするかなどの内容が盛り込まれてある。

バックガーデン back garden 【般】
 玄関の反対側にある家屋の裏側にある庭のこと。バックヤードともいう。個人の庭ではバックガーデンの方が広くなっている。

バッファーゾーン buffer zone 【都・環】 
 緩衝地帯。

パーテア parterre 【史・ス】
 庭の中の限られたエリアにつくられた,刺繍を施したような凝ったデザインの庭のこと。中世の頃に流行ったスタイルで,小さな四角いスペースの庭のコーナーにつくり,談笑の場とした。

パティオ patio〈西〉 【史・ス】 
 イスラム世界でかたちづくられた中庭形式の庭園。8世紀初頭,イスラム教徒のイベリア半島侵入にともない,現在のスペイン,アンダルシア地方にもたらされ発達した。噴水,水盤,カナールなどを中心に,床面にはタイルやレンガで舗装模様が描かれ,四季の草花や果樹を植え込み,鉢植えなどをあしらった非常に装飾性のある空間である。グラナダのアルハンブラ宮苑,ヘネラリーフェ宮苑,セビリアのアルカサール城などが代表的である。

バーティカティング verticuting 【管】
 芝生面を機械の刃で垂直に切り込むことによって芝生を更新させること。

バードサンクチュアリ bird sanctuary 【般】
 「サンクチュアリ」は聖域の意で,野鳥を保護するため特別の区域のこと。日本での本格的なバードサンクチュアリとしては,北海道苫小牧市の「ウトナイ湖サンクチュアリ」がある。

バードバス birdbath 【施】
 庭に小鳥を呼ぶための水盤。実用的な側面だけでなく添景物としての価値もある。

バードファウンテン bird fountain 【施】
 小さな噴水をもつバードバス。

バードフィーダー bird feeder 【施】
 小鳥の餌台,または餌箱のこと。

バーナリゼーション vernalization 【植・管】
 春化処理ともいい,植物の春化,つまり花のもとをつくる段階を,人為的に経過させるために行う操作で,その手段は低温にあわせる方法が普通である。低温の程度とそれを与える期間や処理する植物の生育度は,種類や品種によってちがい,グリーンプラント・バーナリ型とシード・バーナリ型に大別される。

ハハァ haha 【史・施】
 庭園の境界に掘割をつくり,庭園を周囲の森林などと連続しているように見せるイギリス風景式庭園独自の手法で,C.ブリッジマンが考案し,ストウ園で初めて用いたもの。

ハーベイシャス herbaceous 【園】
 野生種の草花で,ハーブなどが混生した状態のこと。ハーベイシャスボーダーとは,混生した草花が帯状の花壇を形成している状態のことをいう。

パーマカルチャー parmaculture 【環】
 「パーマネント」「アグリカルチャー」「カルチャー」を組み合わせた造語で,「永続農法」,「永続的な文化」を意味する。オーストラリアのビル・モリソンが,1970年代後半に提唱,体系化をはじめ,世界中に広がった。基本的には,地域における農業圏や水圏,生活圏などの多様な構成要素につながりを持たせて適正に配置し,生態系が本来持つ生産力を最大限に引き出しながら,持続可能な農業を基本にした循環型社会を生活・生産者自らがつくっていくデザイン体系のことを言う。日本でも「パーマカルチャー・センター・ジャパン」が設立されている。

バーミキュライト vermiculite 【材】
 蛭石を高温で加熱することにより得られる人工用土。パーライトに比べ保肥力にもすぐれている。物理性を調節する用土として,主に用いられる。

パーライト parlite 【材】 
 真珠岩を細かく砕き,急激に焼成してつくられる人工用土。基本となる土に加えられることにより,透水性や通気性などが高められる。

バラストレード balustrade〈伊〉 【史・施】
 イタリア露壇式庭園の階段の装飾欄干。彫塑,飾り鉢などが組み合わされることもある。

バリアフリー barrierfree 【般】
 バリアは障壁あるいは障害物の意で,バリアフリーは障害物のない状態。街角や駅などのターミナル,あるいは住宅,公園等で高齢者や身障者が安心して利用できる施設をつくろうという試み。公園等では階段や床面の段差を解消し,車椅子に乗ったまま遊べる遊具や視覚障害者も運動できるような施設の整備が求められている。2000年には「交通バリアフリー法」が成立し,駅や空港,バスターミナル等を改造する場合,エレベーターやエスカレーター,スロープ,手すり等を整備することが義務づけられた。既存駅のバリアフリー化は努力義務とされている。

バルコニー balcony 【般・施】
 建物の外壁から張り出して,室内生活の延長として利用できる屋外の露台。

バルディーズ原則 Valdez principle 【環】
 企業が地球環境に負うべき責任の原則。1989年9月,アメリカの環境グループであるCERES(環境に責任を負う経済のための連合)が発表した。バルディーズは1989年3月にアラスカ沖で大規模な原油流失事故を起こしたエクソンのタンカー,バルディーズ号からきている。企業活動が環境にいかに関わっていくかという普遍的な内容が10か条として述べられている。

パルテール parterre〈仏〉 【史・園】
 ヴェルサイユ宮苑などのフランス平面幾何学式庭園に見られる図案を描く装飾花壇。「刺繍花壇」とも呼ばれる。

バルブ  bulb 【植】
 一般には球根のこと。洋ランでは,養分や水分を蓄えるため葉がついている茎が大きくふくらんでいるものをいう。

ハンギング・ガーデン hanging garden 【史・ス】
 「架空庭園」,「空中庭園」,「懸垂庭園」ともいわれ,紀元前600世紀頃にバビロンに実在したといわれるピラミッド型の露壇上につくられた庭園。世界七不思議の一つにも数えられた。現代でいえば,さしづめ「屋上庭園」,「テラスガーデン」といったところであろう。

ハンギング・バスケット hanging basket 【園】
 草花を植えた吊り鉢のことでコンテナガーデンの一種。思い思いの草花をアレンジしてつくられ,玄関や壁面を飾る。欧米ではかなり古くから行われていたが,近年のガーデニングブームで日本でも多く見られるようになった。

ビオトープ biotope 【環】
 特定の生物群落が存在できるように,特定の環境条件を整えた地域,つまり生息空間のこと。近年,生物の多様性を確保するために,さまざまな生物の生存の場としてのビオトープを保全・再生していくことが重要視されている。各地域では現在残されている生息環境を保全・回復して,人工的にビオトープを創造する事などがすすめられている。

ピクチュアレスク picturesque 【史・デ】
 イギリス風景式庭園における重要な考え方の一つで,装飾性を加味して絵画のように美しい庭園構成を表現することを意味する言葉。

ビスタ vista 【デ】
 一定方向に軸線をもつ景観構成手法で,並木などで奥行き感を表現。景の焦点には建物や庭園装飾物,添景物などがアイストップまたはランドマークとして置かれる。国内では,新宿御苑のプラタナス並木や神宮外苑の絵画館前のイチョウ並木がこの構成である。

ヒストリック・リハビリテーション historic rehabilitation 【工】
 歴史的に価値のある建造物に手を加えて再利用すること。

ヒートアイランド heat island 【都】
 都市部の気温が局地的に高くなる現象で,建物の密集や,アスファルト舗装,諸産業や人口集中などによる大量の人工熱,放射熱,大気汚染などが原因とされている。等温線を描くと,都市部が海に浮かぶ島のようになることから,こう呼ばれる。

ピートモス peat moss 【材】
 ミズゴケなどの植物有機物が,寒冷地の低湿地で長い年月の間堆積し,褐変腐植化したもの。ピートともいう。軽くて通気性,吸水性に富み,鉢花の栽培用土としてそのまま,あるいは他の土と混和して用いられる。酸性が強いので注意が必要。

ビバリウム vivarium 【ス・施】 
 自然動物園。生態動物園。飼育展示ケース。

ビューポイント view point 【デ】
 景観をごく自然に眺めるときの視点の位置のこと。ランドスケープアーキテクトは常にビューポイントをどこにどのように設けるかを重視して計画を行う。

ヒューマン・エンジニアリング human engineering 【他】
 人間工学。望ましい作業環境を創り出すために,人間の機能・特性を研究する学問のこと。

ヒューマンスケール human scale 【デ】
 人間的な尺度のことで,建築や外部空間などで人間が活動するのにふさわしい空間のスケール。

ヒーリング healing 【他】
 治療,回復,いやし。心をいやすこと。

ピロティー pilotis〈仏〉 【建】
 建物を支持する独立した柱が並ぶ吹きさらし空間。1階は支柱だけで2階以上を部屋として使用する。

ピンチ pinch 【植】
 「摘芯」のこと。 ピンチングともいう。

ファイトトロン faittron 【植・施】
 人工気象室ともいい,室内の温度・湿度・炭酸ガスなどの気象条件を任意に自動制御できる施設のうち,植物を対象とするものをいう。室はガラス室として自然光を用いるものと,暗室として人工光を使うものとがある。

ファサード fa6ade〈仏〉 【建】
 建築物の正面。

ファスティギアータ fastigiata 【植】
 円錐形の葉張りのない樹形をいう。 

ファミリーガーデン family garden 【ス】
 子どもが遊べるような広い芝生に,テラス,家庭菜園などがあるような庭を一般にこう呼ぶ。

フィトンチッド fitontsid〈露〉 【植】
 樹木から発散される殺菌力のある揮発性の芳香性物質。特に針葉樹に多いといわれ,森林浴の効用として認められている。旧ソ連の生態学者B.トーキンが発見。

フィニシャビリティ finishability 【工】
 粗骨材の最大寸法,細骨材率,細骨材の程度,コンステンシーによる仕上げのしやすさの程度。

フェロモン pheromone 【植・科】
 動物の体内で作られ,体外に分泌,放出され同じ種類の動物に各種刺激反応を起こさせる物質のこと。昆虫でよく知られ,性フェロモン,集合フェロモンなどがあり,環境汚染のない新しい農薬として注目されている。現在ハスモンヨトウやコナガの防除にフェロモンが利用されている。

フォーカルポイント focal point 【デ】
 ガーデンでの視界の中心になる部分で,視線がもっとも集まる見せ場のことを指す。ガーデンオブジェやシンボルツリーを配するケースが多い。

フォーマルガーデン formal garden 【ス】
 デザインに幾何学模様を取り込んだ,整形式庭園のこと。

フォーラム forum 【史】
 「一つの話題に関して出席者全員が参加して行う討論」という意味で使われる言葉だが,もともとは古代ローマの集会広場のこと。

ブッシュ bush 【植】
 灌木のこと。または丈が低く株元から枝が密生して茂った状態をいう。

プラスチシティ plasticity 【工】
 可塑性,適応性,柔軟性といった意。コンクリートなどの場合,容易に型につめることができ,型を取り去るとゆっくりとかたちを変えるが,崩れたり材料が分離したりしない性質の程度をいう。

フラワーベッド flower bed 【園】
 花壇のことで,周囲をぐるりと回れるようになっている島のような花壇は,アイランドベッドという。中心に背の高い植物を配し,どこから見ても同じように美しく植栽するのがポイント。

ブラインド blind 【植】
 分化した花芽が光線の不足などによって,その発育が悪く,完全な花にならない現象をブラインドといい,グラジオラスやアイリスなどは,栽培上,特にこの点について注意を要する。

プラグトレイ plug tray 【材】
 プラグとはクサビの意味。小さい四角錐または円錐状に整形された連結ポットのことで,ピートモスなどの用土を入れて苗を育てる。

プラン plan 【図】
 設計・デザイン用語で,設計図,平面図のこと。

ブランチカラー branch collar 【植・管】
 幹から太枝が出ている部分で,枝の下の膨らんだ部分をブランチカラーいう。「幹瘤」,「幹襟」などと訳される。アメリカのアレックス・シャイゴ博士(Dr.Alex.L.Shigo)によると,ブランチカラーの内部には枝が切られたあとの傷口を塞ぐ保護帯と養分が多く含まれ,枝おろしの際に,ブランチカラーを切り除くと,傷口がいつまで経っても塞がらず,腐朽菌が入り樹幹の中まで腐朽が進行することがあるという。したがってブランチカラーを傷つけずに残して切るのが剪定の基本となる。〔参考文献『現代の樹木医学』アレックス・シャイゴ著 日本樹木医会〕

プラントハンター plant hunter 【史】
 18〜19世紀頃,イギリスを中心とした西欧諸国において,新しい植物種を採取することを目的に,インド,中国,日本などを訪れた研究者たち。

フロリスケープ floriscape 【般・園】
 花の景。花を用いた造園・ランドスケーピングのこと。

ブールバール boulevard〈仏〉 【史・都】
 並木や植樹帯を伴った装飾性の強い大きな遊歩道のこと。起源は1680年のフランスで,当時のルイ14世が,それまでパリ市域を取り囲んでいた城壁を取り払い,跡地を整地して植樹したことにはじまる。

プレイロット play lot 【施】
 主として集合住宅に設けられる幼児のための遊び場。

プレゼンテーション presentation 【般】
 自分の考え,意思を第三者に理解させるための伝達手段,またはその行為。造園や建築では図面,スケッチ,パース,写真,模型などを用い,視覚的に説得力のある方法で行う場合が多い。

フレーム flame 【管】
 板やワラなどで周囲を囲み,上をビニールで覆い,その中で育苗したり冬の寒さから保護するのに用いる容器をいう。太陽熱を入れやすくする。

ブロッキング blocking 【管】
 育苗の後期に,株間にナイフなどで切れ目を入れて断根する作業をいう。 苗の生育を一時的に鈍らせたり,苗の根張りを良くするために行われる。

プロフィール profile 【図】
 建築等の設計用語で側面図,縦断面図,輪郭図のこと。

フローラル floral 【般】
 「花の」の意味。古代ローマ伝説の花の女神「フローラ(Flora)」に由来する。

フロントガーデン front garden 【般】
 アプローチも含む,門扉から玄関までのスペースのことで,フロントヤードともいう。表の通りから見えることが多いので,街並みの美化と家の顔的役割を果たす。

ヘッジ hedge 【施】
 英語圏の国(特にイギリス)で生垣のことをいう。イギリスの田園地帯で防風を兼ねて敷地との境界に設けられた生垣風の樹林帯を特にカントリーヘッジ(country hedge)と呼んでいる。

ベッド bed 【施】
 温室栽培で,ベンチを設けないで,直接植え込む畝をベッドまたは地床という

ペデストリアンデッキ pedestrian deck 【都】
 公共歩廊のこと。安全に快適に歩けるように立体的に処理された歩行者路で,車と歩行者を立体分離するためなどに設けられる。

ペーブメント pavement 【施】
 舗装した歩道のこと。ガーデンの中の石やレンガで舗装した道のこともペーブメントという。不ぞろいの石を張る方法をクレイジー・ペーブメントという。

ペリステュリウム peristylium 【史・ス】
 古代ローマの住宅で主庭となる回廊で囲まれた中庭形式の庭。アトリウムより広く中央に噴水や水盤が置かれていたのが特徴。

ペレニアムプランツ perennial plants 【植】
 「宿根草(多年草)」のこと。

ベンチ bench 【管・施】
 温室の中に地面から隔てて棚を設け,この上で鉢栽培あるいは枠に土を入れて栽培する方法がある。この場合の棚をベンチという。

ペントハウス penthouse 【建】
 屋上室。ビルディングの屋上塔屋。給水・換気装置などを収容する。

ポケットパーク pocket park 【ス】
 都市のなかに設けられた小公園のこと。もともとはベストポケットパーク(vest-pocket park)と呼ばれ,ベスト(チョッキ)のポケットのように小さい公園の意味である。

ボスケ bosquet〈仏〉 【施】
 「森」,「樹林」を意味する言葉で,フランス平面幾何学式庭園では,骨格をつくり平面意匠を司る樹林帯をいう。このボスケによってビスタが強調される。なお,イタリア語では"bosco",ドイツ語では"boskett"という。

ホスピタリティ・ガーデン hospitality gaeden 【般】
 「もてなしの庭」の意。

ボーダー border 【園】
 一般に,一方が壁や生垣になっている花壇のことをいう。後ろ側に背の高い植物を,手前になるほど低い植物を植えた,帯状に細長い花壇である。

ポタジェ・ガーデン potage garden〈仏〉 【園・ス】
 「ポタジェ」はフランス語で「混ぜ合わせる」という意味をもち,野菜や果物とハーブ類,草花を寄せ植えにした,フランスでは伝統的なスタイルの庭をいう。収穫する楽しさに加えて,草花の彩りと野菜のもつ独特のかたちを楽しむことができる。従来のキッチンガーデン(家庭菜園)を一歩進めたガーデンスタイルといえる。

ボタニカル・アート botanical art 【他】 
 植物を精密に描く美術作品。植物画のこと。

ポーチ porch 【建】
 建物本屋とは別の屋根を持ち,壁体から張り出している建物の入り口。玄関近くに設けられた屋根付きの車寄せ。1階のベランダ部分。

ポット pot 【材】
 鉢やつぼ等の容器をポットという。園芸上は植木鉢の意味に用い,その原料からポリポットやピートポットなどの言い方をする場合もある。

ホーティカルチュアル・セラピー horticultural therapy 【園・他】
 「園芸療法」のこと。園芸作業や草花を観賞することなどを通して,身体的,精神的な向上を図ること。1798年,アメリカの医師が庭で働くことで,精神病患者の症状が軽減されると発表したのが最初の報告例。第2次世界大戦後は,アメリカで傷痍軍人のリハビリや職業訓練に取り入れられて注目を浴びた。園芸療法の意義としては,〜隹屬魄蕕討襪海箸砲茲訐鎖静発達,地域社会との関わりによる社会的成長,A隹屬隆兢泙箟犒欹邏箸砲茲訃霑狹成長,け犒欹邏箸砲茲訖搬療発達,などがあげられる。

ボトリチス botrytis 【病】
 灰色かび病とも言う。高温多湿で発生しやすい。茎葉や花,果実に灰色のかびを生じて生育を阻害する。スミレックスやロブラールを散布して防ぐ。

ホームコロジー homecology 【建】
 homeとecologyの合成語。住まいを総合的な環境・生態系としてとらえる考え方。

ポリマルチング polymulching 【材・管】
 ポリエチレンフィルムを使ったマルチングのことをいう。普通,透明・黒色・緑色のポリエチレンが使われるが,アブラムシよけの効果をねらった銀色のものもある。

ポンド pond 【施】
 洋風の小池のこと。スイレンを浮かべたものを「リリーポンド(lily-pond)」と呼ぶ。

ボンネルフ woonelf〈蘭〉 【都】
 いわゆる「コミュニティ道路」のことで,車を徐行させる目的で街路を曲げたり屈折させたりして,あくまで歩行者優先で歩車道を一体化させた街路空間をいう。原義はオランダ語で「生活の庭」という意味。



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にわ丸